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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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考察

「やはりちびの組が勝ったな」


「ああ、誰も組む奴が居ないと思ったがフルプレートアーマーを呼んでくるとは」


「本来S級は武器も使える筈だったがソリを使われたら勝ち目が無いからな」


「あれは卑怯だ」


 俺は気になる事を聞いてみた。


「フルプレートアーマーとは誰なんですか?有名な冒険者なのですか?」


「あ?さては坊主は王都から来たな?ここだけの話だぞ。あいつは保護者リレーに負けて騎士団を追放されたんだ」


 良く分からないが…


「騎士団に居たという事ですね」


 という事は雪玉に当たったのでは無く、いつの間にか持っていた氷の剣で切り落としたのかも知れない。


「それとソリが卑怯だと言うのは?」


「俺は戦った事がある。ソリに乗ったちびに手も足も出ないで敗れたんだ」


「ソリに乗ったちびに敗れた?」


「そうだ、もう二度と戦いたくない」


 これまた良く分からないが優勝商品のソリを欲しがる理由は何となく分かった。


 俺は必ず優勝商品を手に入れる。




 子供の部に戻ると何やら騒がしいく無名の組でも勝ち上がってきたか?


 決勝戦が決まり王都学校対この街の学校で優勝を争う事になっていた。


 王都学校は優秀な子供が集まった学舎で、毎年全国から入学試験を受け厳しい関門を突破した者だけ入れるのが王都学校だ。


 だから俺達は負ける事は許されない。


 どうやら決勝戦に向けて作戦会議をしている最中のようだ。


「予選はどうだった?」


「それより決勝の相手が強いぞ。奴等の戦いを見たが一番と二番は要注意だ」


「特に一番の奴は大人の部より強いかも知れない」


「奴か?」


 S級の部のちびは大した事なかったが奴からは揺るぎ無い自信を感じる。


 もしかしたら加護の恩恵を受けているのかも知れない。


 くっくっくっ…面白くなってきたぜ。




「決勝戦だ!相手が攻めて来たら一番は俺が抑える。二番は二人で抑えて三番四番は牽制しろ」


「分かった」

「分かった」

「分かった」


「さて、どう出てくるか」


「決勝、始め!」


 相手は雪玉作りに専念しているようなので俺は雪玉を二つ作ると遊撃に出る事にした。


 一番に動きは無い、ならば三番四番を狙う。


「狙われてるぞ!」


 ひゅん!


 ばん!


 危ねぇ、普通なら届く距離じゃない

 横っ跳びしなけりゃやられていた。


 奴がいる限り…


 ひゅん!

 ひゅん!

 ひゅん!


 ばん!

 ばん!

 ばん!


「王都学校二番三番四番は退場して下さい」


 これじゃ勝ち目は無いが一矢報いてやる。


「一番!俺と勝負しろ!」


 流石に相手の有利な状態ではのって来ないなと思ったが俺の前に一番が現れやがった。


 一対一なら俺が最強だと思い知らせてやる。

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