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孤児と魔物の暮らし方  作者: 無句読


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合戦

 冬の遊びと言えば昔から雪で玉を作り相手に当てる雪当てだ。


 今日はその大会がこの街の冒険者組合訓練場で行われる事になっていた。


 例年は王都で行われているが、敵国からの防衛の為に強者をこの街に集結させる思惑があった。


 国境近くの錆びれた街で貧しい人々が生きる為に精一杯で今も貧しい事には変わりが無いが、街の人々は仕事に遊びに一生懸命だ。


 大会で子供の部、大人の部そしてS級の部がある。


 子供と大人の部はスキルや魔法が禁止されていて、もし使ってしまったら反則で負けとなるがS級の部は何でもありだ。


 但し直接相手を攻撃する事は禁止されている。


 大会の雪当ての規則は四人一組で対戦し雪玉を当てられたら退場し、全員退場させるか相手陣地にある雪の像を壊せば勝ちだ。


「ジャン!ラン!頑張って!」


 子供の部で出場したジャンとランは学校で組を作って闘う。


 僕も子供の部に出る為に教会で組を作ろうとドナとイチゴに声を掛けたが、仕事があるからと言って断られてしまい大人の部でもいいかと冒険者組合で依頼を出した。


「優勝商品は俺達のもんだ」


「いや、俺達が優勝する」


 既に組んでくれる人は居なく大人の部では子供の参加は認められていない事を知った。


 S級の部ならチョコと雪舟と鮭ノ介で出場できる。


 しかしジャンとランに練習試合をして貰ったけどソリが使えないのであっという間にやられてしまったのだ。


 其処でお父さんに頼んで漸く出場する事が出来た。


 そんな事より今は応援しなきゃ。


「頑張って!」




「こんな田舎でやる事じゃないよな」


「王都の学生が来てやったんだ少しは楽しませてくれよ」


 俺達は王都の予選を勝ち抜き大会に出場したが、正直に言えば王都で勝ち残ったという事は大会で優勝したも同じだ。


 それだけの実力差があり俺が出なくても優勝は揺るがないだろう。


 俺は予備の選手として登録されていが不測の事態が起これば呼びに来るだろう。


 S級の部の選手でも見て来るか。


 スキルや魔法が使えるS級の部は雪当てというより戦闘で、どの組も冒険者や騎士団など歴戦の猛者が集結しているな。


「おちび、そろそろ一回戦だぞ」


「はい」


 ん?ここの組は小さな子供がいるのか?


 子供の部の選手より小さいじゃないか。


 それとドワーフ?

 それにあの生き物は?

 そしてフルプレートアーマー?


 対するは王都の冒険者のようだが…


「始め!」


「先手必勝!」


 冒険者達は良く分かっていて、相手に機動力が無いと見るや速攻を仕掛け手持ちの雪玉だけで戦う。


 スキルや魔法を駆使すれば十分戦える。


 さて、どう出るかな?

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