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【白銀の黒帝:2】嫌われ者の夢は、竜騎士になる事  作者: 八木恵
1章:プロローグ
3/50

『人界』へ、って帰省。

俺とリンは、『人界』に戻った。


もちろん行き先は、魔の森のアークの家。

さっそく到着した俺とリンは、家が全体が見える所に立ち「変わらないな」という俺の言葉に頷くリンだった。 


ただ、アークが不在だったので、いつもの指定席で座りアークを待つ。

夕方近くになり、赤色の髪をした青年が姿を現す。

「アーク、ただいま」と定位置からエールを上げる俺を見て、「シュン、遅いぞ。 俺一周したぞ」といわれた。 

「アークの幼少期みのがしたぁー!」と大声でいうと、「次回の楽しみな」と言って笑うアークはやや若いがいつもと変わらない。 アークの幼少期を見たい。。 次回って何年? 何千年後だよ。


それはさておき、早速食事に、魔界の赤竜の肉を焼きながら、アークに魔界や魔界の魔術の話をする。 月日が経とうと永劫の時を生きる者たちの会話は変わらない。 変わる事のない関係だ。 


「シュン、お前また尋常じゃないくらいに魔力増えたな。 制御しても人間の所行けないな。 シュンの場合は質がさらに異常だ。 リンは加護もらったな」と言われた。

さすがアークだな。 やっぱり気付いたか。

「そうなんだよ、色々あってよ、見てくれ、堕天使見てーな黒い翼が増えたんだ。 飛べるから別にいいけどな。 リンは、小さいコウモリ型だ。 大魔王の加護だってよ」

俺は、新たに生えた黒い翼を広げて見せた。 見せたアークの顔は、いつもと変わらない。


「もう、元人間だな。 種族もなさそうだ。 シュンはシュンで、リンはリンだ。 翼も似合ってんよ」

「アークならそういうじゃねーかって思ってた。 かっこいいだろ、黒い翼」

「ああ、かっこいいね。」とそう言ったアークは俺の頭を撫でる。


いくつになってもシュンはアークにとって弟でもあり息子だ。 シュンも嬉しそうだ。 その様子を見て、リンも嬉しくなる。


「シュン、これからどうするんだ?」

「大魔王が、こっちは150年経過してるっていうから、アークの幼少期って思って帰って来ただけだ。 さすがにジルもイアン達もいねぇーしな。 特になーんも予定はねぇーな。 神獣達とこいって、魔界の任務あっから、ある程度滞在したら魔界に戻るかな」

「あははは、そういう理由で帰って来たのかよ。 この世界も見て周るのも楽しいかもな。 なんせ、魔界の魔物がはいって、魔物の生態系が少し変わったんだ。 ほとんどが、神獣達の管理にはいているがな。 竜がいて、竜が点々と住んでるみてーだ。 竜は自由な生物だから、神獣の管理下には入ってないが、当初は飛翔しなかったが、ここのマナのせいか飛翔する竜もいるんだ。 個体数は少ないけど、たまーに人間の住処荒らすみたいだ。。」


「竜、かっけーぞ。 俺も空想だと思ってたし、まじ近くで見た時は感動もんよ。」と竜の話をしながら目を輝かせて興奮すしているアーク。  。。アークが自分の頬を掻きながら言う。「って、シュンとリンはもう見てたな」

「見てるけど、魔界の竜は瘴気の影響とかで飛べねーんだって。 だからよ、飛んでる竜みてみてぇー」


飛翔している竜って、絶対かっこいいよな。 俺もみてみてぇーと、俺もアークと同じく興奮している。



それから、俺とリンはアークの家でのんびりしながら、不死鳥ブランドのワイン、エール、タバコの収穫、製造を手伝ったり、魔の森の魔物を間引きしたり、狩りにいったりなどアークとの久しぶりの生活をしていた。  もちろん、魔界のに戻り任務している。


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