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忍者の戦い

思い付きなので途中で終わります。

忍者の里の掟。


忍ばざる者永久に忍ばせる。

まがい物、忍ばせる。

弱者、忍ばず消える。




今宵、忍者の里の忍者が総動員である男を囲んでいた。

囲んでいる男の名は『松千代』。

最近、この界隈で『忍者』だと言われている男である。


「我々は忍者の里の者だ。」

「始めまして。私は松千代。農民だ。」

「知っている。が、必要ない。お前は今日死ぬのだから。」

「「「「「「「「「「…………………………」」」」」」」」」」」

代表格が一人話、他の者は沈黙で同意する。

「何故?何故私が死ななければならない?」

惚けた顔で宣う。

「惚けるな!貴様が『忍者』だと言われているのは知っているのだぞ!!!!」

「言われてるけど…何か?」

忍びに囲まれつつこの傲慢な物言い。腹が立つ。

「貴様は農民のクセに忍者を名乗り、忍ばなかった。忍者の掟に反する!真の忍術を見て死ねぃ!」


『『『『『『『『『『『分身の術』』』』』』』』』』』


闇夜の中、数十の忍者が数百に増える。

同じ顔、同じ背格好の忍者が偽者を幾重にも取り囲み、無言で睨む。

「おー…………これが分身か……。」

「ハッ!余裕のフリしおって!

貴様を一人一削ぎ、朝までかけて削ぎ殺してくれる!」

数百の忍者が刀を構える。

相変わらず偽者の態度は変わらない。


「んーーーーー………でも、この数じゃ、少ないかな?」

ん?今コイツ、何と言った?

少ない?

精鋭忍者数十人が同時に放つ分身を少ないだと?




『肉遁 肉(体)分身の術』

両腕を天に掲げると偽者はそう言った。




トントントン

両肩を誰かが叩いた。

「何だ  ッッッ!」

絶句した。

私の肩を背後から叩いたのは……否、分身含めて我々全員の肩を叩いたのは






目の前に今も動かずにいる偽者だった。

しかも、


「やぁ」

「やぁ」


背後には二人ずつ、分身含めて二人ずつの偽者が立っていた。



「何…………だと…………?」

我々全員の作った分身の倍を一人で作り上げた。

どうやって?何をした?なにより…………

「『肉遁 肉(体)分身の術』って何だよ!?」

「教えてあげよう。」「『肉遁 肉(体)分身の術』とは」「肉体を総動員して高速移動し、」「相手の目に自分の残像を見せて」「分身しているように見せる」「「ただの高速移動だ!」」

 二人の分身が答える。

「えぇい!偽者が!皆!火遁で焼き払えぃ!」


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「火遁?俺も使えるぞ!それ。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 「えぇいやかましい!貴様の似非忍術で火が起こせるかあぁ!!!!!」

 分身が消える。

 全員が印を結び、中央向けて





ゴォォォォォォォォォォォォォォウッ!





昼と間違える程の光量と共に轟炎が襲い掛かった。



『肉遁:竜巻起こし』



その場でグルグルと周回走を始め………轟炎を掻き消した。



「ナ………何ィィィィィィィィ!」

走った風圧で我々の火を掻き消す?

どんな走力だ!?

「先ず、お前達の火は消せたな。」

終わりです。

連載作品の『未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書』が終わる迄は少なくとも続編は有りません。


続きが見たい人は是非そっちも応援願います。

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