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ありきたりな異世界での日常  作者: 自動壊腹
第一章 仲間との出会い
7/10

夢物語

今回、第七話となります。

あまり本編と関係の無い事をダラダラと書いている感は否めませんが…。

少しでも楽しんでいただけると、光栄です。


んじゃ、前書きはこの辺にして、

本編どーぞ!

 これが夢だと気付くのに、そう時間は掛からなかった。


 僕と母親と父親、もういないあの二人と僕は笑顔で歓談していた。見たことの無いような笑顔で、三人仲良く手を繋いで。僕は僕達が何を喋っているのか僕は分からなかった。何故、笑っているのかさえ分からかった。きっと、幸せだったのだろう。僕の夢、僕が望んだ結末。家族三人、仲良く過ごすこと。

 けれど、僕が望んだ結末にはならない。

 僕の夢は叶わない。僕の夢は、夢の中でさえ、叶わない。

 僕達から離れていく母、暗い顔をした両親。彼等に僕は、声を掛けることが出来なかった。駄目だ、これじゃあ駄目なんだ。そう思って僕は、父に握られた右手を振りほどき、母の後を追った。これが夢だと分かっていても、現実は何も変わりはしないと分かっていても、そうせずにはいられない。


「ーーーーー!」

「………」

「ーーーーー、ーーーーー!」


 遠ざかる母の後を追いながら、何度も、何度も何度も何度も何度も、母を呼んだ。けれど母は振り向かない。喉が潰れ、足が棒になっても、僕は母を追いかけ続け、呼び続けた。けれど母は振り向かない、母には追いつかない。絶対に、追いつかない。

 距離が、心が、離れていく。


「………」


 母の姿を見失った頃、目の前に一つの扉が現れた。見覚えのある、懐かしいものだった。

 これは夢だ。

 この扉の向こうにどんな光景があるかは、大体見当はついていた。それでも、僕は扉を開けた。


「………!」


 あの日の父の書斎の光景。

 ハンガーにかけられたスーツ、整頓された本棚、机の上に乱雑に置かれた書類と出しっぱなしの筆記用具、写真立てに入れられた懐かしい家族写真、倒れた椅子、そして…


「ーーーーー!」


 天井に吊るされた、父親だったものが、そこにはあった。

 その日、僕が16歳になったその日に、父が死んだ。

 僕は、独りになった。孤独になった。

 何も無い。

 生きる希望も、自らの存在意義も、無くなった。

 憧れだった。二人のように成りたいと、そう願っていたこともあった。けれど今は分からない。

 僕の将来の夢は今はもう無い。僕の夢は、もう死んだ。


 目の前に現れた二人の大人、二組目の両親。

 僕は彼等に愛想笑いを浮かべる。顔が強張っているのが自分でも分かる。そんな僕を彼等は笑顔で迎えいれた。

 これは夢だ。


 突如として周囲の景色が移り変わる。

 交差点の信号が煌々と赤く光っている。僕は只独り、呆然と立ち尽くしている。

 何処からか響くサイレン音と僕の叫び声が混ざり合う。

 トラックと軽自動車がぶつかったまま、動かない。

 軽自動車のガラスが、バラバラに、粉々になっている。バンパーは凹みひしゃげ、タイヤはパンクしている。


「ーーーーー!」


 軽自動車は、軽自動車の前方と運転手―――二人目の父親は、もう原型を保っていなかった。

 夢だと分かっている、分かってはいる、分かってはいるんだ。

 それでも僕の心はバラバラに、粉々に砕け散った。

 あのときのように。

 あのときと、同じように。


 目の前にまた一人現れた。この流れなら、誰だか分かる。

 僕の部活の先輩。

 名前は綾女華名。

 天真爛漫、品行方正、文武両道、才色兼備。所謂、完璧超人だった。


 再び周囲の景色が変わる。やはりあのときと同じ光景。

 橋の上。僕と彼女の二人きり。

 彼女が僕に向かって何かを叫んでいる。何を言っているのかは、やはり分からない。泣き叫んで泣き喚いて、そして彼女は最後に僕に笑顔を向け、そして…


「ーーーーーッ!」


 彼女は飛び降りた。

 深い闇の中へと、落ちていった、あのときのように。

 独り取り残された僕は、ただひたすらに泣き叫んでいた。

 叫び、嘆き、喚き。

 これが夢だと分かっていても。

 それでも、そうせずにはいられなかった。


 これは夢だ。

「ーーーーー!」

 これは夢だ。

「ーーーーー!」

 これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ。

 分かっていても、僕の心は傷付く。

 心は砕け塵になって天を舞って、死んでいく。

 枯れ果てた声は闇に紛れ空に溶けて、誰にも届かない。

 僕の思いは―――僕の想いは、誰にも届かない。

 僕の願いは叶わないし報われない。

 これは夢だ、分かっている。

 所詮は、ただの夢物語だ。

 けれど、否、だからこそ、少し位は夢を見ていたかった。

 それなのに。

 世界はそれほど僕に優しくはなかった。

 何処に行っても叶わない。何処へ行っても報われない。

 僕は、何処までも無情で残酷な、『この世界』が嫌いだ。

 僕は、呪われている。

 僕は……




 僕は僕が嫌いだ。



 ―――――――――――――――――――――



「………」


 痛い。結構、痛い。

 朝の目覚めをベッドから落ちた衝撃で迎えるとは。今までは落ちても普通に寝てたのに。いつもよりベッドが高いからか?物理的にも金銭的にも。

 ……まあいいや。自分で言っておきながら、全然面白くなかった。

 にしても。

 それにしても酷い夢をみた。酷く懐かしくて、酷く虚しくて、酷く酷い夢だった。

 なんか過去回想みたいになっちゃったし……。

 あーもう、嫌なこと思い出しちゃったじゃん。

 イライラするなあ……。叫びたい気分だ、よし。


          音量注意。


「ぅぁあああああああああああああああっっっ!」


 いや、音量とか関係ないじゃん。

 はあ、もう嫌だ。僕、暗い話嫌いなんだけど。しかも、自分のこととなると、余計に嫌なんだよ。


「五月蝿いなぁ〜、何だよ〜朝からギャーギャー言って」


 出た、悪魔だ。


「ギャーギャーなんて一回も言ってねえよ、叫んだだけだろ」

「屁理屈言わないでよ〜、流石のボクも寝起きで上手いツッコミは出来ないよ〜?」

「いや、元からツッコミ上手くないじゃん」

「それな!」


 ツッコミ入れる気無いじゃんかよ、寧ろ共感してるじゃねーか。

 服装は相も変わらず白ランだった。真っ白な悪魔。

 やーい、悪魔だ悪魔だー。


「そんなに何回も悪魔って言わないでよ〜」

「でも実際、悪魔じゃねーか」

「いや、そ〜なんだけどさ。ほら、『悪魔』ってなんか悪者みたいじゃん。ボク別に悪いことはしてないのにさ……」

「僕を殺した奴が何を言う」

「………」


 論破した。まさかの一撃で。これぞ一撃必殺。

 論破された悪魔はというと……。

 完全に固まっていた。お口あんぐりだった。さながらマーライオンが如く。僕に論破されるとは思っていなかったのだろう。


「ぽっか〜ん」


 いや、『ぽっか〜ん』って…。

 そんなこと言う奴初めて見たわ。

 でも、うん、まあ、何というか。確かに嫌だよな、悪魔って連呼されるの。僕が『やい、人間』ってな具合で呼ばれてるようなもんだもんな。確かに気に食わない。

 よし、ならばこの僕がコイツに名前を付けてやろうではないか。何がいいかな……。よし、決めた、コレにしよう。


「やい悪魔」

「なんぞや人間」

「今日からお前タカシな」

「……は?」


 よし、タカシ。いい名だ。シンプルで覚えやすい。

 どうやらタカシ本人もえらく気にいったようだ。


 命名 タカシ  名付け親 僕


 おおー!良いなあ、名付け親。なんだか僕のステータスが上がった気がする。うむ、良きかな良きかな。

 これから僕はタカシと共に生きていくのだな。


「待てい」

「宜しくな、タカシ」

「待てい、待て待て待て〜い」

「どうしたんだ、タカシ。何かあったか、タカシ。相談なら、いつでも乗ってやるからな、タカシ」

「タカシを定着させようとするな〜!」


 むむ?何だ何だ、もう反抗期か。

 我が子が成長している……嬉しいものだな、全く、こんなに逞しくなりおって……。


「いや、いやいやいやいや。可笑しいでしょ、何よ我が子って。と言うか、何故タカシなのさ。タカシって名前、どっから来たのさ。何でボクがタカシなのさ……」

「なるほど、つまり『自分は何処から来たのか、何故自分は自分なのか』と。そんな哲学的なことを考えるようになったのか……、成長したなあ……」

「ボクがタカシだという前提条件で話すな〜!」


 本当、五月蝿い奴だ。もう少し静かに出来ないものだろうか。どうしたら黙ってくれるんだろう。タカシが出てくると、いつも空気感が崩れるんだよな、折角最初の方はシリアスパートだったにも関らず。

 シリアスキラーと言うか。

 シリアスクラッシャーと言うか。

 シリアススレイヤーと言うか。

 …いずれにせよ格好いい、見た目に合わず。もうこの際、コイツの名前『シリアスタカシ』で良い気がしてきた。


「ボクの名前で遊ぶな!芸名みたいじゃないか〜!」

「お前の名前なんか興味ないわ」

「じゃあ、もういいよ、悪魔で……」


 当の本人すら適当になっていた。いや、人では無いのだけれど。まさしく人でなし。やーい、人でなしー。

 ……。

 お腹減った。朝ごはん食べたい。悪魔って食べられないかなー?何か食べる前に食べられそうだが……。


「朝食の準備が完了致しました」

「………」


 部屋の隅、扉のすぐ近くに人が立っていた。こっちは本物の人間だ、と思う。恐らく、多分、人間。

 にしても、にしてもだ。

 いつからいたんだ、この人。メイド枠なのに影が薄いなんて。キャラの属性は濃いのにも関らず、然程キャラが立っていないとは。何と不憫な。

 マナさん。メイド服を身に纏い、右目にモノクルを掛けた、屋敷唯一のメイドさん。そこまでは昨日と同じ。でも……


「あれ?」


 髪型が違う、気がする。

 右サイドテールから三つ編みになっている。三つ編みを後ろに結んでいる。昨日と印象が結構違う。


「どうかなさいましたか?」

「いや、髪型、違うなって……」

「ああ、多分毎日変えていますので」

「多分?」

「髪型は毎日変えるようにはしているのですが、一々、前日がどの髪型だったかなんて覚えておりませんので。そんなことを覚える位ならば、いっそ死なれた方がマシです」

「誰がですか⁉誰が犠牲に⁉」

「それほど面倒だということですよ」


 いや、だったらもう髪型固定しろよ。それとも、何か理由があるのだろうか。まあいいや。気にしないことにした。そんなことより……

 誰に『死なれた方がマシ』なんですか⁉『死んだ方がマシ』ではなく⁉


「でもまあ、死ぬなんて御免ですよ、人間死んだら終わりですから。それならいっそ死なれた方がマシです」

「だから誰が⁉もうそれ、人間死んだら終わりとか言ってる人の台詞じゃないでしょ!」

「他人が死のうが、正直、どうだって良いんですよ。私の人生は少なくとも私さえ生きていれば、終わることなんて無いのだから……」

「言ってることはご最もだし、まあまあカッコいいとは思いますけれど、マナさん考え直して下さい、それは貴方がただ単に自己中心的なだけだ!」

「まあ、毎日髪型を変えるっていうのは嘘ですけれど」

「一番大事なところが嘘だった!」

「私の髪型は、ストレートかポニーテールかサイドテールかツインテールかお団子ヘアーか三つ編みかロールアップか寝癖です」

「種類多っ!あと寝癖を髪型の種類としては含まない!」

「嘘です、ツインテールはしません」


 もうこの人、嘘ばっかりじゃねえか……。

 信用ならねえ。


「何はともあれ」


 マナさんが話を遮った。話題変換下手だなあ、この人。


「何はともあれ、朝食の準備が完了致しました。ダイニングまで御案内致します」

「分かりました、はいはい行きますよ、行けば良いんでしょ、行けば」

「じゃあもう二度と来ないで下さい」

「行きます行きたいです行かせて下さいお願いします」


 そんなこんなで、僕達はダイニングへ向かった。

 ダイニングには、やはり昨日宜しく僕以外―――正しくは、僕とマナさん以外全員が揃っていた。


「おー、やっと来やがったか。遅ぇぞ、少年」

「申し訳ありません、私が彼と歓談していたが為に、皆様をお待たせしてしまい……」


 歓談って……。言うほど良いものでは無かったぞ。それに、マナさん一度たりとも笑っていなかったし。

 そんな事を思いながら、僕は昨日と同じ席についた。






 食事を終えた後、これもまた昨日の様に、それぞれ席を立とうとはしなかった。


「ところでよぉ……」


 話を切り出したのは茶髪のお姉さんだった。

 名前は知らない。

 でもまあ、スタイルは良い方だとは思う。艶のある茶髪、細くしなやかな四肢、大きめなシャツを身に纏っている。ラフと言わざるを得ないような格好だ。胸は―――シャツが大きいからかよく分からない。外見はそんなもんか。


「ところで少年、狩りをしたことあるか?」

「ない、です」

「だから敬語止めろっつーの。んじゃぁ、剣術やら武術やらの経験は?」

「殆ど無し」

「なるほどー、そっかそっか」


 武術は、学校の授業で少し習った程度だった。

 つまりこれは、狩りをするということなのだろうか。だから武術等の経験の確認をしたと考えれば辻褄が合う。

 まあ、生きてく上では必要な事なのだろうけれど。


「んじゃぁ、今日は私と特訓がてら狩りに行くか」


 やっぱりそうですか。うん、だろうね。


「だったら俺様も行きてェなァ」


 そう言って名乗り出たのは、ディステルだった。

 確かに、彼奴だったら何とかなりそうだが。僕を軽々と数メートル投げ飛ばせる訳だし。


「俺様含め男勢全員連れて行きゃァ、流石に足りんだろうよォ」

「なんだか、僕達も巻き添えを食らっているけれど、仕方無いね」

「……えー…面倒くさいなあ」

「良いじゃねェか用心棒だぜ。ケッケッケ、しょうが無ェさ、姐御だけじゃァ心許無ェからなァ」

「あぁん?」

「サーセン……」


 結局のところ、僕が行くのが確定というか、もうそれありきというか、前提条件として会話は進んでいた。


「新しい依頼は来てないから、まぁそんなもんか」


 依頼とは何なのかは分からない。けれども、まあ、訊く必要も無いだろう。何となくは分かるし。訊くだけ野暮だというものだ。

 探偵。

 或いはなんでも屋。

 或いは請負人。

 異世界ファンタジーで言うところのギルドや冒険者等といった、そんな類い。

 狩りもその一環か、はたまた只の食料調達か。

『規則』―――この屋敷における規律、一種法律のようなもの。

 きっと彼等はその『規則』に則り、そんなことをしているのだろう。『規則』。そのうちの一つ、『困っている者には手を差し伸べ、最善を尽くすこと』。だから彼等は人を助ける、手を差し伸べる、救い出す。でも、でももしもこの屋敷に『規則』が無ければ彼等は人を―――無関係な赤の他人でさえも助けるのだろうか。

 まあいいか、今度、詳しく訊いてみよう。

 とか言っておきながら、どうせ忘れるのだろうけれど……。






 そんな話をした後、僕達はやはり部屋には戻っていなかった。ディステルが『オメェ等、自己紹介して無ェんじゃァねェか?』という発言によって皆を呼び止めたからだった。

 という訳で、自己紹介タイム。

 最初に話し出したのは、茶髪のお姉さんだった。まあ、第一声が『自己紹介って、何言えばいいのか分からねぇなぁ……。どうすりゃぁいいんだ?』だったけれど。まあ、何はともあれ自己紹介。


「私の名前はリラだ。んー、えーっと……まぁ、よろしく」


 悩んだ挙げ句、何も無かった。

 自己紹介って何言えば良いのか確かに分からないよな、うん。

 次に話し始めたのはディステルだった。コイツは特に無し、なのでスキップ。

 ……もうこの先は適当でいいか、流石に一人一人やるのは面倒だし。

 ということで、まとめて紹介。


 イケメンで好青年のオルキス、無愛想で無関心なオレア、剣で脅してきたヴァイオレット、そしてあと一人は…


「拙者は、名乗る程の者では御座いやせん」

「お嬢、キャラ崩壊してますよ、キャラ崩壊」

「いいでしょー!一回言ってみたかったのー!」


 そう言って、ぷーっと頬を膨らませた。可愛い。

 結局、名前を教えてはくれなかった。なんでも、『ちょっとした情事がありまして……』だとか。『情事』ではなく『事情』な気がするが、まあ気にしない。取り敢えず『お嬢』と呼べば良いらしいけれど。

 という訳で、自己紹介が終わった。因みに僕はしていない。

 そんなこんなで自己紹介を終えた僕達はそれぞれの部屋へと戻っていった。






「いや、いやいやいやいや」

「あ?」


 部屋に戻ると、またしても悪魔がいた。え?何で僕、部屋に入って早々否定されてんの?


「いや、可笑しくない?何でまだ二日目の朝なの?だって七話だよ?え?進行遅くない?」

「何言ってんの?」

「え?何って、メタ発言だけど?」


 いや、『メタ発言だけど?』じゃねーよ。訳分かんねえ……。


「ところでこの後、ど〜すんの?」

「この後って?ああ、リラさん達と狩りだ」

「いやいや、そ〜ゆ〜ことじゃなくてさ。このまんま、この世界で生きていくのかってこと。正直、結構つらたんよ?」


 つらたんって…。

 しかし、その質問の答はもう決まっている。というか、迷う訳が無かった。


「大丈夫だ、心配すんなよ」

「あっそ。でも、君がそんなに命に執着しているとは思えないけれど」

「別に執着してるっつー訳じゃねえよ。ただな、折角の命だ、大切にしてえじゃんか」

「ふ〜ん、そんなもんかね〜。ボクにはよく分からないなぁ〜、その気持ち」


 実際、命に執着なんて無い。正直、こんな糞野郎は死んで仕舞えばいいとさえ思う。けれど。


 死なない。

 死にたくない。

 死ぬ訳には、いかない。

 あの約束を果たすまでは。

 たとえ、それが叶わない夢物語だったとしても。


「それでも僕は生きていかなくちゃいけないんだ」


如何だったでしょうか?

少しでも楽しんで頂けたのなら嬉しい限りです。

感想等、書いて頂けると幸いです。


んじゃ、次回お楽しみに

(読んでいる人がいるのか判りませんけれど……)

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