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ありきたりな異世界での日常  作者: 自動壊腹
閑話休題・No01
4/10

私は…

今回も短いです、ごめんなさい…

あと、改行がめさめさ多いんで、見辛いです…

今回は、正直読まなくても大丈夫なんですよね…

いや、読んで欲しいですよ、そりゃ。

まあ、取り敢えず、読んでくれている人が居るかは分からないですけど…

そんじゃ、どーぞ

 ゆらゆらと。

 水中で漂うような、そんな感覚。

 けれど、呼吸は苦しくない。

 何だか落ち着く。

 あれ?私、なんでこんな所にいるんだっけ?

 えーっと、確か…。

 えーっと、うーーーーーん…

 あぁ、思い出した。

 私、死んだんだった。

 死因は脳挫傷といったところかな。

 飛び降り自殺。

 私は、橋から飛び降りた。

 とは言っても、落ちただけなんだけれど。

 あの橋、結構な高さあるもんな。

 まあ、元々死ぬつもりであの場所に行った訳だし。

 作戦通りって訳ですよ、はい。

 まさか、あのタイミングで来るとは思わなかったけれど。

 唯一の誤算はそこだけ。

 或る人があの場に、私の最期に駆けつけた。

 私の部活の後輩。

 男の子、年齢は確か私の一歳年下の17歳。

 身長は私と殆ど同じかほんの少しだけ高い位。

 努力家で、正直者で、少し抜けてるところがあって。

 私の、自慢の後輩。

 私の憧れ。

 私の、世界で一番、好きな人。

 でも、私には資格が、無い。

 彼の隣に居る資格が、無い。

 私には、頼れる何かが、誇れる何かが、何もないから。

 というのは、きっと単なる言い訳に過ぎない。

 私は、自信がないのだ。

 資格ではなく自信が。

 彼が、私を選んでくれる自信が。

 私が、彼の隣で笑顔で胸を張って生きていける自信が。

 それなのに、彼のことが好きだと言い張っている自分に。

 そんな自分に、落胆した、失望した、絶望した。

 自分で自分を哀れんだ。

 自分で自分が嫌いになった。

 だから私は、彼を避けた。

 拒絶したのだ。

 こんな私を、醜い醜い私を、見て欲しくなかったから。

 それでも彼は、私を見てくれた。

 私と向き合ってくれた。

 嬉しかった。

 本当に、ただただ嬉しかった。

 けれど、彼を想う度に胸が締め付けられるような苦しさが。

 痛さが、辛さがあった。

 本当は彼の近くにいたい。

 もっと彼の声を聞いていたい。

 彼の体温を感じていたい。

 彼に頼られる存在になりたい。

 誰よりも彼のことを理解してあげられる人間になりたい。

 例え、私に彼の隣にいる資格が無くとも。

 だって、仕方無いじゃない。

 好きになって仕舞ったのだから。

 人を好きになるのに、理由も、資格も、権利も、必要ない。

 恋は盲目なんかじゃない。

 相手の為なら何でも出来るような気がするだけなんだ。

 ずっと、彼と出逢ってからずっと、私はそう思っていた。

 そう思っていたし、今でもそう思う。

 それでも、私は怖かった。

 幻滅されるんじゃないか、嫌われて仕舞うんじゃないかと。

 彼が本当に私のことを好いてくれているのが分かっていても。

 彼にずっと好きでいてくれることは出来ないかもしれない。

 彼が私だけを見ていてくれる自信が無い。

 ネガティブな感情がループしていく。

 彼のことを想う度に苦しくなって。

 彼の事しか考えられなくなって。

 苦しくて、辛くて、悲しくて、愛おしくて。

 無限ループだった。

 負の感情の連鎖。


 本当に自分が彼のことが好きなのか分からなくなった。

 自信が無くなった。


 気付けば、私は飛び降りていた。

 無意識に、自分の意思で、飛び降りた。

 彼とした約束。

 半ば無理矢理した最後の約束。

 彼はきっと守ってくれるだろう。

 だって、そういう人だから。

 私が好きになった人は、そういう人だから。


 ところでさ…

 結局ここ何処なのー⁉





『全く、可哀想だなぁ、君は』


 何処からか声が聞こえた。

 高くもなく、低くもない、そんな声。

 その声の主は私に話しかけてきた。


『まさしく、人生踏んだり蹴ったりって感じだね』

「………」

『自分に向けられた愛を踏み躙り、自らの感情を蹴り殺し』

「………」

『辛かったろう、苦しかったろう、悲しかったろう』

「…………」

『でも君は変えようとしなかった、変わろうとしなかった。変わることを怖がった』

「あなたは……あなたは私の何を知ってるの?」

『ん〜、全てかな?いや、全てってのは流石に言い過ぎかな?少なくとも、君よりは知ってるよ』


 嘘だ、そう思った。

 私より私のことを知っている人なんている筈がない。

 私のことは、私が一番知っている。


『ふむ、確かに君の言い分は正しいかもしれないよ。けれど、けれど君は君の全てを知っている訳じゃあないだろう?だってそうだろう、君の産まれたときの身長や体重、爪の長さまでを完璧に覚えてる?君が今まで呼吸した回数は?君が今まで食べた食糧の総重量は?体の細胞の数は?君は知らないんだよ、君のことを』

「……」


 言い返せない、言い返せる訳がない。

 だって、そんなこと、分かる訳が無いじゃない。

 というか、心読まれてない?


『でもまあ、君がどんな人生を送ってきたのかはしっている。大変だったよね〜。悲惨というか凄惨というか。同情するよ、お金はあげないけれど』

「別に…」

『ん?』

「別に、同情とか、要らない。お金も」


 要らないというか、興味がないのだ。

 有っても無くても変わらない。

 結局、私の運命は変わらない、何も、何処も。

 私は悲劇のヒロインなんかじゃない、悲しかった訳じゃない。

 ただ、ちょっとだけ運が悪かっただけなんだ。

 仕方無い。

 仕方無いんだよ。

 仕方無いじゃない。

 仕方無いって割り切るしかないんだよ、結局。


『んじゃさ、君にちょっとしたチャンスを与えようじゃないか』

「チャンス…?」

『そそ、チャンス。君、人生フルマラソンしてやり直さない?』


 ……………。


「多分、それを言うならリセットマラソンじゃないの?」

『ん?あ、あ〜あ〜それそれ、それだよ〜』


 一瞬思考が追いつかなかった。

 何で人生42.195キロなんだろうと思った…。


『但し、チャンスは1回だけだよ、どう?』


 いや、ただのリセットじゃん…。

 よもやマラソンですら無かった。


「もし、やり直すって言ったら、どうなるの?」

『人生がやり直せる、別の世界で』

「別の世界?同じ世界じゃ駄目なの?」

『え〜、他の世界の方が面白そうじゃん?』

「……」


 物凄く、適当だった。

 それでも、興味があるのは事実だ。

 やるしかないか、だったら仕方無い。


「分かったよ、やり直す。やり直してみる」

『本当?良かった〜、助かったよ、君も物分かりが良くて』


 ん?君も?

 今、君もって言った?

 それじゃあ、他にも誰か居るのか…?


『よし。んじゃ、頑張ってね〜。バイバ〜イ』


 やっぱり、終始適当だった。

 結局、誰と話していたのかも分からずに会話は終わった。

 意識が遠のき………

 未練タラタラのまんま、私は異世界へと旅立ったのだった。



 はぁ…この後、どうなっちゃうんだろう…………


どーでした?

訳わっかんねーよ、糞がァァァァ

とか思ってても言わないでください、分かってます。

いや、文才ないんですよ、堪忍ね

えー、最後に一つ、言わせてくだちい


糞でごめんなさいでしたァァァァッ!


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