隠れた真意
「先輩……傷付けるのも、大切なことなんですよ。だから選んで下さい。」
選ぶ……そんなもの俺にはできないだから。
「俺は第3の選択肢として先生を選ぶよ」
とネタを言ってみる
「それは〜いけないなぁ〜あっでも楽しいからいいよ」
本気で受け止めるなよ
「冗談ですよ」
「ひどいな〜」
と棒読みで返す
「何ですかそれ……真剣に答えてくださいよ!!」
と彩乃が怒って言った
「そうだよ。結衣真剣に答えてよ」
便乗して千尋も言った
「知ってどうする?その答えがお前ら自身をどれほど苦しめる?死にたくなる現実かもしれないんだぞ。それでも受け入れて誰かを妬むことなく生きれる自身が……死なないで生きれる自身があるのか」
かなり俺としては真剣に答えた
「それでも……それでも私達は結衣の本音を知りたいよ」
と千尋が言った
それに便乗して頷く彩乃
「大した根性だな。……俺は彼女なんて必要ない。寧ろいない方が楽だ。てか俺は元々人が嫌いなんだよ、それに友達とか彼女とかそんな部類のものが一番嫌いだ。一々何かを考えてやる事なんて煩わしんだよ。だから俺はお前らのどちらも選ばない」
千尋は驚愕の目立ったが彩乃は知っている顔をしている。しばらく沈黙をした後千尋が口を開いた。
「そっか……私は帰るね……後……何でもない」
と言って帰ろうとした
「最後まで言え。隠しても大体何が言いたいかわかる」
どうせ……言いたい事なんてあれしかないだろ
「じゃ……言うけど…私が結衣の事好きなの忘れんなよ馬鹿!!」
と言って帰っていった。
「やっぱり…先輩変わりませんね」
「はぁ何が?」
俺の考えがわかられた?
「性格です。元の先輩には戻りませんね」
そっちか焦られんな。
「あっそ、今日は帰る」
と言って俺は帰ろうとした。
「あの〜鍵、まかされてないよ〜」
忘れていた
「鍵お願いします」
「はい、確かに承りました〜」
と先生は戸締りを始めた。
それだけ頼んで俺は帰った。
本当に最近いいことが無い……しかもあいつと出会ってからだなんだあいつは……疫病神がなにかなのか?もしそうなら……俺は…取り憑かれてる。……死にたい
「ただいま」
「おかえり〜」
と以外にも普通に帰ってきた。
「今日は普通なんだな、永遠にこの普通が続けば……」
普通じゃなかった。
「おっ結衣おかえり」
なんだよこの状況……イチャ付きやがって……しゃくにさわる。
「このリア充が……砕け散れ」
ムカつくこいつら。
「もしかして、私とヒロくんの事ちょっと妬んでるの?ふふかっわいい。一緒にイチャイチャする?」
アホかこいつ。
「しねぇよ。アホが」
「おいおい、ミワにひどい事言うなよ」
知るか
「お前がこんな所でイチャ付いてるからだろ」
とだけ言って俺は部屋に戻った。
「……昔の私みたい…」
「そうか?」
それ以上俺には特に多いな事件は起きないまま校外学習と言ったリア充イベント第1段が始まってしまった。しかも俺は女2人に付いていくと言った最悪の状態だった。
「……」
口は災の元。何も言わないに越したことは無い
「ねぇ…結衣機嫌悪いの?」
何だよこの質問
「いや別に特に悪いわけじゃねぇよ。あんまりはしゃがないだけだ」
いつも通りに返した
「風羽くんってやっぱり思った通りのクールな、ドS系男子なんだね」
と千尋の友達が言った
「ドSってひどい言いがかりですね」
「えっ敬語!!」
何故か驚かれた
「そんなに驚くことですか?」
と質問した。
「えっだって普段敬語使わないから…使えないのかなって思って」
なんだこいつ
「失礼ですね。こんな人間でも敬語くらい使えますよ」
と話していると千尋が嫉妬の目を向けた
「なんだその目は」
と一応聞いておこう
「いや、別に」
女って面倒臭い
「ねぇ千尋お腹すかない?」
「そうだね。どっかで食べよっか」
俺は愛も変わらず、付いていくだけだ。
「そう言えばここら辺で有名なお店知ってのそこ行かない?ねぇ結衣どう?」
俺に振るなよ
「俺は何処でもいい」
とだけ答えた。
「じゃ決定」
と言うことで決まった。
しばらく歩きそれから更に、かなりの待ち時間があってようやく中に入れた。それからしばらくしてそれは起きた。
食事をしている時だった。いきなり大声が聞こえた。
「クソガキどこ見て歩いてんだよ!!」
それは同じ高校のやつだった。
子供は何も言えずに黙って怖がっていた。
それに母親が入って誤り出した。
「すいません」
とひたすら頭を下げる
「黙ってろクソババァ!どう責任取ってくれんだよ!!」
正直五月蝿い。まぁ俺は関係ないからほっておく。
「ちょっと、私行ってくる」
と言って千尋は走って言った。
「ちょっと、あんた誤ってんだから許してあげなさいよ」
と千尋は男の肩をつかんだその時だった。
「っせいな。ババァは引っ込んでろ!!」
と言って千尋は突き飛ばされて転んだ。
「いった」
「大丈夫?」
と言って友達がよっていった
「女の子突き飛ばすなんて最低!」
と友達さんが言った
「あぁん?黙ってろこのブス」
と露骨に傷つける言葉を飛ばした。
「……」
友達さんも黙り込んだ
「あんた……女の子に向かって……」
と言って千尋が立とうとしたところを友達さんは止めた
「いいよ」
とだけ言っていた。おそらく泣いているのだろ。
「先生呼んだ方がいいよ」
と続けた。
「おい!!ふざけんなよ、何ちくろうとかしてんだよ!!」
と大声で騒いだ。それに驚いていた身動きできない友達さん……そろそろ限界だろ……てか俺は限界が来た。うるさいすぎる。
「あ〜ぁ、良いザマだな」
「あぁん?お前今なんて言った!!」
と俺の方を見ていった。
「良いザマだなって言ったんだよ。てかお前はお前で反応してんじゃねぇよ」
と馬鹿にしてみる
「んだとゴラ!」
と言って俺のむらぐらを掴んでそういった
「誰がお前のことなんて言った?てかそれで反応するってあれだな。自分の非を認めてんだな。このガキ」
と少し笑って言ってやった。
「んだとてめぇ舐めてんのか?」
「風羽くん……ダメだよ」
と友達さんが言った
「事実ガキ一人にどんだけキレてるだよ、お前馬鹿じゃねぇの?大人気ねぇな」
更に逆上する男
「てめぇ!!」
と殴るそぶりを見せた
「どうした殴れよ。ただし俺を殴って得するのは俺だぞ」
と付け足した
「はぁ?お前マジで殴るぞ」
「だから、言ってる暇があんだったらさっさと殴れよ。すぐにでも警察に突き出してやるからさ」
と言ってやった瞬間男は少し引いた。
「チッ今回はこと程度で許してやるよ!」
あっそおかいどうでもいい
「あっそ」
となんとかその場は収まった。
それからは何もなく帰ることになった。
「以外と風羽くんって強いんですね」
と友達さんが千尋に言っていた
俺はそれを無視していた。時間通り学校について帰宅しようとした。しかし先に終わっているはずの1年の人間に止められた。
「先輩……」
何かが動き出す危険性
気をつけろ風羽結衣
次回の題名
関係の崩壊 part1