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嫌われ役  作者: 黒子狐
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嫌な出会い

R15超えるかもです

「来てくれて嬉しいです。まず今日の予定はデートですよ」

と言って俺の手を勝手に繋いできやがった。

「おい、なんだこの状況は?」

俺は不快感があった。

「いいですよね。先輩!もしかしたら、二度と出来ないかも知れませんよ」

と彩乃はいたずら顔でそう言った。

「二度としなくていいから離せ」

取り敢えずさっさと離さないと。

「嫌です。先輩」

「だから、勘違いする馬鹿が増えるからやめろ」

と言ってやった

「は〜い」

何故か彩乃の顔は企みたと喜びに満ちていた。

まぁいい仕方ないから今日位は付きやってやろう。今日限りではあるがな……それ以上は絶対に付き合わん。

「仕方ないから今日くらいは付き合ってやるよ」

何故か彩乃は顔を膨らましていた。

「仕方ないからって何ですか?先輩。ちょっと失礼ですよ。まるでアウト・オブ・眼中じゃないじゃないですか。もっと私を見てくれてもいいじゃないんですか?」

やっぱりこいつは……馬鹿だ。

「お前馬鹿か?見るわけねぇだろ。てか、アウト・オブ・眼中ってなんだよ」

何故か彩乃は驚いていた。

「アウト・オブ・眼中を知らないですか?先輩」

知らねぇよ、そもそも何なんだよアウト・オブ・眼中ってマジで何なんだよ。意味わかんねぇし。

「アウト・オブ・眼中は眼中ないって意味ですよ」

「そのままストレートに言えよ」

遠すぎじゃねぇか

「じゃ行きましょ!!」

と言って彩乃は俺の手を引いてデパートに連れてきた。俺はこの時感づいた。恐らく俺は荷物持ちだろう。

しばらく彩乃は色んな場所を見回ると俺の手に乗らないほど買い物をしやがった。

「お前は俺を殺す気か?」

「違いますよ」

そんな訳がない。殺す気じゃなければこんなに買い物をするわけがない。結局俺はあの事を彩乃に聞くことは出来なかった。いや聞かなかった。

その後も買い物を続け、挙句の果てには家にまで運ばされた。

そんな感じでなんだかんだ言っているうちに何日も過ぎた。校外学習の話が出るようになっていった。正直校外学習などといったものは俺は嫌いだ。なぜならクラスのリア充が増えて、うるさくなるからだ。男子と女子がまたキャーキャー騒ぎやがる。それが俺は嫌いだ。うるさくなる度最後は消え失せる。そんな事が普通なのに人は消えないと信じ続けやがる。だから嫌いだ。そんな事を考えながら部活に向かう。

「お〜、班員きまったか〜?」

と先生が腑抜けた声で聞いていた。

「いえ、そもそも友達とか班員とか思って合わせるなんて煩わしいので……」

と返す

「その生き方苦しくないかい?」

と小声で少し同情したように言っていた。

「やめて下さいよ。そんな顔しないでください。まるで俺が悲しいやつじゃないですか。」

本当にやめて欲しい。

「そのキャラクター演じていて辛くないかい?」

と問いかけた美散先生。

「今更辛いとかないですよ。」

そして部室に入った。すると俺より早く彩乃が来ていた。珍しく俺より早かった。それも何か辛そうな顔をしていた。敢えて俺は何も聞かないことにした。

「あっあの先輩……校外学習どこ行くんですか?」

と彩乃が問いかける。

「覚えてない」

何せ興味が無いからだ

「そうですか……私たちは大阪です。」

「あっそ」

なんだこれまた興味のきの字すらわかん。

「ですよね……」

当然な反応。

そのまま時間がどんどん過ぎ、帰宅することになった。だが何故かその暗い顔が染み付いて離れなかった。あの顔は……俺が起こした事件の時とどこか似ていた。あの苦しそうな顔がやけに染み付いた。

「ただいま」

ゆっくりと今に向かった。

「おかえり」

と変態が返した。

「ただい……ってどんな格好してんだ!!この変態!!」

家帰っていきない全裸見るとか……最悪だ……死にたい。

「お・か・え・り♡」

と変態は一気によってきた。

「ちょっお前」

ドン

そのまま俺は倒された。

上に変態がいる。それも全裸のかなりやばいやつが俺の上に……

「どけ殺すぞ」

少し殺気だった目で睨んでみる。

「あら、コワーイでも可愛い♡」

「死ね」

こいつの頭のネジがどうかしてる。

さっさと離さないと。俺が死ぬ。

「はーなーれーろー!!」

俺は顔を全力で押した。

「いーやーだー、義弟くんが私と遊んでくれるまで離れない〜」

勘弁してくれ。

「わかった、わかったから離れろ!!」

「ほんとに!!」

何故か目が輝いている。

「何して遊ぶのトランプ、ゲーム、それとも私のオススメ?」

なんだよ最後のよくな気がしねぇ。

「オススメってなんだよ」

恐る恐る聞いてみる。

「オススメは〜私の体がを好きなだけ舐めまわして、それから無理矢理犯して、中にせい……」

「ああーもうわかったから絶対にお前のオススメはしない。チェスだ」

少し悔しそうな顔をしていた。

「まぁいいよ、こう見て私チェス負けたことないから!」

と自信満々で言った。

結果……何だこのざまは……10勝0敗

余裕で勝った……

「弱すぎんだろ……」

と驚いて言った

「うぇぇぇぇん。義弟くんにいじめられたー」

何が負けたことがないだよ。弱過ぎるだろ。

「はぁ、おいおいさっきの威勢はどこやったんだよ」

と少し笑いながら言ってやった。

「うぅぅ」

かなり悔しそうだった。

そんな事をしている内に兄貴が現れ急に変なことを持ち出した。

「なぁなぁ、夏休み4人で遊びに行こうぜぇ〜」

「いいねぇ!」

「いきなり過ぎんだよ。あと4人って誰と誰と誰と誰だよ」

いきなり得意げな顔をして言い出した。

「俺と美和子とお前と彩ちゃん!!」

……なんか最後関係ないないよな……

「おい、最後の関係ないだろ」

と言ってやった。

「関係あるよ。お前の彼女だろ」

「ちげぇよ!!」

舐めているこいつは俺を舐めている。

なんだかんだと言い合って疲労がたまったのでねる事にした。

明くる日は何もなくいつも通り学校に登校し、いつも通りクラスメイトがバカ騒ぎする。それも校外学習の事ばかりだ。俺には全く興味はない。そんな時だった

「ねぇ結衣班員決まってないでしょ」

と1人の女が聞いてきた。

「俺に話しかけるって相当な物好きだな」

と言い顔を見て驚いた。

「当たり前でしょ?15年間同じなんだから」

こいつは俺の幼馴染みの当塚 千尋俺はこいつと小学から高校まで同じであった。

「お前…」

正直に驚いた。

「別に私達は結衣がいても大丈夫だから…結衣がいいなら、ねぇ?」

「えっうん、風羽君がいいなら……」

なんだこのアホども……

「まぁ問題は無い」

その日しばらく所か部活にまで千尋が付いてきやがった。

部室に入ると同時に俺は彩乃に手を引かれ、人気のない場所に連れていかれ尋ねられた。

「先輩……あの人誰ですか…?」

次回の雲いきが危険な予感

気をつけろ風羽 結衣

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