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第二話 チビデスは神様と対話した!

チビデスはいろいろ知りました!


 「ようこそ、異世界の人よ。 我が名はアルトゥール…この世界の主神にして創造神です…。」


 さて、現状を説明しよう。 今、俺の目の前のウィンドウには、原形をとどめていない位顔がボコボコなロープで簀巻きになっている自称神様が、後光を振りまきながら逆さ吊りになってしゃべっている。 …うん、めっちゃシュール。


 「ちょっ!それはヒドイな! 僕は本物の神様!自称じゃないし! この世界で一番エラーイ神様なんだよ! もっと褒め讃えてもいいじゃん!  ほらほらカモーン (」゜□゜)」」


 …うわぁ、一気に残念なチャラい人になった。 えっ?これが主神? ナイワー。


 「はっ! こんなことしている場合じゃなかった! 制限時間があるからちゃちゃと行くよ!」


 はっ!いや、制限時間て!?


 「質問は受け付けません! 説明するとですね。


・実は先日とあるサイトの小説を読みまして、僕もこういうのやろう!と思い立ちまして。


・新しい世界を作って違う世界から人を招待する事にしました!


・で選ばれたのがアナタです。


・この世界は貴方のやろうとしていたゲーム「ロボライン」をモチーフにした世界です。 冒険者になるもよし、魔王になるもよし、存分に楽しんでください!


・あっ、アナタの元の世界は時間が止まっているのでモウマンタイです! 安心だねぇ(≧ε≦)


・でも勝手にこういうことすると罰則があるんだよね~…。 神の世界は以外とシビア…。


・ちなみに時間制限を過ぎると主神である僕が爆死します。


 以上で説明終わります! ぜひゅ~ぜひゅ~…。」


 ファッ!(゜∇゜) いやいやいや、主神が爆死て!? どんだけシビアなんd―


 「あ、じかんg―


 その瞬間、目の前のウィンドウは白く染まり、


 後には砂嵐だけが残った…。





 (うぉー!神ー!)



 ありがとう、アルトゥール! 君のことは忘れない! 短い時間だったが君との会話は………うん、とにかく君のことは忘れない! そう、俺らの中で生きているんだ! 俺は…、俺はこの世界を目一杯楽しんでみるよ。

 さあ、いざ行かん! 「始まりの街」へ!



 ……、ん?なんだ、このメールアイコン?



―――――――――――


P.S. その姿wめっちゃかわいいwブハァ(´Д`)



―――――――――――


 訂正、神などイナカッタ(血涙)






―とある神域―


 白しかない世界


神がいるにふさわしいその世界で二つの人影は、浮かんでいた。


「よろしかったのですか?正直に話さなくて…。」


そう口を開いたのは、この世の者ではありえないすべての美を集束したような、金髪銀眼の女神。


「…いいんだよ…。僕らの計画には彼は関係無いからね。」


そう口にしたのは、先ほど爆発に巻き込まれたようなアフロヘアや煤汚れた姿から一変した、たくましくも優しい雰囲気を持つ、銀髪金眼の男神。


「あの世界に居れば自然と巻き込まれてしまうでしょう?」


「いやいや、アレを封印している限り、巻き込まれはしないよ。」


「私たちにできるのは封印のみ、滅ぼすことはできません。」


「いやいや、いいんだよ。僕らは彼がいる間、この世界を保たせればそれでいい。」


「しかし、力は有限ですよ。」


「いやいや、限られているなら紡ぎ続ければいい。無限という名の物語を。」


「現と幻」


「光と影」


「「彼の者に幸があらんことを。」」







「ところで話が変わるんだけどさ。」


先ほどとうって変わってなにかを楽しむかのような様子で男神は言った。


「彼のことですか?」


「うん、…スゴイかわいいよなぁアレ…。」


「…えぇ、思わず抱き締めてあげたくなるくらい…。」


「彼がどんな物語を紡ぐのか、」


「彼がどんな運命を歩むのか、」


「「非常にたのしみだ(です)。」」



その言葉を最後にそこから誰もいなくなった。

何だか凄く長くなりました。

感想待ってます。

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