表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エンドレスアビス  作者: ナギ
5/5

4

「よく眠れたかい?」

今は朝食をごちそうになってる。

俺を轢いたのが優しい人で助かった。

「おかげ様でよく眠れました」

「はは、それはよかった」

朝食のパンを口に運んでいく。

日本では見たことのないパンだな。

「そういえば自己紹介をしてなかったね。ボクはガナーズ・オルフェン、改めてよろしく」

オルフェンさんは笑顔で俺に自己紹介をする。俺は急いで口の中のパンを喉の奥に押しやり自己紹介をする。

「えっと…俺は月成龍聖っていいます。外国の方なのに日本語が上手ですね」

どこの国かは分からないが容姿や名前からして日本人ではないと断言できる。

っていうかこの人の髪の色……青色なんだけど…? 髪の色が青の外国人って初めてみた…

「…ニホンゴ? なんだいそれは?」

しかしオルフェンさんからは想定外の反応が返ってきた。

日本語を知らない? なら今喋っている言語はなんだ?

俺がそう悩んでいるとオルフェンさんが口を開いた。

「龍聖…でいいかな? 君はなんでコクマニュア草原を歩いていたんだい?」

そうだな……とりあえずそこの話をしよう。悩むのはその後でいいか。

「実はーー」

そして俺は今までの経緯を話した。


「こうして今に至るわけです」

今までの経緯をオルフェンさんに全て話した。

するとオルフェンさんが驚いていた。しかし冷静に俺に話しかける。

「では龍聖は…この世界の名前を言ってごらん」

地球……だよな…?

俺は恐る恐る質問に答える。

「……地球ですか?」

そういうとオルフェンさんは何かを確信したように俺の目をしっかり見た。

「……龍聖、落ち着いてきいてくれよ」

オルフェンさんはゆっくりと口を開いて言う。

「君は……チキュウからこの世界…ハルルに飛ばされてきたんだよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ