歩行者二章0
お久しぶりです突貫小説家の鷹崎です。当初の予定よりも大幅に遅れたことをお詫び申し上げます。
年末に派遣先の変更、新たな仕事を覚え、帰省、等年末年始とも最大に忙しくなり到底書けるような状況でした。
少し落ち着いたので少しながら書きました。
約に二か月間のブランクを立って直しながら不定期で出していきますので、楽しんでもらえれば幸いです。
何時もの習慣は怖い、出勤の時と違って走らなくても問題ないのに駆け出してしまった。
乗れなくても問題ないのに――!
ダダダダっ、と、俺と同じように階段を駆け下りてくる足音、
思わず振り向き後ろを見たら。
「一之宮⁉」
出勤の時と同じ格好の一之宮が俺と同じ、否、それよりも早い速度で駆け下りてる。
「・・・佐々木! 何故この駅に」
「お前こそなんで始発?」
電車に駆け込みながら互いに疑問をぶつける。
そして、電車が走り出す。
◇ ◇ ◇
安易な自信は捨てた。
早朝に決めた服を止め、仕事に行くときに着ていく服にして早朝の町へ飛び出した。 念には念を、始発で行けば間違いなく遅刻は無い。
変に着飾って失敗するよりも、何時もの服にして自信良く行った方が間違いない。それに相手は佐々木だ、ファッションなど気にしない筈だ。
勝気になりながら改札を抜けて、丁度プラットホームに流れ込んできた電車を見て思わず駆け出してしまい。
階段を駆け下りると、
「一之宮⁉」
先に走っている男が振り向きざま私の名前を言った・・・佐々木!
昨日と同じ服装の佐々木が先に走っている。
理解不能!
二人並んだ同時に言う。
「・・・佐々木! 何故この駅に」
「おまえこそなんで始発?」
言い合うように互いに電車に乗り込こんだ。
そして、二人乗せて電車が出発した。
こんなものでスイマセン。
年末年始とも文学界に衝撃が走ってますね、次面白い話が出るのが楽しみです。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。