【試合本編3】
第15話
夜‥、
佐助「香夜、確か。。」
夜、部屋の中、一人少し記憶を思い出す佐助。
佐助「あれは…。」
(ホテルの)ビルの外を佐助のいる部屋を窓越しに、急降下する香夜の姿。
佐助「幻か…。いや、違う。香夜は来ている。この近くに…。」
〈桜が居ない隙に、カレンのシャワー室に向かうグッパ。
カレン「誰!?」
グッパ「違う、わいは心配して…。」
また殴られるグッパ。
(次の日の朝まで顔が腫れる。)〉
塀から、星空が見える。
-翌日-
じゃん拳をしようとしたその時…。
爺
〈わしの気の操作が効かぬ…。誰じゃ。敵の気ではない。サスケは今回の武闘祭では、なるべく青稲妻を最期の持ち腐れとして封印して戦いたい(控えたい)と言っておったし、グッパか、いや違う、この凄まじい異様な気はユダじゃ。奴め、今回の試合では『パッション』を使う気だな。もはや試合ではない、死合いになりそうだな。〉
爺「いよいよ最後だな。」
勇「アンタの正体も暴く暇なく、最後まで持ち越せだな。」
爺「フン…。そなたはもう、この姿でのわしの実力を越えているかも知らん…。(精神面では、まだまだ子供じゃがな。)」
(最終試合)
-ゴエモンチームVS陣内勇チーム-
最初の試合は鉄仮面男VS爺。
爺「あいにくじゃが、わしはそなたの相手ではござらんよ。」
爺「引かせて貰おう。」
鉄仮面男「フン…、いいだろう。」
司会者「おっと、両者承諾の上、初戦からのドローとなりました。最終決戦、歴代初の初回戦い無しのドロー試合です。」
ゴエモン「キー。アイツったら、人数合わせに呼んだだけなのに、余計な事を…。」
ゴエモン「怒ったわ。審判、異議有り。」
司会者「私に言われましても。」
ゴエモン「次の試合は3対2で、こっちから3人用意させて貰うわ。」
司会者「今、チューリン武闘祭の首謀者はあなたですが、そんな勝手な事を言われても、困ります。確かに1チームから2体につき1回のみ、協力プレイ可能でやり合う事ができる規定はありますが、3体となりますと…。」
ゴエモン「口応えする気ね。いいわ、グッパさんとカレンさんが、前回の試合で協力プレイをした事は大目に見ましょう。でも、どうかしら。カレンさん、あの娘は補欠だった筈よ。補欠なら本来はあのチームの場合6名扱いとなり、6回試合であの子達の敗北となっていた筈。審判さん、それを目を瞑って見ていたわたしの面目はどうするのかしら。(まっ、それも私達と闘わせたい為に、わざとやった仕掛けなんだけどね。)」
-回想-
才蔵「今回の試合は負けてやる。だが、この世にしかない、戦国にいる俺の師範の病気を治す薬をくれる事が条件だ。」
ゴエモン「分かりました。審判にも伝えておくわ。白狐と契約を交わしなさい。」
etc.
-(その後)-
・ゴエモン「今回の活躍は(見ていて)素晴らしかったわ。佐助ちゃんとの絶妙な駆け引き(ルーティン)…。」
・ゴエモン「ねェ、わざとじゃない!?アレってわざとじゃないの!?」
顔覗く。
・才蔵〈1つデカい拳をやりたいトコだが、ここは大人の対応でガマンする。〉
・ゴエモン「白狐との契約が終わったようね。(短い間でしたが)今まで随分と働いてくれました。わたしからも手切れ金を…。」
・才蔵〈なんだその社交辞令、いかにもって感じでシャクに障る。〉
・才蔵「確かに銭は信用する。だがな、テメェみたいなクソ汚ねェオカマ野郎に払うも貰いも銭は一銭もいらねェ。介錯の師範の身を案じての今回の行動だ。負けといてやらァ!!」
・才蔵「俺は俺の道を行く。」
・ゴエモン「相変わらず寂しい男…。背中が泣いてるわよ。男気ねェ…。」
etc.
-試合-
ゴエモン「フフフ、わたしの思惑通りだわ。。ハンデとして、最初の試合は3対2でお願いするわね、審判さん。いよいよ最終決戦ね、わたし達コンパニオン(味方連中)を紹介してもらうわよ。」
司会者(審判)
「分かりました。今回は盛り上がる為の特別ルールであります。今回のゴエモンチームは7名。『ゴエモンさん』,『鉄仮面〈男〉さん』,『魔邪羅3姉妹』(叶姉妹に、グラマーな渡辺直美を足したような存在。ボンキュッボンの肉体。長女の特技は『フェロモン・ガス』。),『そして薔薇木兄弟』,そして百獣の王、『獅子王さん』の登場です。尚、薔薇木兄弟は2人で1セットとし、魔邪羅3姉妹は3人で舞台に立つ事を許されます。公平性を保つ為、先程のドロー試合は改めて,今回は5試合でのタイトル・マッチ。先に3試合勝利を収めたモノの勝ち越し優勝試合となります。優勝するのはどちらでしょうか。」
勇「おぃ、何かルール無茶苦茶じゃねェか。」
佐助「仕切り直しか。フン…。少々荒い方が面白みがある。」
爺「それに、相手が強い方がやりがいがあるわい。」
佐助「どんなにずるい事をしても勝てぬ事を、分からせてやる。」
順番は決まる。
(1~5回戦ある最終戦のみ、場外有りの時間制限付き。)
(予定では、)
1回戦はカレン&桜チームVS魔邪羅3姉妹。
〈試合後、勇の命令で、カレンはセコンド(味方の回復)役に回ってもらい、他のメンバーの手当てを行う。〉
2回戦は佐助VS薔薇木兄弟。
そして3回戦は、勇VS鉄仮面戦士。
4回戦は爺VS獅子王。
最後の5回戦は再び勇VSゴエモン。
(最終対決)
グッパとヤンは訳あって退場・辞退。(昨晩食べた飴に毒が盛ってあって、腹痛・下痢に襲われる。)
応援席に移る。
グッパ&ヤン「あの白い狐の仮面を被ったホテルのオーナーに、盛られたのか…。(まさか、アイツが…。)」(あの野郎…。)
白狐「…ホホホ。」
ゴエモン「今回は補欠ルールは無しよ。」
そして試合が始まる。
薔薇木兄弟「また会ったな、宜しく頼むぜ。」
(バラ「おぅ、小豚ちゃん、お前も一緒か、
あいにくだな、豚のホルモンが頂戴できると思ったのに…。」
会場「(笑い)…。」
グッパ「何やて!?この前は尻尾巻いて逃げたクセに…。」
バラ「尻尾があるのはお前の方だろ、小豚ちゃん(笑)」
会場「アハハ…(笑)。」
グッパ「クソーッ、オラだって!!」
勇「グッパ、挑発に乗るな。」
佐助「お前の勝てる相手ではない。」
勇「それにゴエモンにまた何言われるか分かんねェしな…。」
バラ「まぁいい。『侍』っていうのかな。
前回、催眠をかけた奴にはもう容赦はしねェ。
地球での環境にも少し馴染んだ。ラキによるプロテクトバリア機能付きだったこの鎧ともおさらばしよう、重いんでな(笑)」
バシッ…、ズドンッ…。
(脱いで捨て置く。)
バラ「後で、骨の髄まで(しゃぶって)堪能してやるから、じっくり待ってな。」
-【要約1】-
〈獅子王は以前から、バトラー相手に手で喉を掻っ切るなど、一部の酷い(惨い)ファン達の間には、「乱暴者」の定評があった。
‘無敗の帝王’
獅子王「オラッ…、立て…。」
バラ「人間相手に真剣になってやんの…。ニヤリ(笑)」〉
今試合では、佐助の竜巻攻撃(刀から編み出す『風々雷迅!!』)などが活躍する。
佐助「これが『青稲妻の佐助』だ、俺に前回催眠をかけてくれたお礼を返させて頂こう。」
〈勇「そうか…、この武闘祭のシステム、確かあさりがバトラーの思いを4Dで映し出す(反映される)って言ってたっけ。
雷を呼び起こす事も(その気になれば)簡単な訳だ。」〉
グッパ「骨を斬らせて肉を断つ。それがサスケはんのやり方や。」
〈また、奥義『雷光波』を習得し、バラに喰らわす。
バラ「くっ…、眩しい…。」)
バラ「ラキはバリア作用だけでなく、色々な敵の技を模写する‘ミラーリング’を得意とする技の持ち主なんだ。」
etc.
1回戦はカレン&桜チームの負け
〈「カレン「出でよ、麒麟…。あれ、何も出ない。前のはやっぱりのはまぐれだったのかしら。」〉
爺〈召喚は体力を消耗する、しばらくは出んだろう…。〉
桜も結界を張るが、見事に魔邪羅3姉妹に破られてしまう。
2回戦では、佐助の試合にグッパが参戦しようとする。
〈グッパ「ルールなんて関係なしや。」
佐助「待て、お前の出る幕はない。俺一人でやる。」〉
バラ「邪魔だー!!」
〈鉄腕の一撃(一降り)でグッパを吹き飛ばす。〉
上記の通り、佐助が全力を出し、青稲妻の状態となって剣技を交えて圧勝。
-【要約2】-
最初は薔薇木に圧倒される。
バラ「コイツぁ、生身の人間だ…。いいねェ…。このモロさ。」
佐助「ぐわぁー(叫)、なぁーんてな(笑)」
脚で蹴り、宙を舞った後、風で剣を取り、足に挟んでバラの舌を突っ切る。
佐助「お前も造花と同じ。ミテクレだけの‘ヘボ妖怪’という事だ。」
ラキ「兄貴、挑発に乗っては…。」
佐助「無駄な殺生はしたくない。星に帰れ。」
etc.
3回戦は勇が負ける。
鉄仮面戦士の正体は、ケインである事が分かった。
「また会ったな。」
両腕にレーザー付きの刃(ノコギリアーム(レーザー剣))を装着し、素早い動きで攻めてくる。(勇もギア・チェンジし、4(フォー)ギアで闘うが。)(両腕に変換式の武器を装備している。)
爺「危ない。あのままでは始まる前から勝負は決まっている。」
勇「のっけから本気出さねェ気かよ。」
ケイン「フン…。」
佐助「早い…。」
爺「勝負は決まったようじゃな。(本番の練習としては丁度良かろう。(細胞機や技を磨く(バージョンUP)為、)わざとパワーを抑えて負けたな。)」
〈スピード勝負の一点張り〉
ケインは腕に空気砲も装備し、それに吹き飛ばされる。
〈ケイン「心配するな。場外は外した。」〉
ケイン「こうしてエサと、表舞台で戦ってる時が、一番楽しい。」
(「積んできた経験値が違うんだよ!」)
勇、降参してしばらく眠る。
その後…。
爺「来たか…。〈わしの招いた来客が。。〉」
白い布に包まれ、男が姿を現す。
爺
「わしはこのリングから一端降りる。チェンジだ。どうだ、わしがリングを退場し、この者が勝負に負ければ、わしは辞退となり勝負の行方は貴様らに託そう。しかし、この者が勝てば勝負は延長し、わしは退場から復活する。」
ゴエモン「あははっ(手を叩く)、どこにそんな自信があるのかしら、いいわ、打って出るわ。」
ケインの相手として現れたのは、ジンであった。
ジン「俺だ…。」
ケイン「なんだコイツ、奴らの比ではない。(覇気が違う…。)」
最終的に、ジンは髪の毛を自在に操り、その髪の毛でケインの体を縛り付ける。
別格の強さ。
戦闘不能。
ケインの負けである。
ケイン「なっ!?」
爺「甘かったな。」
ゴエモン「コレは4回戦とは認めないわ。特別回(反則)よ。あなた方の勝利も認めない、こんなの許せる訳ないじゃないの。」
爺「いいだろう…、わしが次の奴を滅多刺しにしてやるわい。」
〈獅子王は、卑怯な事に、敵の士気を下げる為、リングに上がる前に華憐を弾き飛ばす。〉
〈グッパ「待て!お前はわいが…。カレンちゃんの仇!」
獅子王「弱輩者に用はない。どけっ!!」
爺「そやつの言う事も一理ある。お前達は手を出すな。わしがそやつを片付ける…。昔からの因縁でな…。」
表地が黒、裏地が赤のマントを翻す。
一同「華橋!!」
グッパ「来てくれたんや!!(感激)」
カレン「元から居たでしょ。」〉
帝国界の‘スター’。
「コール&レスポンス」が巻き起こる。
そして4回戦では華橋が本性を現す。
華橋
「リミットを解放する時が来たか…。」
ムキムキの体を見せ、焼炎術で‘百力王’のあだ名を持つ獅子王を焼き尽くす。
〈『強靭な肉体』へと変貌する。〉
-ナレート紹介-
司会者「なんと、獅子王選手の相手は、元世界チャンピオンの華橋選手!!連戦を打ち破った経験は他にはありません。」
華橋「この姿になったのは、何年ぶりかな。この為に体力を温存しておいた。
しばらくの封印を解いたから、しなるわい。」
〈武闘家の血が騒ぐ。〉
ミシッ、ミシッ…。〈体が唸る。〉
相手は、華橋と同じく『カシオペア』の男。
獅子王「この世は弱肉強食。
かつての師匠も今は老いぼれ。」
〈華橋
「手数が多いだけで力が分散されている。闇王道〈裏覇道〉を極めただけのお前は、昔と何も変わっておらぬ。そのままでは俺に勝つ事はできぬ。」
獅子王「昔と何も変わっていないだと!?
戯けた事を…。
俺は昔とは違う!!」
華橋「吠える犬程弱いと昔言った筈だ。」〉
華橋「『干支十二聖獣士』が一人、頭の獅子王、敗れたり。
『龍牙旋風拳!!!』
炎の後の風吹かしだ。」
見事、勝利。
【説明】
〈獅子王は華橋のライバルでありながら、かつての弟子でもある。〉
宿念の対決。
華橋「遥か昔からの境遇でな…、その頃の礼儀はもう忘れたようだが…。」
〈・獅子王
「邪帝・覇王」と恐れられてきた。
正統派の華橋と同じく百戦錬磨。
『覇王酎〈拳〉』などを使う。)
獅子王、別れのシーン、
獅子王「〈百戦錬磨のこの俺が…。〉
師匠…、ぐわっ…、これで…、いい(笑)。
‘天涯孤独’。」
〈獅子王拳を最期に、〉型崩れ…。死す。
華橋「わしはここで試合を放棄しよう。
あとは勇、お主に懸かっておる。」
〈「あーあ(ぁ)。(アクビ)
勇「眠ってた。爺の正体って、‘華橋’だったの?」」
桜「アンタ以外みんな知ってたわよ。鈍感ね。」
華橋「全く、お気楽な坊主じゃ。」)
(グッパ「カレンちゃん…。あの獅子野郎にブッ飛ばされとったけど、大丈夫かいな。」
カレン「大丈夫。ジンから貰った‘タリの実’で、骨は繋いだわ。」)
(今までの)
-試合結果-
×カレン&桜チーム-魔邪羅3姉妹○
○佐助-薔薇木兄弟×
×勇-ケイン○
○華橋-獅子王×
(リーチ)




