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グローバル•クロス〜紅(あか)き十字架〜総集編⚡️【最新作】  作者: エチュード植木(悠神くん)
-第Ⅰ部【前半】-

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(Part6)薔薇木(バラキ)兄弟現る。

第6話

挿絵(By みてみん)



-第6話(Part6)- 薔薇木バラキ兄弟現る。

(ここでは、登場人物それぞれの過去が、少しだけ示される)




-ストーリー-



グッパ「なんや、あの噴水の前でヴァイオリン持って座ってる女の人、雨やのに、気色悪いなぁ。」

(女の名前候補:『ロータリー』or『カトレーヌ(ユ)』)

紹介:「音楽を操る才能がある。」(ソプラノ系?)

(二の腕に薔薇のタトゥー。)


薔薇木バラキ兄弟の説明については後記-


〈バラ「地球人ちきゅうじんか…、ンヌ…。

使えそうだ。」

佐助さすけはバラ(の眼)に砂をかけ、対抗するが、その後間接的にラキの催眠にかかってしまう。)

佐助さすけは催眠にかかるとクスリとも笑わなくなる。(目が赤くなる?)〉



-翌日-


ユダとグッパの前に、薔薇木バラキ兄弟、現る。

兄は巨人(大男,約3m)、弟は小人である。(設定?)

反対でもいいかも。

兄の‘バラ’は背負った大きな鉄のアックス〈巨体に似合う「ロビンの斧」を装備〉を、弟の‘ラキ’は薔薇ばらのムチを武器としている。


※「ロバート兄弟」に扮する事がある。


口数の多い方がバラで、少ない方がラキ。

(or 針の付いた鉄球(チェーン付)・金棒が武器?)

(バラがラキをジャイアント・スイングで投げ付けて攻撃するシーンがある。)

オークの分類。


〈神話型の、冥界の掟にある合体技を仕掛けてくる。

今回は仕掛ける前にやられ、散っていく…。〉


薔薇木バラキ兄弟「先程出掛けたサスケという奴に催眠術をかけておいた。助けるには俺達を倒す事だな。冥王ユダ、お前の過去を知っているゾ。その隠れた傷痕はお前にとって呪いの証だ。お前はこの地球ほしの者ではない。」


ユダ「何を言ってやがる。」


バトルが始まる。


-数時間前-


カレン「佐助さすけユダとグッパ寝てるから、昼食買いに行こうよ。暇だし。」


佐助さすけ「そうだな。」


2人で会話しながら、歩く。


佐助さすけ「また昔の夢を見たんだ。その時代、俺は才蔵さいぞうという類友と共にさむらい忍者をやっていた。」


カレン「忍者にんじゃなんて、カッコ良いじゃん。あたしは、テコンドーと芭蕉扇ばしょうせんがなかったら、何も出来ないんだよ。ユダやサスケは色んな術を持ってて、カッコ良いと思うよ。」


佐助さすけ「分からない…。」


カレン「ホラ、‘変身へんしん’みたいなモン、できるじゃん。」(‘変身へんしん’?を羨ましむカレン。)


だが行き先の途中、カレンは佐助さすけを見失う。


カレン「佐助さすけ!?」


佐助さすけに詰め寄るのは、昨日のヴァイオリン女(ロータリー?)であった。


(ヴァイオリン)女「私、組織に追われてるの、助けて。」


眼を見ると、瞳に引き込まれ、催眠状態にされる。


ヴァイオリン女(ロータリー?)「カレンを…、カレンを殺せ…。殺せ…。」


佐助さすけ「承知シタ…。」


カレン「佐助さすけ!こんな所に…。(あら…、逆ナンの邪魔したかしら。)」


佐助さすけ「すまなかった、待たせたな。」


その頃、モニターを見る白狐しろぎつね


白狐しろぎつね

「おやおや佐助さすけさんも大変な目に合ってるようですね。そして、首の後ろに取り付けた〈衛星えいせい型〉盗撮とうさつチップにも気付いてないようですね。まだまだ楽しませてもらいますよ…、オホホ。(笑)」


ゴエモン「キー、3姉妹はともかくとして、孔雀クジャク蛇倉ジャクラを倒すなんて、許せないわ。」


そして、催眠術にかかった佐助さすけがカレンに近付く。


佐助さすけ「カレン、見ていたのか。」


カレン「ごめん…。ちょっとだけね。(笑)」


佐助さすけ「俺にはあんなおんな必要ない、お前だけが必要なんだ…。」

(壁ドン)


カレン「何を言い出すの。」


顔が赤くなる。


佐助さすけユダやグッパとおどけている時の表情なんて要らない。その赤らめた本質だけを俺は愛したい。お前を抱かせてくれ、それがダメなら…、殺すまでだァー!!!」(「男は皆、獣だ。」)

佐助さすけ「抱きたい…、殺りたい…。」

(狂気に満ちた表情。)


カレン「キャー。」

逃げるカレン。〈防衛ぼうえい戦〉

〈後に佐助さすけ催眠さいみんけたあかつきに、カレンから‘あんな事やこんな事’と批難ひなんされ、グッパにイジられる。〉


そして同時に、ユダとグッパは薔薇木バラキ兄弟と闘っていた。


巨人きょじんのバラと小人こびとのラキ-


ラキ「イッヒッヒ(笑)、今頃、連れの女は変テコな忍者にんじゃ侍に殺されつつあるゾ。」


ユダ「クソ、巨人きょじんのバリアで炎が効かねェ…。」


バラ「(俺達は冥界めいかい使者ししゃ…。)お前の出生しゅっせいを教えてやろう。お前は『のろわれしユダ』なのだ。そのひたいきずがそれを物語っている。」



ユダの出生(の秘密)について、語り出す。~


バラ「呪われし(運命の)ユダ、そうお前は冥王めいおうハデスとつきひめセイレーンのあいだに産まれた。

つきにとって冥王めいおうとはかげ、すなわち裏側うらがわ

産まれてはいけない存在とされたお前は、(牢屋に閉じ込められ、)我々を率いるデルモン様(『ドラゴン☆ボール』のピラフのような容姿)に殺される予定だった。

だが、額を焼いた次の瞬間、パッション(覚醒)が起き、お前は殺されずに済んだ。

それを見兼ねた冥王めいおうが、最期さいごにお前を守り、くれないの十字架によって17年間お前の力を封印して、自分の命と引き換えにこの地球ほしにお前を送ったんだ。

その後、自らの身を封印するに至った。

〈※冥王めいおうは、デルモンによって、一度殺されたとの説も〉

〈今、赤子あかごの頃にお世話になった十字架が再び必要になる周期に入ったという事は、亡き冥王の代わりに、お前が新たな冥王ギルガメッシュとして選ばれたという訳だ。

我らと共に闘おうぞ。〉

しかしまさかこの星でも‘ユダ’と呼ばれているとはな。奇遇きぐうだ。」


※「冥王めいおうハデス」は、別作品「聖闘士星矢」の

ソレとはことなる。


etc.



ユダ「このひたいきずが…。」


バラ「そう、そのきずこそ今となっては冥王ギルガメッシュあかし…。

デルモン様から与えられた勲章くんしょうとでも呼ぼうか。。

ユダ…、いやユダさまと呼ぼう。

お前こそ、新たな後継者こうけいしゃにふさわしい。


我らと共に、冥界めいかい重鎮じゅうちん達を呼び寄せ、暗黒あんこく世紀の新たな王の誕生を祝杯しゅくはいしようではないか。」

※ここで初めて『冥界めいおう大覚醒』という用語が出てくるが、結論から言えば、第Ⅲ部に進むまではさして重要ではない。


【この事をコッソリ聞いていた華橋かきょうが、ユダとカレンがむすばれぬ運命さだめである事をさとり、引き離すようになる。

カレンはユダとは対極の星‘天王てんのう星’で生まれた。〈天上てんじょう人なのだ。〉】

〈回想:華憐は『月姫つきひめむすめ』として竹藪たけやぶである(小太りの)男から華橋かきょうの元へと預かられた。〉


ユダ「確かにこのクソ世紀末においては、義理の親父の言葉を借りれば、‘世洗い’してェと思った事が何度もあるし、それ程憎いからオレはテロリストになった。

それきっかけで興味があったから旅も始めた。


今は中途半端でコントロールできないが、オレに起こった『大覚醒パッション』も冥界めいかいの力によるモノの一種(一部)だろうよ。


だがな、オレはテロリスト『ユダ』や、冥王『ユダ』である以前に、陣内誠まことの長男、『陣内勇いさむ』なんだ。

この旅だってオレ1人じゃない、カレンやサスケ、グッパと協力して、友情や支えで成り立ってきたんだ。」〈※勇「オレの親父おやじは1人しかいねェー。本当の親父おやじのように接してくれた。」〉


薔薇木バラキ兄弟は十字架に触れようとするが、十字架の念力が強く、跳ね返されてしまう。十字架は簡単には肉体から外れない。〉


バラ「フン、友情や支えなど冥王めいおうらしくない。その様子だと簡単にはパッションが起きないようだな。デルモン様の指図さしず通り、今お前を殺るには丁度良い。一度死ねば分かる。〈冥王めいおうと言えど、所詮は地球暮らしの人間。人間なんてモノはモロい…。〉」


グッパ「ユダはん、アイツらのかくはラキの方や。バラを狙っても、かえされるだけや。」


バラ「その紋章もんしょう、フン…、面白おもしろい。お前もこの地球ほしの人間ではないな。『あお魔導師まどうし』のマーク(印)だ。」


グッパ「何を言うてるんか、さっぱり分からん。」


(バラ「小ブタちゃんよ、威勢が良いね。き肉にしてやろうか、ホルモン、いや‘バラ’もいいねェ…。なんちて(笑)。」)

(バラ「先に言っておこう。お前の右手はラキが防いだ。」

グッパ「甘いな、わいは左利きや。」

バラ「なにっ!?」)

グッパ「バラが技を使う瞬間とき、ラキにすきが出来る。その瞬間ときを狙うんや。」


グッパ「今や。」

ユダ「水流波!!!(ハイドロ・スピン・クラッシュ!!(回転))」

(ちなみに、「ハイドロ・スピン」は、FFEXの技。)

右脚からの攻撃。

ラキをやる。(スプリンクラー)


ラキ「ウァァ…。目が…。」

グッパ「バケモンめっ、見たか。ほな、行くで~。」

バラ「何すんだ!ブタのホルモン野郎(怒)。」


グッパ「今や、バリアがなくなった隙に、『グッパ聖流拳せいりゅうけん!!!』&お前には、『風牙爽々ふうがそうそう!!』地獄奥義じごくおうぎ抹殺まっさつショットや。」

(折れた「ロビの斧」の切れ端〈木の棒の部分〉をバラの口に詰めた後、攻撃。)

バラとラキ(両者)への攻撃を加える。

ラキ「兄者あにじゃーーー!!」


最後の留めに、ユダが右脚にエナジーを溜めて,缶を蹴り、ラキをやる。『全力溜め蹴り!!!』


バラ「クソ…、今回はこれぐらいにしといてやる。次はないと思え。(フン、そして仲間とやらとせいぜい殺し合うがいい…。)〈とりあえず一旦、解散かいさんだ。〉」


消える。



一方、佐助の催眠は取れていなかった。〈薔薇木バラキ兄弟「フン…、まだ1匹(佐助の事)残っているとも知らずに…。」〉

【佐助は、〈薔薇木バラキ兄弟に〉時限刀じげんとうぬすまれ、一時傘で戦う事に!?】

(勇が取り返す。)


グッパ「サスケっちとカレンちゃんの元に…。」


ユダ「おぅ。」


合流する。


ユダ「サスケ、やめろ。お前は催眠さいみんにかかっているだけで…。」

佐助さいみんユダか。すまん…、待たせたな。頭がクラクラ…。」

ユダ「大丈夫か…。」

佐助「その手に持つ刀〈時限刀じげんとう〉をとりあえずかえしてもらおうか。」

佐助さすけ「フン…。(微笑)」


佐助さすけ「フフッ(笑)、催眠さいみんだと。。

これが俺のありのままの姿だ。」


ユダ「お前、正気か!?」


佐助さすけの眼が赤く光る。

(血走る。)


刀を振り上げる。

佐助さすけ「お前とは勝敗が着いた事がなかったな。ここで勝負しろ。でなきゃ、この女の命はない。」


ユダ「こっちも決着をつけたくてウズウズしてたんだ。丁度いい。」


ユダ「おうよ、お前がその気なら、こっちもその気で行くゼ。」


グッパ「カレンちゃん、コレは男同士の勝負や。このテリトリーに入ったらアカン。」


カレン「そんな…。」


ユダ「今日はあいにくだが、晴れてきたようだ。今じゃ、青稲妻あおなずまは呼べねェだろ。」


佐助さすけ「あいにく返しで悪いが、雨など必要ない。なぜなら…。」


曇りくも雷鳴らいめいが一箇所に留まる。


佐助さすけ「雨と雷はこうして、呼べるからだぁー。」

死闘しとうが始まる。


ユダ「こっちも本気マジで行くぜ。さっき俺の生い立ちを聞いてな、魔界まかいだか冥界めいかいだか知らねェが、今なら分かる気がするんだ。『あかき十字架よ、今こそ俺の天命てんめいに宿る邪悪じゃあくな炎よ、開け!!

クロス・ファイアーブラスト!!!』」(勇もまた、覚醒〈パッション〉し、対抗する。)


佐助さすけがボディを防御するが、服が焼きちぎれる。


佐助さすけ「面白い、いい眼だ。こちらからの反撃と行こう。『浮空うくう術・雷鳴らいめいと交えて、天無外気爽殺剣てんむがいきそうさつけん!!!かみなりの炎』」


ユダ「ウォーターがえし!!!」


感電かんでんする2人。


カレン「もう、やめて。」


グッパ「カレンちゃん。」


カレン「死んじゃうよ。」


グッパ「あの2人の眼を見てみ、片方は催眠さいみんが効きながらの赤い眼をした青稲妻あおなづま佐助さすけや。もう片方はパッション(覚醒)でデビル化してもうたユダはん。どっちかがかたを付けるまでこの死闘は終わらんのや。わいらの出る幕やない。」


カレン「そんな…。」


ユダ「何んでだろ…。面白いゼ。(口の周りの血を拭きながら、)あの時と違って今は覚醒を操れる感覚だ。だがよ、俺の体は悲鳴を上げている。早めに片を付けねェとな。」


佐助さすけ「それはこちらも同じ事よ。お互い8割方は死んでいる。残り2割でどれくらいできるかだ。」


ユダ「デス・マッチだ。」

ユダ「俺の中のサタンよ、燃え尽くせ(上がれ)。」


声「やめろォ。」


華橋かきょうが現れる。


華橋かきょうのカンフー術によって佐助さすけの催眠と翻弄されたユダの覚醒は解け、ページは終わる。


佐助「二度催眠にかかってしまったか…。情けない。」


佐助「一思いにやってくれ。」


勇、殴る。


ユダ「バッキャロー(バカ野郎)、お前が居なくなったら、オレ達は困るんだよ。」


華橋かきょう「こやつら(お前達)…、無茶をしおって。到着が遅いからたまやんのデーターを辿って来たらこの様だ。恐らく2人とも記憶はないだろう。初めましてだが、止めなかったグッパ、お前にも責任はある。」


華橋かきょう「あの女性にも催眠がかかっているようだな。

ハァー。」

ヴァイオリン女に気功きこうを送る。


ユダ、カレンにビンタを喰らう。

カレン「人でなし!心配したんだから…。(涙)」


カレン「2人の手当てあては私に任せて。」


グッパ「わい(オラ)もして欲しいな…。」


女の意識が戻る。

(説明:スパイとして活躍中、レナとも関わりがあった。)


女「私は元々連邦に仕えていた人間。黒幕のゴエモンが連邦を牛耳ってるように見えるけど実際は逆。秘書の白狐ホワイト・フォックスが裏で操っているの。(その素顔を見た者は誰もいない。)私は組織に追われていて逃亡中の身。あなた達と関わった事で、また命を狙われるわ。ごめんだけど(悪いけど)、早々にこの町を〈別の町へ移住して〉出るわ。ユダさん、連邦を、ゴエモンから、そして白狐ホワイト・フォックスから救ってやってね。お願い。」


ユダ「分かった。約束しよう。(連邦とは敵対していたが、そうも言ってらんねェな、牛耳っているゴエモンや白狐しろぎつねをやるしかねェ。)」


-次の日-

〈朝、佐助さすけは訳あって皆と別れ、一人旅に出ようとするが、戻ってくる。〉


華橋かきょう「偶然にもゴエモン、いや白狐しろぎつねか、の研究所(基地)がある島とわしの別荘がある島が近い事が分かった。

俺と空浮クー、そしてサスケは別荘に行って再び『飛行術(?)』の(中級)修業に入る。

お前次第でまだまだ「滞空たいくう時間及び飛距離ひきょり」が伸びる筈だ。

そしてヤン、(それから)ユダ、グッパ、華憐の4人は直接研究所に向かってもらう。

森の隣接りんせつした中に建物があり、その経由ルートに乗り物は存在しない。

遠回りしたとしてもたまやんでデータを解析し、直接佐助さすけを向かわそう。(合流)」


華橋「では、行くぞ。」


一同は舟に乗る。


挿絵(By みてみん)

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