白月の進化と転職
はい、とういうことで、まだ主人公が進化と転職をしていないのにそのテイムモンスターの白月が先に進化と転職します。主人公はもう少ししたら進化と転職させますよ。まぁ多分イベント前には進化と転職するかな。予定としてはだけどね。
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《戦闘に勝利しました》
《剣術のレベルが上がりました。lv6→8》
《心眼のレベルが上がりました。lv8→9》
《魔力操作のレベルが上がりました。lv15→16》
《無魔法のレベルが上がりました。lv7→8》
《白月の種族lvが上がりました。lv8→10》
《白月の種族lvが規定値に達しました。進化が可能です》
《進化の操作は主:ダイキがしてください》
《白月の職業lvが上がりました。lv8→10》
《白月の職業lvが規定値に達しました。転職が可能です》
《転職の操作は主:ダイキが操作してください》
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現在時刻23:30...か。ギリギリ、今日でlv10を達成できたな。そして、やはり進化か。楽しみだな。俺も早く進化しないとlv10からいつまでたっても上がらないな。まぁおいおいかな。
「お疲れ様。白月」
「は、はい。ありがとうございます」
「にしてもさすがだな白月。2回目からはすぐに対応してすぐに取り巻きどもも相手しても問題ないようになってたしな」
「そ、そうですか?」
「無意識だったのか。まぁどうでもいいが」
「どうでもいいですか...」
「まぁそんなことより、白月がlv10になってしまって進化をしないとそれ以上lvが上がらないんだよ」
「そうなのですか。なら進化してください」
「いいのか?その姿に何か思い入れないのか?」
「ないですね。思い出は私の記憶にありますし、心にもあります。ですので問題ないです」
「そうか。わかった。じゃあするぞ」
「はい」
俺はそう言って操作を開始した。
「まずは種族の進化だな」
「はい、わかりました」
選択肢は結構あった。
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・白銀賢狼
白銀の狼が多数の魔法、多種族の言語を理解し、喋ることを可能にした賢い狼。魔法への親和性が高い。
・白銀大狼
白銀の狼が成人した姿。白銀狼より体が大きくなり速度も上がる。魔力の総量も上がる。
・白銀人狼
白銀狼が人間のようになりたい、誰かの役に立ちたいと強く思った時に出現する特殊な種族。
・白銀賢人狼
白銀狼が人間のようになりたい、そして誰かの役に立ちたいと強く思った時に出現する特殊な種族。そしてとても賢い種族。
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「ほぉ。なかなか面白いものばかりだな」
「そ、そうですね」
「ん?どうした?」
「い、いえ。ちょっと、いや結構恥ずかしい説明があって...」
「あぁ、この誰かの役に立ちたいと強く思った時に出現する特殊な種族ってやつか?」
「は、はい。ちょっと恥ずかしいです」
「そうか、俺はこの説明文読んで嬉しくなったぞ。それほどに俺を思ってくれてるのかって思ってね」
「そ、そうですか」
「で?どれを選ぶ?」
「え?私が選んでいいんですか?」
「ああ、いいぞ。というか、これからも白月の自由にしてくれてもいいんだぞ」
「そ、そうですか。ありがとうございます」
「ん。じゃあ選んでね」
「はい。では...この白銀賢人狼ってやつでお願いします」
「わかった。じゃあっと」
シャーディーside
「ん?ほぅ。なるほど。面白そうな種族を選んだな」
「ん?どうしたの?シャーディー」
「レイブか。いやね?白銀狼の子供をテイムしたプレイヤーが進化先を選択したんだけど、それが普通では絶対に出てこない種族でね。ちょっと気になっただけ」
「ふ〜ん。ん?のこ白銀賢人狼ってやつ?」
「そうそう。そいつの出現条件はその白銀狼の子供の親愛パロメーターがMAXにならないと出現しない超レアな種族」
「ええ?逆にそれどうやって出現させたの?」
「どうやら生まれた直後の騒動のせいらしいね」
「騒動?」
「おう。え〜っと一人のプレイヤーがチートコマンドで不正入手した超強力な毒薬で暴れまわっていたプレイヤーがいただろう?」
「おう、いたな。ジークのせいでちょっとした綻びから侵入されたせいで盗られたアイテムだな」
「ああ。それのせいで狼王が殺された時にダイキ...ああその特殊な種族を出したプレイヤー名な。そいつがそのチーターをPKして、狼王に盟友として認められ、おそらくそのせいで親愛度がMAXになったんだろうな」
「なるほどね。確かにそりゃ好きにもなるな」
「確かにそうだな。じゃあ別に修正はいらんな。むしろこれからも引き続き観察した方がいいかもな」
「いや、それはただ自分がサボりたいだけだろ。他の人つけるわ」
「はぁ!?なぜだ!最初に目をつけたのは俺だぞ!」
「いやいや、それをいうなら源大牙を最初に目をつけたのは俺だぞ。なのにお前はちょくちょく観察してるだろう」
「ゲッ!なぜそれを知っている!」
「なぜ知らないと思ったのかな?俺とお前の領域はすぐ隣なのに」
「いやいや、神々の領域には一応結界があるだろう。なのになぜ知っている」
「うん?いやね、気がついたら領域の結界に風穴が空いていてな」
「いや。いやいやいや、それって絶対お前が空けただろ!何してくれてんだお前!その結界張るのめっちゃ疲れんだぞ!」
「知らないよ。ってかあれ?なんの話してたんだっけ?」
「ああ?そりゃお前...あれ?なんだっけ?まぁどうでもいいや。お前、後で領域の結界張りなおしとけよ」
「いやだ」
「なんで!?お前が風穴あけたんだからお前が直せよ!なんで俺がやんなきゃいけないんだよ!」
「ああ?そりゃお前の領域だからだよ。自分の領域なら自分でなんとかしろよ」
「はぁ!?ふざけんなよ!この際だから言っとくがな!お前はいつもいつも...」
この話はまた今度by作者
ダイキside
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《白月の進化先を白銀賢人狼に決定しますか?》
《yes/no》
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「Yesっと」
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《進化を開始します》
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「ワオォォォン!!!」
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《進化完了》
《モンスター名:白月の種族:白銀狼から種族:白銀賢人狼に進化しました》
《白月は新たにスキルの取得と既存スキルの進化が行えます》
《増やせるスキルは一つ。進化できるスキルは二つです》
《操作は主:ダイキがしてください》
《白月は称号:ユニークモンスターを取得》
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「無事に進化できたみたいだな。白月」
「はい、ありがとうございます。お父様」
「ん?確か種族は白銀賢人狼だよな?」
「はい、そうですよ」
「どこらへんが人狼なんだ?見た目は少し大きくなったぐらいしか変わらんが」
「はい、どうやら取得可能のスキルに人化が追加されました」
「なるほどな。さて、どうやら白月は新たにスキルを一つ手に入れられるようだが、どうする?」
「はい、じゃあ先ほども申した人化をお願いします」
「わかった。だが、人化したら裸でるのか?もし裸あったらとりあえず服を手に入れるまで白月は狼状態でいることになるけど」
「はい、おそらく問題はないかと」
「なるほどね。じゃあ人化に決定。で、進化させるスキルがどうする?」
「それはまた後で。まずは人化を試しましょう。もしかしたら人化も進化の対象かもしれません」
「なるほどね。じゃあそうするか」
「はい!」
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《白月は新たにスキル:人化を取得しました》
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「よし、じゃあ使ってみてくれ。白月」
「はい。わかりました」
そういうとすぐに変化が訪れた。白月がまばゆい光に包まれた。しかし、それもすぐに治った。光が消えたそこには白銀の髪と空色の瞳を持つ美少女がいた。
「ふむ。どうやら無事に人化できたようだな。白月。」
「はい。それにお父様の懸念であった服も問題ないようです」
「だな。さて...と、どうやらビンゴだ、白月。人化も進化可能のようだ」
「そうですか、それは嬉しいですね。このままでは狼状態に戻ることはできないようです」
「なるほど。あくまでも人化...狼になることはできないようだな。じゃ一つ目の進化は人化でいいか?」
「はい。問題ありません。それで、もう一つの進化は風魔法でお願いします」
「わかった。じゃあっと」
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《白月のスキル:人化がスキル:人狼化に進化しました》
《白月のスキル:風魔法がスキル:暴風魔法に進化しました》
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「よし、これで狼にも人にもその間の人狼にもなれるようになったな」
「はい。嬉しいです!」
「そうかそうか。それは良かったな。じゃあこのまま転職もするか」
「そうですね。何がありますか?」
「いや、テイムモンスターの職業は種族と同じなんだ」
「そ、そうなのですか。それでは転職しましょう」
「おう、別に恥ずべきことではないぞ、白月。間違いは誰にでもあることだ。それにもっと恥ずべきことは同じ間違いを二度三度繰り返すことだ。気をつけるように」
「はい、わかりました」
「よし、じゃあ転職しよう」
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《白月の職業:白銀狼が職業:白銀賢人狼に転職しました》
《白月は新たにスキルを取得可能です。取得可能なスキルは一つだけです》
《操作は主:ダイキが行なってください》
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「ふむ。どうやらもう一個スキルを取得できるらしいな。何にする?」
「それでは...あの、大変失礼なことだと思っているんですが、私に剣術...というよりお父様が使うその武器の使い方を教えてもらえないでしょうか?」
白月が上目遣いで聞いてきた。可愛い。
「まぁ別にいいが」
「やったー!」
嬉しそうに飛び跳ねる白月。かわいい。
「じゃあ二つ目のスキルは刀術な」
「刀術...お父様が使っていらっしゃるその武器の名前は刀というのですね。面白いですね」
「ああ、この武器は極東で主に使われている武器だ。この刀はこの国の剣のように力で押しながら切るのではなく速さで切る...まぁ簡単にいうと剣は力で、刀は技術できる感じだ」
「なるほど。つまり、お父様みたいに扱うには相当の努力が必要なんですね」
「そういうこった。まぁ頑張れよ」
「はい!」
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《白月は新たにスキル:刀術を取得しました》
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ほぉ?どうやらテイムモンスターの持つスキルにはlvが存在しないために十字切りなどの武技が使えないようだな。まぁそこは気練流の技術があれば問題ないだろう。
「さて、まずは白月の武器である刀を作ろうか」
「はい、宜しくお願いします。お父様」
さ〜て、どんなの作ろうかな〜っと。フレンドコール?誰からだ?
「もしもし?」
『おう、ダイキ。俺だ、源大牙だ』
「源大牙か。てか、お前の名前言いにくいな。源さんでいい?」
『まぁいいがよ』
「サンキュ。で?どんな要件で電話を?」
『いやよ、そろそろダンジョンの作成期限が迫ってるじゃん』
「おう。そうだな。それで?」
『いや、ちょっとさっきな、俺のキャラメイク担当してくれた女神サマに聞いてよ、二人で一つのダンジョン作るのはどうだって聞いたんだよ』
「ふむ、なるほどな。俺に電話してきたことを察するに許可が出た感じか」
『おう。それで今から合流してダンジョン作らないかって聞くためにフレンドコールした』
「なるほどね。じゃあ合流するか。お前今どこにいるん?」
『今は北の深緑の草原だ。そっちは?』
「こっちは東の静寂の草原だ。すぐ近くだな」
『なるほど。じゃあこっちからそっち行くから何か時間潰して待っててくれや』
「オーケー。じゃあボスの周回でもしてるからボスエリアまで来てくれや」
『また面倒なことを...まぁいいが。じゃ、また後でな』
「おう。また後で」
フレンドコールが切れた。
「白。さっきの会話、聞いたか?」
「ええ、聞きましたよ」
「じゃあ源さん来るまで周回して進化した体を慣れさせておこうか」
「はい。わかりました。お父様」
「あとは白月の刀もだな。できれば白月のは金属製がいいよなぁ」
「なぜです?お父様も使用している骨でも私は問題ないですよ?」
「いやいや、骨じゃ打撃攻撃に極端に弱い。それに、白月は動く骸骨の俺より筋力が多いんだから金属にして攻撃力を上げた方がいいだろう。それに、骨より金属の方が防御力も違うしな」
「なるほど。わかりました」
今回は白月だけとは言わないけどほとんどは白月のステータス変化が多かったね。はぁ。また書くのか。
ダイキ:剣術lv6→8 心眼lv8→9 魔力操作lv15→16 無魔法lv7→8
白月:種族:白銀狼→種族:白銀賢人狼 職業:白銀狼→職業:白銀賢人狼 風魔法→暴風魔法new 人化new→人狼化new 刀術new
称号:ユニークモンスターnew白月