フィールドに出て魔物を狩ってみよう
二話目です。基本的にたくさん書きだめしておいて、投稿予約をかけておきます。YouTubeで同じみの撮り溜めみたいなものです。とりあえず10話ぐらいまでは毎日更新です。その後は不定期です。
次の日、起きたら家事などを大雑把にやって、さっさとログインする。目が覚めるとそこは昨日ツキノワさんに訓練をつけてもらった広場だった。軽く周りを見渡すと、そこには大量の動かない骨があった。少しぞっとして、《鑑定》を使ってみると、
《魔骨》
スケルトンなどの骨系の魔物の体。この魔骨はもともととあるスケルトンのものだったが、そのスケルトンはもういない。
だった。これはスケルトンの体だったのか。そして最後のもういないという一文。おそらく人間が討伐したせいだろう。俺は静かに両手を合わせたあと、フィールドへと向かう。ちなみにスケルトンの初期リスポーン地点は洞窟の中だった。しかも結構広めの洞窟だった。そして、ログインしたタイミングがよかったのか、外は夜だった。この世界は現実時間の約3倍。イベントなどには5倍まで引きあがるとか。どっかの偉い人はそこが人の限界だって言ってた。まあ余談はこれくらいにして、外にフィールドは草原だった。名前は《静寂の草原》だ。そのまんまだな。まあどうでもいいが。さて、軽くそこらへんの魔物と戦ってみるか。...と思い、歩き出したのがついさっきで早速獲物を見つけた。見た目は角が生えた兎だった。とりあえずは《鑑定》だな。
《一角兎》《レベル:?》《スキル:突撃、??、??》
《鑑定のレベルが上がりました》
一角兎ね、レベル見えないけどきっと《鑑定》のレベルが足りないか、種族のレベルが足りないのか、その両方か。そしてちゃっかり《鑑定》のレベルが上がってるし。まぁいいか、とりあえず初期装備の棒で一突き。すると、相手のHPが半分くらい削れた。そして、一角兎は逃げ出した。......えぇ。逃げ出すの?
その後、新しく一角兎を見つけ、改めて《鑑定》した結果が
《一角兎》《レベル:2》《スキル:突撃、??、逃走》
だった。これはつまり、《逃走》の効果だな、面倒な。さて、とりあえず一角兎以外を見つけないとな。確か掲示板の情報では《静寂の草原》では一角兎の他にも、《突進猪》がいるらしい。まずは猪狩りだな。ちなみに経験値効率は兎の方がいいらし。なぜだ、体積や大きさを考えると猪の方が多そうだけど、兎は倒すの面倒だからかな。まあいいけど。さて、猪はいるかな?と思い、少し意識を集中させると
《スキル:索敵を取得しました》
とでた。どうやらこの世界には二つのスキルの取得の仕方があるらしい。一つ目がSPを使って取得する方法。二つ目がさっきみたいに行動で取得する方法もある。ただし、後者はそんなに人気がない。掲示板じゃ『SP使った方が早いし、楽』らしい。俺はこれもいいと思うけどな。さて、話がそれたが、早速取得した《索敵》を使ってみた。すると、脳内に3Dのように視界が映し出された。それによるとこの右方向に猪が一匹いるらしい。そいつ狩るか。
さて、さっきのところから少し進んできたが、猪を発見した。しかし、なんか大きくね?本来の猪は全長2mぐらいと書いてあったけどあいつはどうみても5m以上はある。まぁ冷静になれ。まずは《鑑定》だ。話はそれからだ。
《突撃母猪》《レベル:?1》《スキル:重突撃、悪路疾走、???、???、威圧》
まじか、絶対に今戦う相手じゃないな。逃げよう。足音を立てないように、気配を消して、ゆっくり、そっとり......。
ふぅ、ここまでくれば安心か。にしても途中であるスキルを取得してからは楽だったなそのスキルはこちら。
《忍び歩き》
発動中は他者、または魔物に足音が聞かれにくくなる。レベル×1分間効果がある。
《隠密》
気配を消して移動するスキル。発動中は他者、または魔物に見つかりにくくなる。レベル×1分間の効果がある。
とまぁこんな感じで取得してからはとても楽に移動できた。けど、さっき取得したこの二つのスキルがあれば兎を奇襲して狩れるんじゃないか?思いついたら即実行!まずは《索敵》見つけたら《忍び歩き》《隠密》で近づいて、後ろから後頭部めがけて一気に振り下ろす!ゴシャッ!って音とともに後頭部が潰れ兎のHPを0にした。
《種族レベルが1上がりました。SPを1獲得します》
《職業レベルが1上がりました。SPを1獲得します》
《棒術のレベルが上がりました》
《言語学のレベルが上がりました》
《スキル:奇襲を取得しました》
《スキル:忍び歩き、並びに隠密、並びに奇襲がスキル:暗殺術へと統合されました。忍び歩き、隠密、奇襲は取得スキルから削除されます》
色々一気に起こりすぎじゃね?とりあえず一つずつ確認していこう。まず種族と職業のレベルが一個ずつ上がったな。あとは《棒術》と《言語学》が上がって、新しくスキルを取得したと思ったらいきなり消えたけどまあ消えたものは仕方ないから新しいのだけ確認しておこう。
《暗殺術》
一般的な暗殺者が扱う術。忍ことや奇襲をする時に自身のステータスを大幅に上昇させる。
えぇ。俺このキャラ暗殺者にするつもりないんだけど。まぁいいか。そろそろ日が昇り始めそうだからさっさと洞窟に帰ろう。
読んでいただきありがとうございます。次は翌日の同じ時間に投稿されるはずです。
あとレベルアップしたら現在のダイキのステータスというかスキル構成みたいなのを書きます。
《名前:ダイキ》《種族Lv1》《職業Lv1》《スキル:鑑定Lv1、棒術Lv1、考古学Lv0、言語学Lv1、錬金術LV0、暗殺術Lv0、索敵Lv1、暗視LV1、状態異常無効、光属性脆弱Lv10、打撃属性脆弱Lv10》
いつになったら錬金術とか考古学とかのレベル上げできるかなぁ?