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VRMMOで骸骨になって気ままに遊びます  作者: マサロキ
仲間を探しに森の中へ!
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現実世界 鬼の稽古(弥生のみ)

今回は基本的会話文が多いです。

 適当に弦月と雑談しながら道場の入り口に向かう。今日の稽古は俺じゃなくて弦月に頼もうと思ってるんだが...弦月って格闘術の師範代だから、剣術や刀術にそんな詳しくないんだよねぇ。どうしようかなぁ?


「なぁ弦月。お前って格闘術の師範代だよな?」

「何当たり前のこと聞いてんだよぉ。第一、お前だろ?俺を格闘術の師範代に誘ったのは。なんで誘ったお前が覚えていないんだよ」

「いや、覚えているが...弦月は格闘術の師範代だから、翁...いや、ルークがメインで使う剣術や、光がメインに使うメイスとか教えられないだろ?どうやって稽古をつけるつもりだ?」

「いやぁ他の師範代達に、翁たちに稽古つけるって話したらよぉ、他の師範代たちも稽古つけたいっていうんだよぉ。どうしようか?師範?」

「なるほど...まぁ別にいいかな?で、お前は何するんだ?あいつらの中で格闘術をメインに据いて戦うやつなんて1人もいないだろう?」

「俺ぁまぁ弥生の地獄の稽古をつけてやる。ちょっとバカにされて癪に触ったからなぁ」

「それは...まぁ死なない程度だったら問題ないが...まぁそれは煽った弥生の責任(せい)だから問題ないか」


そうこうしているうちに、道場の入り口に到着した。


「あ!大地さん、今日もよろしくお願いします!」

「よろしくお願いします」

「よろしくね。おにぃ」

「よろしく!」

「よろしくお願いします!」

「よろしくね。まぁ今回稽古をつけるのは俺じゃないけどね」

「そうなんですか?じゃあ一体誰が..うわっ!」


茜がそこまで口にすると、突然翁に抱きついてくる人がいた。


「久しぶりね。茜。元気してた?」

「ね、姉さん!いつの間に!」

「佐藤クンも久しぶりね。中学の入学式以来かしら?」

「そうですね。お久しぶりです。雪恵さん。雪恵さんはなぜ道場に?」

「なぜって?決まってるじゃない。私がここで、弓術の師範代をしているからよ」

「ええっ!知らなかったんだけど姉さん!」

「そりゃ言ってないもの。それで知ってたら逆にびっくりするわ」

「けど、いつから師範代になったんですか?」

「最初からよ。雪子に紹介されて、そこで才能を見出してくれたのよ」

「最初からって...確か、気練流って、五年前からあったんでしょ?その時からなの?」

「そうよ?って、もう五年かぁ。長かったような短かったような」

「なるほどねぇ。あ、もしかして、姉さん以外の知り合いも師範代やってんの?」

「ええ、やってるわよ。例えば...そうね、春香ちゃんと静ちゃんのお兄さんも師範代をやっているわ」

「え?それってもしかして」

「あき兄ぃのこと?」

「そうそう。あの人も最初から師範代だった人よ」

「そうだったの」

「全然知らなかった」

「他にもいるの?」

「いるわよ。そうねぇ。あ!咲ちゃんのお兄さんもやってるわよ」

「え?てことは...西垣兄さん!?」

「そうそう。あの人は投擲術を担当しているわ。それと、晃さんは刀術を担当しているから、短剣をよく使う春香ちゃんは聞いてみるといいかもね?」

「そう...わかった。聞いてみる」

「ふふふ...いい子ね。さて、残りは...ああ、いるわね。清水さんよ」

「え?」

「ふふふ...清水(しみず) 唄栄(うたえ)さん。光ちゃん。あなたのお姉さんよ」

「え!?あの物静かなお姉さんが!一体なんの師範代なんですか?」

「ふふふ...それはね?薙刀術よ。薙刀はとても扱いが難しくて、才能はあってもうまく使えない人がたくさんだったらしいのよ。その時に現れたのが唄栄さん。師範代の中でも最年少よ」

「そんな...師範代やってたこと全然知らなかった」


 話長いなぁ。なんかいつのまにか師範代が誰かの話までしてるし...まぁいいか。けど、そろそろ止めないと面倒なことになりそうだなぁ。仕方ない、面倒だが止めるか。


「はいはいそこまで。それ以上続けていると、稽古の時間なくなるぞ」

「「「「「「はっ!」」」」」」」

「やっとか。さて、それじゃあそれぞれ稽古をつけてくれる師範代を言うぞ。まず翁と春香。お前らは晃...刀術の師範代のところへいけ。あと春香は西垣のところにも行ったほうがいいな。さて、次に茜と光、静。お前らは...そうだな。棒術と棍術の師範代のところへいけ。あと茜は盾術の師範代のところもだな。そいつらは少々癖があるが...まぁ問題ないだろう。さて、お前ら、早速それぞれの師範代のところへ迎え」

「え?あの〜?弦月さん?私は呼ばれていないんですが...」

「ん?お前は俺が見てやる。よかったなぁ、一対一で稽古をつけるなんてほとんどないんだぜ?」

「な、なぜ私だけ?」

「ほぅ?心当たりがないと?お前は昨日のことも忘れるのか?まぁいい。安心しろ。お前のレベルにあった地獄の稽古だ」

「ぴっ!?」

「安心しろ。死ぬことはねぇ。ただ...」

「た、ただ...?」

「死にたくなるだけだ」

「いやだぁぁぁぁぁぁぁ!」

「オラッ!無駄な抵抗はやめてさっさとこい!」


 弥生が悲鳴をあげながら弦月にズルズルと引きずられて行った。まぁ自業自得だな。さて、自主練でもしようっと。

さて、今回は身内に師範代とか言うバケモノがたくさんいると知った翁くんたちでした。ちなみに、気練流の誕生で清水の娘の名前が記載していなかったのは、今回のためなんですよねぇ。まぁ嘘なんですが。思いっきり忘れてただけですね。

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