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VRMMOで骸骨になって気ままに遊びます  作者: マサロキ
仲間を探しに森の中へ!
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現実世界 2回目

現実世界の2回目です。次回はゲームと現実両方を書きます。

「よし、だいたい全員の実力はわかった。が、お前ら、基本的にスキルの補正や武技に頼っているだろう?」

俺がそう質問すると、全員が頷く。弥生も。

「いや、弥生は頷いたらダメだろう。なぜ武術をやっているのにスキルの補正に頼りきっているんだ」

「いや、だってスキルの補正が楽だから、めんどくさくなっちゃって」

「お前がそういうなら別にいいが、あまりスキルの補正ばかりに頼っていると現実の腕が鈍るぞ。補正はあくまでも補正であって自分で動いているわけでわないからな。てかもうすでに腕が鈍って来てるぞ」

俺がそう忠告すると、弥生はショックを受けたような顔をしていた。まぁどうでもいいが。

「さて、お前らのしばらくの練習メニューを発表する」

「練習メニュー?」

「そうだ。お前らは弥生以外は基礎ができていな。本来なら、基礎練習から始めるのだが、そんな時間はない。なので、さっさと技術をあげる為に特別にメニューを組んだ」

「なるほど。それで、どんなメニューなんですか?」

「そうだな。まずは6対1の乱取、その後1体1の対戦。それだけだ」

俺がメニューをいうと、全員が不思議そうな顔をしている。

「あの、なぜそのメニューなのですか?」

「そうだな。お前らは技術が欲しい、しかし、全てを教える時間はない。どうやったら手っ取り早く技術をあげられるのか。それは強者との戦闘だ。強者は肉体的な力ではなく、技術もある。その強者と戦って、強者の技術を吸収する。これが手っ取り早く技術を得る方法だ」

「あの〜?その強者って誰のことですか?」

「決まっているだろう。俺だ」

「「「「「「え〜?」」」」」」

「なぜ声を揃えて疑問を得ているんだ?」

「だって、師範は確かに強いですけど、なんか」

「強者感がない」

「強そうに見えない」

「申し訳ないけど、強者には見えないですね」

なぜ強者に見えないのだろう?結構鍛錬は続けているし、警察の剣術の顧問として呼ばれることもある。大統領の護衛もしたことがあるし、世界大戦でも結構暴れた記憶もある。なぜ強者に見えないのだろう?

「まぁみんなの言いたいことはわかった。ならば、実際に6対1をやってみよう。1対1は俺が勝ったんだからな」

「まぁそういうなら、やってみましょう」

「絶対負けない」

()っていい?」

「それはさすがにダメだよ」

「では、やりましょう」

「やった!師範とまた戦える!」

と、全員がやる気だ。約1名()る気だが。

「よし、では全員竹刀を構えろ。俺はハンデで剣技は使わないでおいてやる」

「言ったね?師範。剣技使わないなんてなめてるよね?」

「絶対()る」

「手伝う」

「それはさすがに油断しすぎでしょう」

「私たちの連携を見せてあげるよ」

「じゃあ、よろしくお願いします」

うーん。なんか()る気が2人に増えたな。まぁどうでもいいが。

「さて、本気でこいよ?試合開始!」

俺が開始の合図をかけると、弥生と佐藤君が突っ込んでくる。

「先手必勝だよ!気練流剣術《ワダツミ》!」

「僕も行こう」

いきなりワダツミか。まぁ問題はないな。


フゥゥーーーーーーーー    ダッ!!


バシィ!!


「...え?」

「弥生脱落。さっさと壁際にいけ」

「あ...はい」

弥生が壁際に向かったのを尻目に、再び構えて、宣言する。

「さぁ、行くぞ?ガキども。くるなら本気でこい」

そういうと、佐藤くん...いや、翁たちはそれぞれ竹刀を構えた。


五分後...


「さて、これで俺が強者だって理解したか?」

「「「「「「はい、よくわかりました」」」」」」

そういう翁たちは、全員が道場の床に寝っ転がっていた。まぁ、結構激しい運動をしたからな。

「さて、じゃあさっき発表した練習メニューでやるから、今日はもう帰っていいぞ」

「「「「「「はい」」」」」」

「あと、帰る前にシャワーを浴びていけ。結構汗かいただろう?あと、帰るときに今日使った竹刀はそのまま持ってけ」

「「「「「「え?なぜ?」」」」」」

「そりゃ、明日も使うんだから、少しでも早くに手に馴染むようにしとかないと、勝てる戦いも勝てなくなるぞ」

「なるほど。わかりました。シャワーを浴びて、竹刀を持って帰ります」

「やったー。シャワーだ」

「やったね。結構汗かいたもんね」

「シャワー浴びれるなんていい道場だね」

「そう?うちでは稽古のあとにシャワーを浴びるのは普通よ」

「そんなことより、翁くんも一緒に入る?」

「いや、僕はあとで入るよ。ゆっくり入っておいで」

「安心しろ。きちんと男湯と女湯で別れている。なんの問題もない。ちなみに、男湯と女湯は結構離れてるから、覗きなどはできんぞ」

「は、はい。わかっています」

「わかってるなら、別にいいが。さっさとシャワーを浴びて帰れよ。俺はもう少し鍛錬してから入るから、帰っててもいいぞ。男湯は、その扉から出て左、女湯は右だ。ほら、さっさと行った行った」

俺がそういうと、翁が左に、他全員が右に行った。

「さて、奴らが行ったから、少し鍛錬してからログインしますか」

今回もスキルなどはなしです。レベルアップしてないんでね。さて、次回は、前書きでも書いたけど、現実世界とゲームの両方が入ってるはずです。もし入ってなかったら、きっとそれは作者がめんどくさくなったか、思ったより長くなって、分けたかのどちらかです。

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