表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで骸骨になって気ままに遊びます  作者: マサロキ
仲間を探しに森の中へ!
16/39

現実世界 1回目

今回は初めての現実世界の話です。まぁ、勇者パーティーとダイキが出会うだけですね。まぁ面識を持ってるのはダイキだけですが。

勇者side

 


 あのスケルトンに負けた次の日。今日は月曜日だから、学校がある。いつも通り、寝坊もせずに、登校した。いつも通りに授業を受けて、昼休みになり、中庭の1つのエリアに6人が集合した。


「さて、昨日は残念だったね」

「そうですね。あの魔物は強敵でしたね」

「うん。あいつは普通の魔物ではない気がする」

「静が正解ですね。あの魔物はプレイヤーでした」

ヒカリがそういうと、ヒカリ以外の全員が驚いた。なんか違うと、普通の魔物ではないと感じてはいたけど、まさかプレイヤーだったなんて。

「鑑定をしてみた結果は、プレイヤーネームは《ダイキ》というらしいです。残念ながら、知り合いに少し聞いても、このプレイヤーは見たことが無いそうです」

「まじかぁ〜。あいつ、プレイヤーだったのか。まぁ、気練流なんてマイナーな流派を使ってるやつだからな。しかも、聞いたの人間サイドのプレイヤーだろ。あいつは思いっきり魔物だった。だから、普通に聞いたことが無いのは仕方ねぇよ。けど、次あったら、絶対に私が勝つ!」

「意気込んでいるとこ悪いけど、しばらくはレベル上げに集中をしたいんだ」

僕がこういうと、みんなはなぜかと聞いてくる。

「それは、実はさっき、ホームページが更新されていて、イベントが開催予定らしい」

そういうとみんなはスマホを取り出して各々がホームページにアクセスし始めた。僕も改めて見よう。

 ホームページには、でかでかとイベントの開催の告知が書いてある。まだ内容までは書かれていないが、おそらく戦闘が発生するイベントだろう。前回はPVP大会だったけど、同時に生産者の大会もあった。だから、多分戦闘がメインのイベントじゃ無いかな?

「佐藤さんがレベル上げに集中したい理由もわかりましたけど、負けっぱなしなのはさすがに嫌ですわ」

「わかっている。それはさすがに僕もいやだ。だから、次のイベントと準備期間でレベルを上げて、再挑戦するんだ」

「なるほど。それなら私はそれで問題はございませんわ」

「私も問題ないわよ」

「私も」

「僕も」

「私も」

「そうね。それでいきましょう」

「よし、では我々聖焔(せいか)(つるぎ)は、しばらく攻略ペースを下げて、レベル上げをメインに行う」

「「「「「了解」」」」」

 さて、これでレベルを上げて、絶対にリベンジしてやるからな!

「あ、じゃあさ、みんなのプレイヤースキルもついでにあげようよ」

「どうやって?」

「私が通っている道場に行こう!いつでも自主練で来ていいって言われてて、みんなで行けばついでに教えてもらえるかもしれない!」

「なるほど、それはいいな。みんな。今日の放課後の予定はどうなっているかな?」

「私は問題ありませんわ」

「僕も」

「私も」

「私もね」

「じゃあ決まり!今日の放課後、校門前に集合して、道場に行こう1」

「「「「「おー!」」」」」


大地side


「で、6人でうちの道場に来たと」

「そう。にしても、まさかあの双子の兄だったなんて。驚いたわよ」

「そう」

「私たちも驚いた」

「まぁそりゃ教えてなかったからな。俺が道場を開いているのは。さて、そんなどうでもいいことは置いといて、そのスケルトンに勝ちたいから、うちの道場で訓練をしたいと。そういうことか?」

「はい。そうですね。訓練をしてくれますか?」

「そうだな...本来はだめなんだが、まぁいいだろう。しかし、俺は厳しいぞ?ついてこれるか?」

「はい。それはすでに覚悟を決めていますので、大丈夫です」

「そうか。なら、技術を教えよう。まずは、それぞれの戦闘スタイルの確認だ。全員、竹刀を持て。木刀でもいいぞ」

「「「「「え?」」」」」

「はーい」

俺がそう声をかけると、弥生だけ返事をして、壁にかかっている竹刀を取りに行った。他の佐藤君、白雲さん、清水さん、あとは妹たちは全員惚けている。

「おーい。なに惚けてるんだ?さっさと竹刀か木刀を取りに行ってこい」

その声で5人は気がつき、急いで壁際の竹刀が置いてある場所まで走って行った。

「持って来たよ、師範」

そういって戻って来たのは弥生。あのルーシィと呼ばれていた少女だ。やっぱりこいつだったか。うちの道場で二刀流なのはこいつしかいないからな。

「よし、では構えろ。本気でこい」

そういうと俺は木刀を構えた。

「いいの?本気で行って。気練流使ってもいいんでしょう?」

そう言いながら竹刀を二本構える弥生。まぁ一撃入れられればいい方だろう。

「よし、お前ら!少し離れてろ!」

そう声をかけると、すでに竹刀を取って来ていた5人が壁際に離れて行った。さて。

「これで準備は整った。さぁ、本気でこい!」

「もちろん!憂さ晴らしと八つ当たり含めて本気で行くから、覚悟しといとよね!」

そういうと、弥生は竹刀を握る手に力を入れた。

「いくよ〜!気練流剣術《ワダツミ》!」

「来い。気練流剣術|《失墜》」

水流を纏うふた振りの竹刀と、鈍くひかる木刀がぶつかり合った。

今回は現実世界の会話だけです。次回も現実世界での会話になります。さて、弥生対大地の戦いは、どちらが勝ったのでしょう?ちなみに、勇者パーティーと戦うぐらいしか、今のところ死神流や剣聖流、首刈流が登場する可能性がないです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ