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拡張現実(VR)少女  作者: 翠川 水月
ep.1
1/14

春風との出会い



彼女の名前は景頭 季杵、16歳の高校二年生

彼女はモニターに向かいキーボードを叩き続ける


...黙然とエンターキーを打つ

現在、家でパソコンゲームをして遊んでいる...

事の経緯を説明すると 遡ること三年前...


~三年前~

勢いよく廊下を走る

「季杵~!一緒に帰ろ~!!」

「あっ!見春! オッケーちょっと待ってて!」


彼女の名前は風谷 見春、中学二年生

この後...あんな事が起こるとはこの時は未だ知る由もない


「お待たせ!帰ろ!」

「うん!あ、そうそう!知ってる? 三丁目の角にお店が出来たらしいよ!」

「え、知らない...帰りに寄ろうよ!」

「良いね~!それ!!」

.....


「ここだよ!Chocolat」

名前的にケーキ屋だろうか

「んー...と ...これにしよ!」

店頭のガラスを見て商品を選ぶ

選んだのはこの店の人気を誇る『モンブラン イチゴ添え』だった


その事件が起きたのはその帰りだった

「合計で1,960円になります」

xxxICoo(これ)でお願いします」


「はい、ありがとうございました」

と店員が挨拶をする


「美味しそうだよね~!」

「うん!つい買っちゃった~」

雨音が鳴り響く中、二人はまるで凛と咲く花のように明るく帰っていく


「...え?」景頭が何かに気付く


その時...車音が鳴る...

そう、車だ

「見春 危ない!!!」

急ブレーキを踏む...

雨の中 タイヤは滑る ブレーキは遅かった…


「見春!!!!!」

景頭は大声で泣き崩れた

即死だった…


~現在~

ピコンッ

「ん?」何かの通知音だ

景頭はそれを開こうとダブルクリックをした


(機械の中)

「ドウモ、私 春風トモウシマス

通常ハ、ヴァーチャルリアリティ 通称 VRヲ掛ケテ会話ヲシマス」


「...VR...?」

「ソレデス」

背後のベッドを見ると眼鏡?機械が置いてある

「...これを掛けるの?」

「ハイ」


恐る恐る掛ける

と今度は目前から


「どうも~、春風で~す!」

「え...見春?!」

外見もルックスも似てる

ただ髪、目色等がピンク一色だ


「違いますよ~

そうだけど...」(ボソッ)

「ん?何か言った?」

「い、いえ...」

周りを見渡す

勿論、VRなので家の中でしか行動出来ない

VR(そこ)って何なの?家具があるけど...?」

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