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異世界の冒険の果てに。〜ハーレムは当たり前!果てに至るは天帝〜  作者: 白銀
異世界の冒険の旅立ち(ジェルゴ王国篇)
70/88

64話 女達の戦い?

評価ありがとうございます(*^_^*)


拙いですがこれからも宜しくお願いします

 

 ヒサが名付けた櫻彌サクヤ白婀ハクアは未だ素っ裸で自分の変化に驚き呆然として、ヒサも二人の変化に驚いていたが、冷静になり二人の裸を隠す物をインベントリから出した。


 ヒサは後ろからさり気なく櫻彌と白婀に毛布をサッと掛け二人が落ち着くまで少し離れ、今まで黙って見ていた、シルフィ達を見た。


 シルフィ達は何か納得がいかない様な顔をしており、何故かヒサは悪い予感がした。


 ヒサが悪い予感している時、黙って見ていたシルフィは緋里に不満を言った。


「ねぇ。緋里さん。何か私達の予想が当たりすぎるので無いですか?」


「同感ですね。シルフィさん。久二郎様は優しいのは良いのですが、これからも同じ様な事があると、増えて私達わたくしたちはかなり久二郎様との時間が減りますね。」


「そうですわね。なるべく、いいえ、必ず最小限にヒサ様に纏わり付く女性を減らさなければなりませんわ!」


「了承です。ウサちゃん、ワカちゃん、蒼守、雷薇、皆さん、久二郎様が女性を助ける前に私達で何とかしましょう」


「はいぴょん!「はいにゃ!「はいですわ!」」」


 ウサミとワカバとシルフィが勢いよく了承し、


『『はい!』』


 蒼守と雷薇も了承した。


 シルフィと緋里が中心になって女達の決断(理沙は除く)話をしている時、関わる事を危険とみたヒサは、未だに落ち着かない櫻彌と白婀に声をかけた。


「な、なぁ。櫻彌、白婀、お前ら普段の姿には戻れるのか?」


「「え?」」


 未だ吃驚したままの二人は我にかえり、自分の体を見た。


「な、何よこの体!に、人間?尻尾?獣人?あ、貴方何したのよ!」


「あ、貴方って?俺の名前はヒサだ。言い忘れてたな。うーん。人化は俺の力のせい?なの……かな?」


「はぁ?何訳分からない事言ってるの?貴方!いえヒサ!何してくれてんのよ!」


「ん〜。お前らに名前を付けた。かな?てか櫻彌。」


「な、何よ」


 ヒサに名前を呼ばれ櫻彌は少し顔を赤らめながらも、少し反抗的に言葉を返す。


「お前、ユニコーンに戻れないのか?」


「え?戻れるの?えっと。あっ、戻れそう」


 とヒサが櫻彌にユニコーンに戻れるか聞くと櫻櫻はユニコーンの姿に戻って一人安心していた。


 ヒサは櫻彌を確認して白婀を見ると何やら考えており、


「戻ったな。ん?白婀は戻らないのか?」


「そうですね。えい!」


 ヒサが白婀にペガサスに戻らないか聞くと、白婀はヒサに全裸のままいきなり抱き着いた。


 白婀は毛布を被っているだけで、白婀は裸のままでヒサに抱き付き、色んな所がヒサに接触していて、白婀はかなりのお胸さんで、シルフィよりもでかく、ヒサのあれはかなりやばかった。何がとは言わないでおこう。


 それを見たシルフィ達は目の色変えてヒサに迫り白婀を引き離しに来た。


「ちょ、ちょっと貴女何してるのですか?!離れるのですわ!」


 真っ先にシルフィが白婀を引き離しに来たが、白婀はガッチリとヒサの首を抱き締め中々離れない。


 そして緋里も加わり、白婀を引き離そうとするが、逆に白婀のお胸さんがヒサの顔を埋める。


「むぉー!い、息が・・・!」


 それ見たシルフィが更に怒り引き離そうとするが、


「ちょっと貴女の駄肉をヒサ様に擦り付けないで下さいですわ!」


「ふっ。無い者には言われたくないですよ!ヒサ様気持ちいいですよね?」


「むぐぅ〜〜〜!」


 白婀が更にヒサに押し付けた為に、ヒサは喋ることが出来ないが、白婀の思い込みで


「うふ。ヒサ様も喜んでらっしゃいますよ!」


 ヒサは喜んで無い!苦しいのだ!と叫ぶが、声が出ない。


 更にヒサから白婀を引き離す為に白熱し、ヒサに白婀、シルフィ、そして緋里が白婀を引き離そうとする度に、ヒサに三人のお胸が当たり、苦しいのか気持ちが良いのか分からない状態が続くが、手を上げることは不味いと思いながら、


 ヒサは怒った。


「むぐぅ!」


 声が出ないが唸り声を上げ、殺気を軽く飛ばす。


 直に殺気を当たった三人は腰が砕け、意識が薄れる。


 開放されたヒサは、その場を離れ三人を叱る。


「白婀!調子に乗るなよ?シルフィ!年長者として気張れ!緋里!俺の相棒としての自覚あるのか?」


「「「は、はひ〜。」」」


 未だヒサの殺気を直に受けた三人は後遺症が残り意識が朦朧としながら、何とか堪えながら返事をした。


 それを遠くで見ていたウサミとワカバは、


「ご主人様の嫌がる事したら駄目ぴょん!ご主人様の言う事は絶対ぴょん!」


「そうだにゃ!ご主人様は絶対にゃ!ご主人様困らせるから罰が当ったにゃ!」


 ウサミとワカバが白婀とシルフィと緋里の行いを話しているが、何が絶対なのか?罰が当たるとは違う気がする。


 そしてヒサの怒る様子を見ていた櫻彌がウサミとワカバに恐る恐る聞いてきた。


「ね、ねえ。ヒサは怖いの?怒ると白婀達みたいに怒られるの?」


「ご主人様は優しいぴょん!だけど気に食わないと怒るぴょん!」


「そうだにゃ!ご主人様優しいけど、気に食わないと怒るにゃ!例えばいっぱいのオークとモンスター、一瞬にゃ!」


 オーク達モンスターは気に食わないというか、怒って殲滅した訳では無いのだが、櫻彌はワカバの話しをまともに聞いてしまい


「え?一瞬?私ヒサに酷い事言ったけど大丈夫かな?」


 ウサミとワカバのズレたヒサの事を聞き、櫻彌は自分の行いを二人に聞くと、ウサミのスキルが発動してしまった。


「ふーん。ご主人様の事、酷い事、言ったんだぁ?ふーん。ふーん」


 ウサミが真紅オーラを纏い始め、般若の幻影が具現化。


 ユニークスキル、如何忠誠だ。


 ウサミの変化を不思議に思うも、何故か寒気がする櫻彌



「え?ど、どうしたの?貴女?」


「ふーん。あなたご主人様に酷い事言ったんだよねぇ?」


 櫻彌がウサミの変化を聞くが、ウサミは無視して更に櫻彌に確認するウサミは、顔は笑いながらも目が怒っていてかな〜りやばくかなり怖〜い。


 そしてウサミは櫻彌にのそ〜り、のそ〜りと迫り



「え?え、え、え?は、はい。ご、ごめんなさい。グスングスン、エーン!エーン!」


 ウサミに追い詰められた櫻彌は泣いてしまった。


 ヒサはシルフィ達三人の様子を窺っていたのだが、櫻彌のナキゴを聞いたヒサはウサミを止めるが、


「ウサミ!やめなさい!」


 ヒサの声がしてヒサに振り向くが、また櫻彌をジトォ〜っと見る。


「ウサミ!ふーん。言う事聞けないウサミは嫌いだなぁ」


 とヒサが言うと、今度はウサミが、


「え?い、嫌ぴょん!嫌いにならないでぴょん!グスン、グスン」


 いつの間にかウサミの近くに来ていたヒサは、泣きそうになったウサミの頭を撫で、


「ウサミが良い子なら嫌いにならないぞ。俺の為にありがとな」


 ウサミに声をかけた瞬間、泣きそうなウサミに笑顔が戻り、


「ご主人様が一番ぴょん!だから良いぴょん!ご主人様、ウサミの事、嫌いにならないでぴょん!」


「あぁ。ならないぞ。無闇に仲間と喧嘩は駄目だからな。ほら仲直りしろ。この子は櫻彌だ」


「分かりましたぴょん!でもやっぱり、酷い事は言っちゃ駄目ぴょん!櫻彌ちゃん分かったぴょん?ウサミはウサミだぴょん」


「わ、分かったわ!ウサミちゃん!ヒサ、いえヒサ様には酷い事言わないわ!」


「ありがとぴょん!仲良くするぴょん!サクちゃん!」


「うん!仲良くしましょ!ウサちゃん!」


「ワカバも仲良くするにゃん!サクちゃん宜しくにゃん!」


「ワカちゃん!仲良く宜しくね!」


 と、ウサミとワカバと櫻彌は仲良しになれたが、シルフィ達は


「白婀さん、いえ、人間ならこっちの呼び名じゃなきゃねハクアさん、宜しくですわ」


「こちらこそ宜しくですよ。シルフィさん。」


「では私もアカリと呼んでください!宜しくねハクアさん」


 とシルフィ、アカリはハクアに意味ある笑顔で宜しくと言いながらもシルフィはアカリ、アカリはシルフィとハクアはシルフィアカリと、三人は目に火花を合わせながらガッチリと熱く不気味な握手をしていた。


 そんな三人をヒサは気付いているのかいないのか、知らないが関係ないとばかりに無視して櫻彌と白婀に今後を話す。


「そろそろみんな帰るぞ!櫻彌、白婀、折角名前付けたのにな、人間ならば、サクヤとハクアっ呼ぶのか?めんどいなぁ。姿はどうする?人間で生きていくか、元の姿で生きていくか、お前らで決めろ!」


「わ、私は街にいる時は人間でいたいわ!」


「うーん。私はどうしましょうか。私もヒサ様の側にいたいので、人間でいたいですよ」


「そうか。えっと服があるかな?うーんハクアのがなぁ。取り敢えずこれ着とけ。」


 取り敢えず二人は人間でいるようで獣人化した。


 サクヤはウサミに体型は似ているが、サクヤは胸が少し無くウサミの服なら何でも着れる。

 逆にハクアはシルフィよりも、胸もでかく、体型もふくよかで、取り敢えず下着は下だけ履いてもらい、ローブを纏ってもらう事にした。


「緋里、否、今はアカリか、ほんとーうに、面倒臭くなってきたな。はは。アカリ、刀に戻ってくれないか?やはり腰にお前が無いと、落ち着かん」


「では私もヒサ様と、人間の時は言いますね。了承致しました。刀に戻ります」


 と、アカリが言うと刀の緋里に戻った。 


『ふぅ。もう少し久二郎様と肌を触れ合いたかったです。』


「そ、そうか。だがやはり腰に緋里が無いとな!さてみんな街に帰るぞ!俺の所に集まれ」


『むぅ〜』


 少し緋里は拗ねるが、ヒサは気付かないふりをしる


「はいぴょん!「はいにゃん!「はいですわ!」」」


 ウサミが右腕に抱き付き左腕にワカバが抱き付き、シルフィは正面から抱き付き、ハクアをみてニヤリとする。


 やはりシルフィはハクアに何かあるようだ。


 だが、ハクアはシルフィの目線は気付かず、


 ハクアとサクヤは逆に何故ヒサの所に集まるのか不思議に思う。



「「え?何?」」


「サクヤとハクアも俺の近くに来い!街の近くに転移する」


「「え?転移?は、はい」」


 サクヤとハクアは転移の事を知らなくて驚いているが、ヒサは帰ってゆっくり話そうと思った。


 だが忘れなければだけど・・・。


 そしてみんな集まりヒサ達が街の外にいる事がバレているので街門の近くの目立たない所にに転移した。


(はぁ。やっと。街に帰れる。もぉ。何も起らないでくれよ)




 と、ヒサは思っていたが、それはフラグ、かも知れない。



お読み頂きありがとうございますm(_ _)m

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