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22話 ウサミの特訓


読んでくれて嬉しいです


基本夜の10時と深夜0時ですけど


偶にいきなり投稿します。

 

 ヒサがワカバの訓練に行っている間、シルフィとウサミは薬草採取をしながらゴブリンを討伐していた。


「シルフィお姉ちゃん薬草無いね。うーん。ご主人様といると見つかるぴょん。なんでぴょん?」


「本当にないわね。うーん。ヒサ様といると見つかるわよね。何でだろうね?不思議ね。あっこのキノコ食べれるわね。」


「不思議ぴょん!ご主人様、不思議!凄いぴょんそのキノコ………毒の匂いするぴょん」


「え?ウソ!確かこのキノコ食べれたわよ!ウサちゃんのお鼻が間違ってない?」


シルフィが間違って無いと言い切ったが、ウサミがキョロキョロとしていると、


「んー。シルフィお姉ちゃんこのキノコじゃない?似てるぴょん」


「アレッ?あれあれ。うぉっほん!そーです、それが本物ですわ。流石ウサちゃん!私の試練を良く解けました!おめでとう!」


「ありがとうぴょん!やったー!わーいわーい♪」


 シルフィは、物凄く恥ずかしかった。実はシルフィはさっきから間違え続けていた。確にこれは毒キノコだと思う物も、食べれると信じていて、張り切って毒キノコを食べれると言ってしまうのが多々あり過ぎた。ウサミが天然さんでなければ恥ずかしさ倍増だった。


「ん?ゴブリンだ!ゴブリンの反応と音がするよ!」


「え?んー。本当ね。ウサちゃん、良く分かったね。」


 ウサミが命名で進化したとは知らないシルフィは、凄い子だと思っているが、常に進化しているウサミは、スキルの気配察知が微音感察知に変化し、周囲2km位は音を拾っている。でもまだ慣れていないから、少しの音が気になる事が多々ある。


「じゃあ。シルフィお姉ちゃん。行くぴょん!」


「分かったわ。私は、ついていくから。頑張ってね。」


「うん!頑張るぴょん!」


 二人は、ゴブリンのいる方向に歩いた。



 ウサミは、周囲の音と気配を感じながらもスイスイと行き、ゴブリンの方へ対った。


「居たぴょん。奇襲するぴょん。初めてやるぴょん。行って来るぴょん。」


 勝手にシルフィに報告して、答えも聞かず、敵に対って行った。



『ウサちゃん。蒼守の特訓は、蒼守のくノ一紛いのオリジナル奇襲作戦開始。隠密剣士だなんて、くノ一は諦めないわ!それでは、よーいドンッ!はい、行くよ!まずはあの変な物食べてるゴブリンを静かに首斬りね!そうそう!静かにね。はい!今です!はい!良く出来ました。

 次はあの2匹のゴブリンを石を投げて視線が向いたらゴーッ!だよ!はい。投げましたね。今です!ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!はい!袈裟斬り!の基本、右から下!うーん。いまいちでしたね。次ゴブリンは、逆袈裟だよ!はい!左下から右上!うーん駄目ね!だいぶズレたし手首の返しが甘い!

 次は連続技いくよ!あの三匹のゴブリンを殺るよ!この前教えた唐竹からの連続技、ここからが難しいよ、ゴブリン2匹がどう動きながら、唐竹してその後、右回転しながらの右薙斬り、そして最後に袈裟斬りで決める。できるかな?できなくても殺るよ!これが綺麗に決まれば…………短刀術レベルtwoだよ!

 行くよ〜!はい!素早く静かにそして大胆に。はい!今です!唐竹!からの〜回転しながらの〜右薙斬り!からの〜袈裟斬り!ん〜駄目ね。全然駄目ね!でも前よりは、良かったわ!成長したわね!

 お疲れ様!まだまだこれからよ!落ち込まなくていいのよ!頑張ろっね!』




 ふぅ。やっと蒼守の解説付き特訓が終わったうさみは、とても悔しかった。まだ慣れていないが、蒼守にまだまだと言われると成長出来ているのか、不安になるからだ。いつも終わった後は成長したって言われるけど、解説指導の時は、まだまだと駄目ねって言われるからだ。でも出来ていないからしょうがないけど、やっぱり不安なウサミだった。


  


   でも…。




  暫くしてヒサがウサミの所ににマップを見てやって来たら




「ウサミ。おまたせ頑張ったか?」


「はいぴょん!頑張ったぴょん!!」と喜んでヒサに駆け寄りそして抱き付き、


「よしよし、お疲れさん。」と言われながら撫でて貰うと、あら不思議、もう落ち込んで無く、嬉しいウサミだった。 


 その頃、一部始終見ていたシルフィは、蒼守の事をまだ知らず、独特の動きに剣術と斬り方を見て驚き、そして誰に教わっているような動きに、不思議に思いながら見守って居た。

 その後、シルフィは、ウサミが終わった後、落ち込んでいて何か、ずっと考えていたから、声をかけようとしたら、ヒサが来て駆け寄った瞬間、笑顔になり笑っていたので、ヒサがいる限りくじけず、全然大丈夫かなと思ったシルフィだった。


「シルフィ。どうした?何かあったのか?」


 ヒサは、ウサミの撫で撫でタイムが終わり、何か考え込んでいるシルフィに、気になって声をかけたが、


「いいえ。何でも無いですわ。ヒサ様、ずっと一緒にいてくださいね」笑いながら言ったし大丈夫だろうと思ったヒサだった。



 「ん?当たり前だろう。でも仕事では離れるかもな」


「はい。それはしようがないですわ。そろそろ町に帰りますか?」


「ああ。帰って少し訓練だな。みんな帰るぞ!転移するから近くに来い」


「はいぴょん!「はいにゃん!「はい!」」」


 みんな何時も定位置に抱き付き右はウサミ、左はワカバ、後ろにシルフィで転移した。



 町の門から少し離れた目立たない場所に転移して、町の入門所に入り、ギルドカードを見せ通り冒険者ギルドに向かった。


 小腹が空いたヒサ達は、露店でみんな好きな物を買ってあげ、のんびり冒険者ギルドに向かった。


 ギルドに入り、一斉にヒサを見るがヒサ達は何も気にせず、受付に行き昨日とは違う茶髪の綺麗な受付嬢で、ヒサは別に何も意識せずに、ギルドカードを渡した。



「はじめましてですね。ギルドカード貰いますね。少々お待ち下さい。」


「ヒサ様がゴブリン9匹とシルフィ様が10匹とウサミ様が6匹でワカバ様が2匹ですね。大銀河2枚と銀貨7枚です。お確かめて下さい。ギルドカードお返ししますね。薬草は、買い取りカウンターでお願いします。お疲れ様でした」


「ああ。ありがとう。お疲れ様。」


 さっきからギルドカードの受け渡しと受け取りの時、やたらヒサの手を触る受付嬢だった。


 ふと女三人衆はまたもや受付嬢を見ていた。気になって聞いてみた。


「ん?あの受付嬢何かあるのか?」


「ないにゃ!「無いぴょん!「無いですわ!」」」とても勢いよく反論してきた。


「そ、そうか。買い取りカウンターにいくぞ」


 買い取りカウンターに行き依頼票を渡しまたもや手を触られ受け渡しした。


「少し多いのだが此処で良いのか?」


「はい!買い取りカウンターですから!」


「分かった。十束づつ出すな。」


 薬草を出し続けていると、


「あっあの!後、どの位あるのでしょうか?」


「えーっと。半分かな?大丈夫だぞ。ちゃんと取り過ぎないよう群生地も半分ぐらい残して来たから」


「えっと。ちょっと置き場が。ちょっとみんな手伝って!シーラも手伝って!」



 先程の受付嬢や他の受付嬢や朝の受付嬢が大慌てで数え出していた。


 ようやく出し終えたヒサは暫くお待ち下さいと言われ、酒場がある所に行った。


 ここではカウンターで注文して、お金を払って席に座り、もって着て貰うらしい、まだこの世界の酒を呑んで無いので頼んで見る事にした。


 「えっとビールとやらをくれないか。皆は、野菜ジュースで良いよな?」


「はいぴょん「はいにゃん「はいですわ。」」」


 その後お金を払い席に着いた。暫くして来たのを呑んで吃驚だった。


「不味っ!苦いぞ!微温いぞ!見た目は、美味そうなんだがな!冷やしてみるか[アイス]おお!泡が増えた。ん?苦いが冷えたら旨くなったな。うん。米酒と違う味だな」


 ウサミ達は不思議そうにヒサの事を見ているだけだった。


 ヒサ達が、酒場で飲み物を飲んでいると、受付嬢が来て、


「薬草の鑑定ですが、少し、いえ、凄く時間が掛かるので明日お金を渡します。これは引き換え券です。し、失礼します。」


と足早に買取カウンターに行った。


(少し多過ぎたみたいだな回復草、魔力草毒消し草、千本づつあったからな)


  やっぱりあの量は薬草大量だったらしいからみんな飲み物を飲んだから宿屋に帰る事にした。


 冒険者ギルドを出て普通に宿屋に帰りケーラに挨拶し鍵を貰い、四人部屋にしようとしたら、何故かシルフィ達全員が今のままで良いと言うのでそのまま部屋に入り刀を刀帯からだし、ベットに寝転がるとウサミとワカバが来て、一緒に少し寝た。その後シルフィはわからない。





ブックマークしてくれた方有難う御座います。

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