表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/88

9話 強敵?と救助


 怒り狂いやって来た、ジェネラルゴブリンはヒサの事を親の仇のような眼をしてグレートソードを大振りで襲い掛かって来るが、難なくと躱し続け、この刀で受け流しは心配だなっと思いながら躱していた。


「ゴロズー!」


「お前ゴロズー!」


っとさっきから叫びながら攻撃してくるが、ヒサは難なく躱して間合いを詰めて行った。


「お前喋れんの?」


ジェネラルゴブリンの攻撃を躱してながら。喋るモンスターに興味を持ち、声をかけてみるが。


「ゴロズー!」


「お前ゴロズー!」


ジェネラルゴブリンの返す言葉は、同じ言葉しか喋らなかった。


【ヒサ様。ジェネラルゴブリンは理性が無いので、会話は無理です。ヒサ様を殺す何て!本当に失礼なジェネラルゴブリンですね。私がジェネラルゴブリン殺したいです!激おこ鬼ぼこ死です!】


(お、おう。そうか。でも理沙には無理だろ。俺が倒すから落ちつけ。激おこ鬼ぼこ死って何だ?)


 理沙の様子がおかしくなるが、ヒサは、ようやくジェネラルゴブリンの間合いに入り、隙ができるのを窺いながら、ジェネラルゴブリンの攻撃を躱していた。


【すいません。余りにもジェネラルゴブリンが愚かで取り乱してしまいました。テヘペロ♪激おこ鬼ぼこ死は、憎い相手を激昂に怒り、鬼の如くボコリ死ぬんです!】


(テヘペロ?何?可愛いく言ってる?分からんが、落ち着いてくれて良かった。理沙が怒って俺に何か影響しそうで怖かったからな。)


【と、とんでもないです!ヒサ様に何があってもヒサ様に害する事は絶対、神に誓って無いです!ヒサ様に命名して貰い、意志と感情まで芽生えました。そんなに嬉しいのに、もしそんな状況になろうならば、宇宙神様に願い、消えますから!大丈夫です!あっ、テヘペロは忘れて下さい………】


 理沙と話しながら淡々とジェネラルゴブリンの攻撃を躱し続けいる時、ジェネラルゴブリンが上からグレートソードを振り下ろし、ヒサは、躱してグレートソードが地面に叩き付けた瞬間、その隙にジェネラルゴブリンの首を斬り伏せた。ヒサは刀を見て刃こぼれや血糊が無いのを見てから、やっぱり凄く良く斬れるなと思いながら静かに納刀しながら、理沙の言動に慌てて返事を返した。


(おいおい!消えないでくれよ!悪い意味で言ったんじゃないからな、例えば怒って連絡取れないとかだからな!理沙が消えるような状況にならないように俺もするから!やっぱり感情も、持ってたんだな。俺も理沙と出会えて嬉しいよ。これからも宜しくな!)


ヒサは何も無かった様に理沙と会話し、落ち着かせて会話をいた。


 理沙の知らぬまにジェネラルゴブリンは殺され、ジェネラルゴブリンの首が地面に落ち、その後ジェネラルゴブリンの体がバターンと音を立て、倒れた。死んだのを確認してジェネラルゴブリンをインベントリに収容した。周囲に敵の反応が無いのを確認してマップを開き道を調べて街に向かう事にした。


【はい!ヒサ様嬉しいです!此方こそ宜しくお願いしますね!!もう好きです!!ジェネラルゴブリンとの戦い頑張って下さいね!】


 ヒサとの会話に集中していた理沙は、まだジェネラルゴブリンが死んだのが気付いて無く、応援までしてしまった。


(あっ。もうジェネラルゴブリン倒し終わったぞ。もう集落出るとこだ。)


 マップで道を調べ終わりマップを消して、)ヒサはあれっ思いながらジェネラルゴブリン倒した事理沙に言ってないやと思うも、街に向けて走った。


【えっ。もう倒したのですか。いつの間に………。私話しに集中し過ぎてジェネラルゴブリンのステータスみてませんでした。反省です。。。でも!流石がヒサ様です!やっぱり素敵です。】


【あっ!ジェネラルゴブリンのいた場所に貴金属とかアイテムが色々有ります!どうしましょう。今から言ったら門限に間に合わないし……一応マップにピン刺しときますね】


(えーっと。街に入門してから、ここに転移っての使えばいいんじゃないか?)


【流石ヒサ様。では街に急ぎましょう!転移を調べていたんですね!】


(いや。まだ調べて無い。何となく行った場所しか行けないような気がしてさ。調べてみるか。鑑定っと)


走りながら転移を調べた。


  《転移》


 行ったことある場所思い浮かべ転移する。

 

 しかし、結界などは通過出来ない。


 魔力に依存して一緒に転移する大きさ、で魔力が減る。




(結局、魔素が馴染むまで今迄使えなかったのか。此の世界で行ったことある所なんて、少ないから関係ないけどな)


転移の事を考えてながら走っていると


【ヒサ様!少し離れた場所で子供がゴブリンに襲われてます!ちょっと街への道が外れますが、門限には間に合います。どうしますか?】


(そんなん聞いたら助けるだろ!マップ出して案内してくれ!)


【分かりました!マップのこの場所で子供が襲われてます!赤い線で道順を書きました!道を間違えそうになったら声掛けます!】


(分かった!この道だな!そんなに離れてないな!)


 ジェネラルゴブリンとの戦闘後もずっと魔力を纏っていたが、より多くの魔力を纏い凄い勢いで疾走った。


(ふぅ。全く次から次、忙しい1日だな!)っと思いながらも間に合えよ思うヒサだった。


 5分後、ゴブリンが見え、5匹のゴブリンから逃げる少女が見えた。ヒサは、刀を抜刀し刀に魔力を纏い、少女を追いかけているゴブリンを追いかけ、一番後ろにいるゴブリンの背中を袈裟斬りし、近くにいたゴブリンをそのまま斬り伏せ、そのまま3匹目のゴブリンに向い、ゴブリンは気配を感じたが振り向こうとした時には、ヒサはもう刀を振っていてゴブリンの首が斬られて、ゴブリンの首が落ち、顔は吃驚したままだった。

 残った2匹がヒサに気付き急いで集まり、2匹で攻撃しようとしている間にヒサが2匹を右薙で薙ぎ払った。2匹の胴体真っ二つが崩れ落ちた。


「おい!止まれ!もう大丈夫だぞ!」


ゴブリンが死んだに気付いていない少女に、声をかけた。


少女は声に振り向きゴブリンがいない事に驚き、力が抜けて、座りこんだ。


ヒサは座りこんで少女に駆け寄って声をかけた。


「おい!大丈夫か?」


「はいにゃん」


涙を流しながら涙声で返事をした。


ヒサは安心させる為、頭を撫でてあげた。


 少女は警戒してビクッっとするが優しく撫でられたのが気持ちよかったのか、少し笑みが浮かび、ヒサは頭に耳があるのを不思議に思うが、ウサミにもあるし、異世界だから有るんだろうと思う事にした。


ヒサは少女に何で1人でいるのか不思議に思ったので聞いて見た。


「お前はどうして一人で此処になぜいるんだ?親御さんは一緒だったのか?」


「うんとね。わたし奴隷にゃん。お父さんお母さんがわたしを奴隷商人の人に売ったにゃん。グスン。でもね、昨日、でっかいゴブリンといっぱいのゴブリンに襲われたにゃん。グスン。奴隷商人も、奴隷のみんなも殺されて食べられたり、えっちな事してたにゃん。グスン、グスン。奴隷のおねいさんがわたしを逃がしてくれたにゃん。グスン、グスン、グスン。でも、おねいさんもわたしを逃がす為、捕まったにゃん。グスン、グスン、グスン、グスン。わたし泣きながら逃げたにゃん。エーン、エーンエーン」


少女は泣くのを我慢して喋るが段々と悲しくて泣いてしまった少女を、ヒサは胸に抱き寄せ、泣いてる少女を撫でて「もういい。頑張ったな。」「ヨシヨシ。もぉ喋らなくて良い」「ヨシヨシお前は悪く無い」と言い、抱き締めて慰めていたら、理沙が声をかけてきた。


【ヒサ様。その少女。今でも逃さない為の、奴隷紋の効果がスキルと魔力と身体制限と行動制限がされています。解除するには奴隷魔法が必要なのです。現在無理なので、ヒサ様の血を背中にある奴隷紋に垂らして上げて下さい。奴隷商人が亡くなっていたのなら、効く筈です。今でもかなり、苦しんでいると思います。良く今迄逃げれていたのか不思議なぐらいです。この奴隷魔法した奴、糞です。普通の奴隷魔法より鬼畜です。】


(わっ、分かった!理沙落ち着け!)


怒り心頭な理沙も宥め、少女を慰めと大変な思いをしつつ、左手の親指を八重歯で切り、


「おい!これから奴隷紋に俺の血を垂らすから背中を出してくれくれないか?」


「うん。痛い事しないでにゃん。はいにゃん。」


ヒサが抱き締めて右手を離して立ち上がった少女が後ろに向き、貫頭衣を捲って背中を見せた。


ヒサは背中を見たら、鞭で叩かれた痕が沢山残っており、ヒサの顔が歪むが、少女が裸なので直ぐ様、奴隷紋に血を垂らした、その瞬間奴隷紋が紫に光りすぐ消えた。


「もういいぞ!少しは楽になったか?」


少女は貫頭衣を下ろし頷きながら安心したのか、立っていたのが崩れ落ち、気を失ってしまった。慌てて少女を抱き寄せた。


「おい!大丈夫か?しっかりしろ!」


少女の顔を覗き込み声を掛け、耳を澄ますと少女の寝息が聴こえ、安心していると、また、理沙が話掛けてきた。


【少女ちゃんの魔力が安定したようですね。奴隷紋の効果が切れた様です。ステータスも以上ありません。ヒサ様。聖魔法のヒールを少女ちゃんに掛けて上げて下さい。少女ちゃん可愛いそうです。後ヒサ様の親指もヒールして下さいね】


(ん?聖魔法?えーっと、鑑定!うーん、おし、聖魔法理解した。えっと)


「ヒール」


少女が銀色輝き、掠りギスなど消えていった。ヒサの親指にも、


「ヒール」


左手の親指が綺麗に治った。


寝息を立て、安らかに寝ている少女を見て、街まで全速力で疾走っても大丈夫だと思い、少女をヒサの胸元に抱っこして、街に疾走り出した。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ