女性1人用「頑張りすぎな君を、私が甘やかしてあげるから」
【キャラの設定】
お隣さんの恋人。少し世話焼きで、あなたのことをいつも気にかけている。
【台本】
(SE:玄関のドアが開く音、少し遅れて閉まる音)
おかえりなさい! ……って、わわっ、すごい顔色だよ? 大丈夫……?
倒れちゃいそうなくらい、ふらふらじゃない……。
(SE:少し慌てたような足音)
もう、こんなになるまで一人で頑張っちゃって……。
ほら、カバン出して。……よいしょっと。ほら、早くリビング行こ? 私に寄りかかっていいから。ね?
(SE:リビングへ移動する足音、ソファに座らせる音)
はい、まずは座って。
今、何か温かいものでも淹れるから。……そうだ、ココアにしよっか。こういう疲れちゃった時は、甘いのが一番だもんね?
(SE:キッチンで作業する音。しばらくして、カップをテーブルに置く音)
はい、お待たせ。特製の、あま~いココア。
火傷しないように、ちゃんと、ふーふーして飲んでね。
(SE:隣に座る衣擦れの音)
……最近、ずっと忙しそうだったもんね。本当にお疲れ様。
キミが頑張ってるの、私、ちゃんと知ってるよ。毎日毎日、本当にえらい。世界で一番えらいよ。
ん? そんなことないって顔してるでしょ。
そんなことあるの! 私が一番近くで見てるんだから、分かるんだもん。
だから、私の前ではそんな風に強がらなくていいの。無理してるの、バレバレなんだから。
……ねぇ、ちょっとだけ、失礼して……。よいしょっと。
(彼の後ろに回り込み、そっと肩を揉み始める)
うわっ……! やっぱり、ガッチガチじゃん!
これじゃあ、疲れも取れないわけだよ。もう……。本当に、キミは頑張り屋さんなんだから…。
痛くない? 大丈夫そう? ……そっか、よかった。
いつもは私がキミに頼ってばっかりだけど……今日くらいは、私にめいっぱい甘えていいんだから。ね?
(優しく、ゆっくりと肩を揉み続ける)
よし、よし……。本当に、いつもお疲れ様。
キミがそうやって前を向いて頑張ってる姿、すごく素敵だけど、たまにはこうやって全部忘れて、だらーんってする時間も大切なんだよ?
……どう? 少しは、楽になったかな……?
ふふっ、よかった。
キミがそうやってほっとした顔を見せてくれるのが、私にとって一番のご褒美なんだから。
だから、いつでも頼ってね。私がキミ専用の充電スポットになってあげる。
キミの疲れは、ぜーんぶ私が吸い取って、代わりに元気をいっぱいあげるから。
さ、ココア冷めちゃうよ。
それが飲み終わったら、今日はもう何も考えないで、ゆっくり休もう?
難しいことは、また明日、元気になってから考えればいいんだから。
……約束、だからね?
ふふっ、よろしい。じゃあ、私も隣で一緒にゆっくりしちゃおっと。




