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神秘の剣  作者: クマの子
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よし京都へ行こう

初めての創作物なので至らぬところもあるかと思いますが楽しんでいただければ幸いです。

2週間程基礎練をこなしてきた蒼太に森田は突然「よし京都へ行こう。」と言い出した。蒼太が疑問に思っていると横から「京都には私たち退魔の剣士を統括する神秘の剣(シンピノツルギ)の本部があるのよ。」鈴音が現れ蒼太の疑問に答えた。

「森田さん、もし本部に行くのなら私もついて行って良いかしら?久しぶりにお母様に会いたいの。」鈴音が尋ねると「別に構わないぞ。蒼太の継承の認可を貰いに行くだけだからな。」「やった〜♪」「またお前のキャラが崩れてるぞ…もう諦めたらどうだ?」「あっ…」恐らくお約束なのであろうやり取りをしている2人に蒼太は「それでは3人で行くのですか?」「そうなるな。明日の朝出発だから準備しておけ。8時に集合な!遅れるなよ。」「「分かりました。」」

翌朝3人は無事に時間通りに集合し、新幹線で京都を目指していた。車内では蒼太が2人から神秘の剣について教えて貰っていた。「まず神秘の剣は5つの派閥に分かれておりそれぞれに長がいる。そして各派閥の長が契約している霊獣はとても強力だ。その霊獣達は通称5霊獣と呼ばれる。そして各派閥は東西南北そして中央の5箇所をそれぞれ守護領域としており例えば我々木の派閥は東で関東・東海地方と山梨を守護領域としている。他には西の金の派閥(キンノハバツ)は中国・四国地方、南の火の派閥(ヒノハバツ)は九州地方、北の水の派閥(ミズノハバツ)が北陸地方と長野と岐阜、中央の土の派閥(ツチノハバツ)は近畿地方と言う感じだな。」森田の説明にふと疑問を感じた蒼太は聞く「東北や北海道は何処の派閥が守護しているのですか?」その疑問には鈴音が「その地域の妖魔の対策は神秘の剣ではなく旧アイヌ民族の法術を用いて妖魔と戦う奴らが居るのよ。互いに目的は同じだから仲は悪く無いけど…まあほとんど交流は無いのよね」「なるほど…」「その話は置いといて神秘の剣の事だ!そして先程説明した5つの派閥の5霊獣を説明しよう!まずは我らが木の派閥はご存知の通り青龍(セイリュウ)、金の派閥は白虎(ビャッコ)、火の派閥は朱雀(スザク)、水の派閥は玄武(ゲンブ)、土の派閥は麒麟(キリン)とこの様になっている。そして本部があるのは土の派閥の守護領域であるのだが、神秘の剣の長は代々土の派閥の長が兼任している。その理由は麒麟に認められる条件が人の上に立つ素質だからだ!故に麒麟が認めたものがその時代の退魔の剣士達を率いることになる。」「そうなんですか。他の派閥の長達、どんな人達なのか気になります。」森田の説明に蒼太が反応を返すと鈴音が「そんな能天気で大丈夫なの?あなたはその人達に並ぶ長になることを認めてもらいに行くのよ!。まぁ厳密には長になることを認めてもらうのではなく青龍の継承を認めてもらいに行くのだけど。」「分かってるよ!自分が大丈夫じゃないことぐらい。そんなことは僕が一番分かってるよ…」「今からそんなメンタルで大丈夫?まぁあなたが自分で自分を信じられないと言うなら、あなたを選んだ森田さんを信じてみれば?」「分かった…」「何よ♪そうしていると少し可愛く見えるじゃない♪」「黙れ!」「何よ!乙女に向かって黙れですって?あんた、表でなさいよ!」「ここは新幹線の中だろ…どうやって表に出るんだよ!考えてから物を言えよ!」「なんですって〜!!私の方が先輩なのよ」「年齢は同じらしいじゃないか!直ぐにお前を追い抜かしてギャフンと言わせてやる!」「ムキー!!」「2人とも…ここは公共の場だからね…少し落ち着いて…」2人を1人で連れてきた事を森田が後悔し始めていたその傍らで2体の霊獣達は不可視状態で次代を担う若き剣士達の低レベルな喧嘩を微笑んで眺めていた。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。是非続きも読んでいただけると幸いです。感想もお待ちしています。

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