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神秘の剣  作者: クマの子
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朱雀の契約者

初めての創作物なので至らぬところもあるかと思いますが楽しんでいただければ幸いです。

契約を終えた後、蒼太が一目散に外に出ようとしたことに鈴音は疑問に思い「どうしたのよ?何を見たのよ?表情が少し怖いわよ」蒼太はそんな鈴音の質問を聞いているのかいないのか分からないが「あれが森田さんの言っていた力量の把握というものだとしたら明らかに異次元の強さということになる…どういうことなんだ?長達の中で立場が上なのは真道さんだよな…でも鳳さんから出てたオーラは他の長達の2倍や3倍なんてレベルでは無かった…」ぶつくさと呟いていた。

すると青龍が現れ言った。「そうかお前には既に他者の力量が見えているのか。」「同じものを森田さんも見えているんだよな?どうなっているんだ。」「契約して直ぐに神秘の目で他者の力量を見抜けた契約者は居なかったからこのような事態は驚きだが、見てしまった以上は灰炎の事を話しておこう。」「それは私も聞いてもいい話なの?」鈴音が心配そうに聞いた。「問題なかろう。」それに答えたのは零だった。「青龍よ2人に話してあげておくれ。」そして青龍が語った内容は2人を驚愕させた「鳳灰炎は初代にして最後の朱雀の契約者だ。朱雀の契約者が肉体に刻まれる力の名は神秘の生命(シンピノイノチ)。契約者を不死身に変える。灰炎は神秘の剣結成当時から生き続けており既に500年程生きている。故に鍛錬を積み続ければ常人が決して辿り着けぬ高みに至れる。お前が見た力はその結果という訳だ。」驚きで口が開きっぱなしの蒼太と鈴音だったが、鈴音はどうしても気になったことを聞く。「不死身になって500年も生きているなんて、私なら気が狂うわね…でも何故そんなに強いのに3年前の妖魔の暴走が起きた際に助けてくれなかったのよ!その暴走を止めるためにお母さんは大怪我をして一命はとりとめたけど引退を余儀なくされたし、森田さんも大怪我を負って事実上の引退になっていた。森田さんはお母さんと違って簡単に引退できない立場だったから今回の蒼太の継承までなんとか頑張ってきてた。なのになんで?九州はそんなに被害は出なかったと聞いたわよ!」鈴音の悲鳴とも言える言葉を受けて青龍は「そもそも朱雀の契約者に与えられる使命が、生き続け自分達の後継者が間違った道に行くことのないように当代の退魔の剣士達を監視する役目なのだよ。故にどんな事態になろうと基本的に手を出さない。問題はその時代を生きるものが解決しなければならない。それが灰炎の考えだ。」「でも何故手を出さないという事になるのでしょうか?不死身なら別に戦闘で命を落とす心配をしている訳でも無いでしょうし。」蒼太がようやく話に復帰して青龍に質問をした。「それは我にも理解はできるぞ。理由は簡単、そうしないと次代の剣士が育たないからだ。幾ら灰炎が強くても1人で日本全国を守ることはできない。故にその時代の退魔の剣士に任せるのだ。そうでもしないといつか退魔の剣士は灰炎以外居なくなってしまうからな。長達のまとめ役を麒麟の契約者がするのも同じ。灰炎に依存せずともやっていけるようにするために彼自らが仕切ることは無い。」「なるほど…」蒼太が頷くと「納得はできないけど理解はしたわ。」鈴音は渋々受け入れた。零は優しく鈴音の頭を撫でながら言った。「鈴音が私のことを案じてくれたのは分かるわ。でもね、別に私の引退を鳳さんのせいにする気は無いわよ。」「そんなのは分かってる。」鈴音は不満気に言っていたが表情はそこまで険しいものではなかった。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。是非続きも読んでいただけると幸いです。感想もお待ちしています。

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