詩(うた)
一度きりのこの人生
今までにいいことがあったのか
それさえ思い出せないくらいに苦しんだ
胸につかえた重りを取ることができずに
あれから三年が過ぎた
遊び狂うには年甲斐もなく
落ち着こうにも安らぐ場所がない
一度ならず忘れようとしても
くすぶり続ける想いはまたも燃え上がる
悲しい詩が多すぎる
私が敏感なだけだろうか
やりきれない思いを詩にダブらせる
夜が来るのは嫌でも
寂しい夜はやってくる
私には隠れる場所もない
孤独という腕に抱かれたまま
一人で眠れぬ夜をやり過ごす
そんな時どこからともなく産まれてくる
多分私の中から
詩となって生まれてくるいくつもの言葉
つぶやきだったり
叫びだったり
会話だったり
そして私は考える
私のどこから生まれてきたのかを
生まれてきた意味を
詩としての意味を
お読み下さりありがとうございました。
宜しければ、評価、感想をお願いいたします。