プロローグ
おはこんばんにちは!イニティウムラムネです。
今作が小説家になろう初投稿になります。
至らない点などありますが温かい目で見ていただけると幸いです。
「選考は済みましたか」
入植地の玉座で女が言った。
「はっ... こちらでございます。」
神官が一枚の紙を差し出す。その紙には、10人の男女がリストアップされていた。
「この者たちに封印させるのか?」
「そうであります。この者たちは才能があります。彼らはまだ気づいていませんが...」
「...無関係のものを巻き込もうとしているのですね... 私達は...」
「それはどうしようもないのです。陛下。我々は彼らに託すしか無い。」
「[天の定め]ですか...」
「では、彼らに託しても...」
「陛下!」
護衛兵が血相を変えて玉座の間に飛び込んでくる。
「4番ゲートより正体不明の部隊が侵入しました!」
「状況は!?」
神官が聞く。護衛兵は手元の端末を確認しながら、
「詳細は不明ですが、2,3,5番区と連絡が付きません。おそらくは制圧されたかと...」
争うような声と何発かの銃声が響き、入り口の護衛兵が頭を撃ち抜かれ倒れた。
すぐに黒い防弾チョッキを着た1団が入ってくる。
「貴様ら...」
ら、まで発音したところで神官が倒れた。首を撃ち抜かれている。目を見開いて、絶命していた。
「神女王アドミエス、貴様を処刑する。」
「...それが天の定めということですか...」
一発の乾いた音が響いた。
10人の顔写真入りの紙が血溜まりの中で赤く染まっていった。
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次回は2022/11/20 朝6時投稿です。ぜひご覧ください!