散弾
散弾銃は1発ずつポンプアクションで散弾を薬室に送り込む。
この時、ガシャン!っと独特の音が流れた。
米国の刑務所ではこの音がするだけで囚人が大人しくなる。
何故なら、散弾は1発でも放射状にベアリングの様な金属球を広範囲にバラ撒く。
固まって居れば1発で身体の何処かには当たる。
マー軍曹は散開する前に連射する!
ドォン!ガシャン!ドォン!ガシャン!
腹に当たる者、目玉に食らって脳が飛び散る者。
手足に食らって指が飛び、腕が関節から千切れかける者。
続け様に何度も浴びせかけると動ける者は居なくなっていた。
使った散弾を素早く散弾銃に補充する。
薬室に装弾したまま、辺りを警戒しつつ下の装弾口からチューブ型弾倉に補充する。
周りを確認してから無線機のスイッチを入れた。
「オールクリアー」
小屋の中の無線機から声が聞こえた。
「オールクリアー」
それを聞いてヤン少尉は無線を取り。
「了解、アウト」
そのままケン中尉の方を見ると、ケンは頷きながらカラシニコフを持って外に出ると夜の闇の中を移動する。
エンジン音がした方向に警戒しながら向かうと、黒塗りのセダンが駐車していた。
一台はクラウン…もう一台はBMW。
見張りなのか外に出て煙草を吸っている。
ケンは懐からスリングショットを取り出すと、見張りの頭にヘッドショットを決めた!
ビュン!っと風の鳴が鳴ると同時に見張りの側頭部に穴が空く。
ケンはカラシニコフを腰溜めに構えると、2台のセダンに銃撃を浴びせ始めた。




