朔翡翠
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アイテム名:朔翡翠
種別:ユニークアイテム
分類:鎧
所持者:クラウン・チェーシャル・キャッツ
スキル:《月下》《放射》《分散》《魔力増幅》《魔力操作補助》《食魔の加護》
希少価値:★★★★★★★
使用素材:月放銀+魔力鉱+ヒルシュフェルスホルンの皮+シュトロームシュッペカルプェンの顔料+エロズィオンエールバウムの顔料
強化推移:現在無し
概要:月放銀と呼ばれる帝国の北方に聳える霊峰リンドウの頂上のみでごく僅かに採掘される金属が使用された黒と深緑色に染められた鎧。
月放銀が自然環境で生成されるには特殊な条件が必要であり、絶対零度の極寒の中で数万年という年月を月の光に曝され続けた銀鉱石が変質する。
その結果、鉱石としての硬度は銀であるにも関わらず遥かに凌ぎ、加えてあらゆる物理的衝撃を多方面へ放射、分散する性質が備わっている。が、何故そのような性質を持つに至ったかは判明していない。
この月放銀を利用した朔翡翠も当然その性質を有しており、外部に加えられた物理的衝撃は内側まで届く事は殆ど無く、生半な攻撃ではダメージを受ける事はない。
更に朔翡翠には魔力鉱も少量ながら混ぜられており、これはクラウンから預かっていた魔力鉱で数多の武器作りをした際にどうしても発生してしまう破片や研磨後の粉塵を掻き集め、不純物を可能性な限り取り除いた物が使用されている。
ノーマン曰く──
『あんな超希少鉱石を無駄にするだなんて俺にゃぁ出来ねぇっ!! 欠片だろうが粉塵だろうが意地でも全部使い切ってこそプロってもんだろっ!!』
とモーガンに力説しながら二人で夜通し工房を這いずり回っていたという。
因みに朔翡翠を製作する際にどうしても燻んでしまう月光の様な銀色は、以前クラウンが討伐した魔物、シュトロームシュッペカルプェンの鱗を材料にした顔料とエロズィオンエールバウムの木材を炭化させた物と葉をすり潰して作られた顔料を使用し黒く染色している。
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