表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お題小説  作者: もっちもち
2/4

お題 トンネルを抜けるとそこは

 トンネルを抜けるとそこは雲一つない青い空、緑一色の山々、そして……本日三つ目のトンネルの入り口だった。これ何度目になるだろうか?いい加減トンネルの旅は終わって欲しい。


 小さい頃始めて電車でトンネルを通った時、抜けた先には白銀の世界が広がってるのだろうかとか、異世界に繋がってるのではないだろうかと、胸を躍らせたものだ。実際トンネルを抜けた先にあったものは変わらない景色で、ショックを受けて大泣きしたのは懐かしい思い出だ。


 そんな夢と希望と絶望に満ちた幼少期を送った俺だが、今では見る影もない。外の風景など一切見ずにひたすら携帯とにらめっこしている。そんな俺が電車の旅中に携帯から顔を離す時がある。それがトンネルに入った時だ。


 トンネルを通過中、胸に渦巻くものは未知への期待でも希望でもない。そんなものは過去に置いてきてしまった。胸から溢れ出したそれは……怒りだ。


 トンネル通過中、携帯が圏外になるのだ。オンラインゲームばかりやっている俺にとってトンネルは天敵のような存在だ。ゲームの対戦中にトンネルに遭遇した時には間違いなく不機嫌になり、SNSで友達に愚痴るだろう。まあそのSNSも圏外で出来ないのだが……。


 そうこう考えている間に三つ目のトンネルを抜ける。そして本日四度目のトンネルの襲来だ。トンネルが来るたびに怒ってても仕方ないので俺は携帯をカバンにしまい、寝ることにした。


 ……トンネルなだけに

最近寒すぎて布団から出れないよ〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ