最低(笑)
~踏み台~
筑「うーーん……なんか良い恋愛ストーリーないっすかね」
麦「ネタに困ったのか?」
筑「そうなんすよ。やり尽くされてるジャンルなだけに、軽いのじゃ読み応えないし。かといって重すぎるのもウケが悪いし」
麦「筑摩自身の恋愛を盛り込んだらどうだ?」
筑「うーん。そんないい恋愛したことないけど、分かりました。考えてみます」
麦「(こいつ、結構付き合ったことある風な発言したけど…)」
筑「ちなみに、麦さんは何人とお付き合いを?」
麦「え、いやぁ、そのぉ……」
筑「まさかの年齢イコール(笑)?」
麦「いや、そうじゃなくて。小学校からほどほどの距離の奴がいるんだよ。そいつ一人だけ…」
筑「麦さんを糧に、僕、どこまでも成長できる気がする!」
麦「糧っていうか、この場合生け贄の間違いなんじゃ?」
◇◇◇◇◇
~好きすぎて~
麦「キャラを作るときはあえて自分に似ている、もしくは全く同じ部分を一つだけ付け加えると、感情移入しやすくなって書いても読んでも楽しくなるぞ」
筑「なるほど!」
麦「逆に、自分の作品の『あぁ。こいつ好きだなぁ』っやつは、大抵どっかで共感してる部分があるんだよ」
筑「確かに。言われてみればそうかも」
麦「ちなみに、俺は今まで作ったキャラのフルネームを言うことが出来る」
筑「すごいを三段越えしてキモキモイです」
麦「…どういうこと?」
◇◇◇◇◇
~嫌いすぎて~
麦「逆に嫌いなキャラはあんまり、てか、全くいないな」
筑「嘘だぁ」
麦「めっちゃ悪い奴でも『こいつ、いい味出してんなぁ。』とか『こいつのおかげで他が引き立つんだよな』と思うと好きになったり、感謝したりしてる」
筑「えぇ?」
麦「え?そんなことない?」
筑「主人公と嫌いな奴は嫌いですよ。特に僕は、リアルでも自分以外は敵だと思ってるんで」
麦「キャラ作成の前に人格形成に問題ありだな」
◇◇◇◇◇
~最低だわぁ~
麦「ところでその恋愛はどういう世界観の中で展開されるんだ?それを聞かないと考えられない」
筑「ん?あぁ、そうでした。えっと、ざっくり言って『努力も何もしてない顔だけの野郎が、ありとあらゆる属性を持った美女とのハーレム』って感じで…」
麦「続けろ」
筑「主人公は優柔不断で…」
麦「最低だな。続けろ」
筑「色んな女性と付き合って、最終的には個人的に好きな巨乳キャラとくっつけようかなぁ、って」
麦「最低だな。だが、そのチョイスには男として大賛成だ」