絶句(笑)
~消えた、だと…!~
筑「麦さーん。たまには僕の方から連絡させてもらいましたよー」
麦「……」
筑「あれ?どうしたんですか?無言なんて珍しいですね」
麦「…」
筑「あれ?あれ?なんか嫌な予感…」
麦「…執筆中の小説、消えた……」
筑「何文字ぐらいのですか?」
麦「…6千文字」
筑「し、死にてぇ(笑)」
麦「それ俺の台詞」
◇◇◇◇◇
~予想の斜め上~
麦「一度作った作品は唯一無二なんだよ……」
筑「分かります」
麦「なんか、あれだ。最愛の息子が死んだ気持ちだ」
筑「子どもいないじゃん(笑)」
麦「じゃ、あれだ。最愛のペットが死んだ気持ちだ」
筑「最愛は別に強調しなくていいんすよ」
麦「じゃあ、どう例えればいいんだ?」
筑「アニメの最終回、主人公がパワーアップする展開に持っていくために、ヒロインが死んだら?」
麦「作者この野郎!!」
筑「(怒ったうえに、矛先そっちかぁ…)」
◇◇◇◇◇
~いや、だって~
麦「いや…ほんと……」
筑「…」
麦「…ふっ……」
筑「…」
麦「なんと言うか……なぁ」
筑「…」
麦「声に出ないって、このことなんだな…」
筑「…」
麦「…おい。……なんとか言えよ!!」
筑「…いつにも増して情緒不安定過ぎて面倒臭ぇ(笑)」




