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企画(笑)

~意味深~


麦「俺が帰り、パソコンを見ると一件の受信がある。もちろん宛先は筑摩。内容はたったの一フレーズ。『五人目のツヨシ』って、ただそれだけ。お前な、前にも何回かやってるよな?小説のタイトルが決まらないから、とりあえず俺に送ってどういう反応になるか毎度試してるよな?なぁ?おい、何とか言えよ!俺がそいうフレーズを見て何を考えるか分かるか!?今回のツヨシについて言えば、『五人目に至るまでに何があったんだ?』『四人目もツヨシだったのか?』『てか、そもそもツヨシって誰だ?』って、モヤモヤしてしょうがねぇんだよ!!何を書くつもりなんだ!?教えてくれ!!」


筑「…教えない(笑)」


麦「うわぁぁぁぁああぁ!!!」


◇◇◇◇◇


~そこぉ!!~


麦「お前、キャラに名前を付けるのは下手だけど、タイトルとかは上手いよな。何だよそのギャップ。そこまでいったら偏らないだろ」


筑「なんなんすかね?キャラのイラストは描けるけど、背景は描けないみたいな?」


麦「え、うん、そういう、ことなのかな??」


筑「アダ名とか…」


麦「じゃあ、即興で俺に付けてみろよ」


筑「ゲシュタリアン」


麦「即答で、何でそこは上手いの?」


筑「常に崩壊してるんで」


麦「もうちょっと気ぃ遣えよ」


◇◇◇◇◇


~分かってたけど、そうじゃない~


麦「次々タイトルとか送ってくるってことはすぐに完結させてまた次、ってことか?」


筑「まさか(笑)書いてるのと頭の中にあるのを合わせると、六か七の物語を同時進行してる」


麦「うぉお。俺には出来ないな。凄いな」


筑「逆に、麦さんみたいに一個の作品に深く集中するのが出来ないんで、そういう意味では僕も凄いと思ってますよ」


麦「筑摩…」


筑「……」


麦「どうせ嘘だろ?気持ち悪い」


筑「はい。嘘です」


麦「そこは嘘でも『いいえ』だろうがぁぁぁぁ!!!」



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