洗面台に細かい虫が湧いた。気持ち悪すぎる。
腰が痛い
もったいぶって神が懐から取り出したのは、聖剣ホポンソパヘンだった。
「いや、意味分からんし、融合とかなにんやらが、その聖剣で解決すんのか?」
「私も神とはいえ、万能ではないのだ。聖剣で事態が解決するかどうかは分からんが試してみる価値はある」
「試すって、その聖剣で何を試すんだ?」
「とりあえず、お前に刺してみて切れ味を試してみるのが一番だと思う」
「どうしてだよ!? 死んじゃうじゃん俺」
「まあ、最悪死ぬな」
「ふざけんな、そんな物騒なものはさっさとしまってくれ」
「待て、聖剣だぞ」
「だからなんだよ!?」
「出来立てホヤホヤの聖剣だぞ」
「バカにしてんのか!?」
「我は神なるぞ」
「威張るんじゃねえ!!」
クソタンクは己の身分も弁えず、神を殴打した。
ここで思わぬ事が起こる。何と神はクソタンクの暴挙によって死んでしまったのだ。
「マジかよ……、神って死ぬのか?てかこいつ本当に神だったのか?それらしいこと何もやってねーけど」
クソタンクは責任を持って、自身を神とする事にした。
こうして、新たな世界の神となったクソタンクは今日も宇宙を目指して飛び続ける。
FIN