95羽 休憩所その19
鍵がかかった部屋に入れられ、あの程度でやられるわけないことを知っていて、淡はごめんという瞳でやった。あたしが屈しないことで、翠は飽きたのかここにいる。
なんとかしてこのことを春陽のご両親に伝えなければならない。それに疑問が浮かび上がり、翠のご両親は元々Noveの人間だったのかは不明だ。
それに陽羽が帰って来た途端に動き出したNoveで猫田虎次や豹馬はおそらくTamerの幹部。そしてNoveの首謀者的な人があたしと陽羽の幼馴染である翠・カジュー。
信じたくはなかったけど、ここで翠が出るとは思いたくもなかった。
陽羽が大好きなWizuteria復活ライブに、虎次が来た理由も、翠が指示を出し、虎次に奪わせたとしか言いようがない。なぜなら復活ライブ初日に翠が来ていたからだ。あたしも陽羽に会えると思い、チケットを購入したけど、結局会えなかった。
そしたら陽羽のご両親から情報をもらい、昏籐組とシルバーウルフが助けに行ってくれたから、レッドクレインは動かなかった。
淡があのマークに気づいて、乗ってしまった私たちで、気づいてくれてイルカは正直わからない。それに141と呼ばれていた子はどこかで見たような気もするけど、また会えるような気がした。
そしてもう一つ疑問が浮かぶのが夕佑。一体、夕佑はどっちの味方なのかこの五羽では記されていなかったけれど、きっとこの先のどこかで明かされると思う。それから翠の目的と警視総監の過去も踏まえて。
それにしてもあの翠、なぜあたしが陽羽をずっと避けていたのか知ってたんだろうか。
アメリカにずっといたはずで、誰から情報をもらっていたのか。
はっと思い出し、紗良はずっと翠と手紙のやり取りをしていたと言ってた。もしかすると紗良が打ち明けあたしを恨んでいると言うことでいいのかもしれない。
いろいろ思い返していたら、鍵が開く音が聞こえ、そちらに目をやると、淡がすまないというような瞳でいた。Noveが着ている服を着ていて、淡を優しく包み込む。あたしは大丈夫だよと淡に触れていたら、夕佑が来てすると淡によって気絶する羽目になってしまった。
※こちらは本編ではございません。毎週日曜日に更新予定。




