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88羽

 叫び声で起きた私は何事と羽織を着て部屋を出た。なあにと隣の部屋で寝ていた藤ちゃんは欠伸をしておはようとお互い言う。


「さっきの叫びって?」

「想だね。朝っぱから何してんだろう。行ってみよ」


 藤ちゃんが私の手を握って小走りで想の部屋へと入ってみた。想の部屋が荒らされていて靴のコレクションが凄いことになっている。想はしゅんと落ち込んでいて、なぜ靴が散乱しているのか疑問に思った。

 すると夜一くんがケラケラと笑いながら触れている動物が靴を咥えていたのだ。


「夜一、朝っぱから想いじめないでくれる?」

「いじめてない。遊んでたらしらたまが想の部屋に入っちゃったらこうなっただけ。俺様は退散するね」


 よっとと真っ白い犬を抱え自分の部屋へと行ってしまい、キランと一瞬見えてしまった。首輪についていたものってまさかと思っていても靴を一緒に片付けてあげる。

 せっかく昨日買った靴を持って行かれてしまったようで、相当凹んでしまっていた。


「夜一とっとと家に帰ればいいのに。後でお父さんに言ってあげるから。陽っちゃん、想のために夕哉に連絡して」

「私がしちゃっていいの?」

「うん。迂生が電話かけると嫌々な声が聞こえそうだし、あいつも陽っちゃんの声のほうが話聞いてくれるでしょ?」


 そんなことはないと思うけど、営業時間になったら夕哉さんに連絡してみよう。想、泣かないでと言うもまだ一回も履いてないと言う。

 ここは藤ちゃんに任せて、夜一くんが使用している部屋に行ってみる。ノックをするとどうぞーと言われるから部屋へと入った。部屋は散らかっていながらも、夜一くんしらたまというらしいハスキー犬と戯れている。


「夜一くん」

「春陽先輩、おはよう。これからしらたまの散歩行くけど春陽先輩もどう?」

「行かない。あれわざとでしょ?なんであんなことをするの?鯨波さんについているなら、仲良くしてよ」

「嫌に決まってんじゃん。特にあの三人は関わりたくないし、藤太郎が受け継いだとしても従わない」


 夜一くんがそこまでして嫌う原因って一体なんだろう。夜一くんはしらたまにリードをつけて、散歩行ってくると部屋を後にした。

 夜一くんの部屋を出たら賢介がいて、ちょっといいと言われたから想の部屋じゃない真逆を歩く。


「賢介?」

「今日時間作れる?」

「平気だよ。基本、藤ちゃんについて行けって言われてるから」

「じゃあ午後時間作っておいて。藤太郎からは俺から言っておくから」


 うんと賢介は自分の部屋へと行き、私はそのまま洗面所で顔を洗いに向かった。



 朝食を食べ終え夕哉さんに連絡してみたところ、夕哉さんに笑われるも準備しておくと言ってくれて、後で取りに行くことを伝えといた。

 出かける準備ができ、藤ちゃんたちを待っていると、想はさっきの電話で少し元気を取り戻したようだ。

 お待たせ陽っちゃんと藤ちゃんが言っていて、今日の予定を歩きながら教えてもらう。


「今日はWizuteriaの事務所で練習する。だから陽っちゃんは岩ちゃんとどっか行くんだよね?気をつけて行って来ていいよ」


 いつもなら藤ちゃんが不在時は絶対に外でちゃ駄目って言ってたのに、意外すぎて驚いてしまった。じゃあ遠慮なく行かせてもらおうと、藤ちゃんにお礼を伝える。


「ありがとう、藤ちゃん。何か欲しいものあったら、教えて」

「うん。それと想の代わりに靴取りに行ってくれると助かるかな」

 

 わかったよとやり取りをして車に乗り、Wizuteriaの事務所へと向かった。




 午前中はそばで見てるつもりだったけど、行ってらっしゃいと三人は先に降りてスライドドアが閉まってしまう。そのまま賢介は車を走らせた。


「よかったの?」

「藤太郎が気分転換させてあげてって言われたからさ。この一年半、ずっと藤太郎につきっきりだったし、息抜きできてないと思うしって。だから陽っちゃんが行きたいところ、まず行こっか」


 藤ちゃんに後でお礼言わなくちゃと思いながらも、ならと賢介に伝え連れてってもらうことに。




 連れてってもらったのは朝峰家であっても、朝峰家はもうなく売りに出している。てっきり姉は今まで通りここに住んでいるのかと思った。


「賢介、お姉ちゃんが住んでる場所って?」

「レッドクレインの本拠地にいるんじゃない?行ってみる?」

「ううん、大丈夫。ちょっと駅前寄ってもいいかな?」


 いいよと賢介に許可をもらって、藤ちゃんたちがいないからハス喫茶に行ってみることに。夕哉さんに会わないほうがいいかもしれないと言われたけれど、真昼くんが少々心配だった。

 普通にハスキー犬が看板犬としていて、店の中に入る勇気がなぜか出ない。入ろうか迷っていると春陽と紗良の声が聞こえつい賢介の後ろに隠れる。


「何、岩渕さんの後ろに隠れんの。岩渕さんから大体は聞いてるし、催花からも情報はもらってるから」

「そうなの?」

「まあ一応、催花も紗良ちゃんも心配して、俺にメッセージもらってたから共有してただけだよ。藤太郎には了承済みだから大丈夫」

「それならもっと早く教えてよ」


 賢介から隠れるのをやめ、紗良が中に入ろうと言われ、ハス喫茶の店へ入った。結構なお客さんがいて店員に驚かれるも席を案内してくれる。適当に頼みまずはごめんと謝る。


「ごめん紗良」

「びっくりした。春陽に謝れることは何もないよ」

「私があの日、偽私になってくれたじゃない?それで危険に晒しちゃったって」


 全然気にしてないよと紗良は笑ってあることを言われる。


「あたしね、漆月と絡んでたきっかけで千夏が嫉妬してたらしいの。千夏、漆月のことまだ好きみたいだったから」

「疾ちゃんに内緒にしてってそう言えば言われてた。全然千ーちゃんと会ってないけど、会ってる?」

「ううん。千夏、大学やめて今何してるのかは知らない。疾太は翠と一緒にいることが増えたからだと思うんだよね」


 ヴァイオレットにもいないらしいから、千ーちゃんは今何してるんだろうか。賢介も知らない様子だし、後で藤ちゃんに聞いてみよ。

 

「それで真昼くん、何隠れてんの?」


 紗良が言っていて真昼くんいたのと後ろを振り向くとレジから顔を出してはすぐ引っ込む真昼くん。いる気配全然しなかったと思うも、真昼くんが出て来て紗良の隣に座った。

 真昼くんは私を見ずに久しぶりと言っていて、久しぶりと真昼くん伝える。すると真昼くんは頭を下げて私に言った。


「春陽ちゃん。僕のために、父さんのために、雪叔父さんのために、取引をしてくれて、ありがとう」

「昼奈ちゃんと雪恋ちゃん、元気にしてる?」


 うんと顔をあげた真昼くんは涙を見せて、どうしたのと言うぐらい涙をポロポロ流して、ごめんと一度席外す。


「真昼くん…」

「まだ気持ちが残ってるから仕方ないと思う。それに春陽がいなかった期間、色々あったから」

「昨日、夕哉さんに多少は聞いたよ。私があんな伝言メモを渡さなければ」

「違うと思う。岩渕さん、春陽に伝えてもいいですよね?」

 

 賢介は何かを知っているようで、賢介は少し悩むも私に打ち明けてくれた。

 

「俺がたまに日本に戻っていたのは催花のためじゃない。あの人の指示で日本に戻って計画を実行した」

「計画?」

「都内で同時に爆発事件が起きて、多くの負傷者が出た。その事件をデッドクリスマス事件と名付けられた。もちろんその爆発を止めるために、警察、そして昏籐組が動いたの。けどその爆薬がシルバーウルフが作り上げた爆薬だということが判明して」

「一時期は雪たちが逮捕されたが、すぐ釈放されたのは、陽空が自白したかららしい」


 お姉ちゃんがとびっくりしすぎてしまい、紗良がスマホを取り出して見せてくれる。それはレッドクレインの仕業という記事であり、がくに捕まった姉の証言はこうだった。

 がくと式を挙げる日にシルバーウルフに指示を与えたのは、亡きがくの指示であると。

 記録も存在しシルバーウルフの罪は軽くなったのと、警視総監がシルバーウルフの力が必要と判断したことで、真昼くんたちは時が来るまで監視下で生活をしているらしい。


「てことはお姉ちゃんは?」

「陽空も一応、監視下の下で生活はしてるけど、春陽には居場所を伝えないでほしいって言われてるからごめん」

「ううん。お姉ちゃんが元気そうならそれでいいの。そうだ、翠からすでに聞いてると思うけど、私」

「うん、翠から聞いたよ。式ぶち壊すとかはさすがに言ってないけど、納得はしてないみたい」


 昨日の状況から納得していないのは十分にわかっていた。


「あっやば。そろそろ大学行かないと。会えてよかった。それじゃあ」


 紗良は自分が飲んだ飲み物代を机に置いて、守城大学へと向かう。真昼くんと少し話したいけど、戻ってくる様子はなく、私たちも帰ろうとした時のことだ。

 ドアが開きそこには昨日会ったばかりのまるさんが登場する。


「おったおった。春陽ちゃん」

「まるさん」

「これボスが渡してって言われてたものや。店員が連絡くれようて、助かったやけど、真昼がピンチみたいやから、またおいでや」


 そう言ってまるさんはスタッフルームへと入って行き、まるさんがくれたのは青とオレンジのストライプ柄の包みだった。会計を済ませ、可愛いクッキーを売ってたからそれを買い店をでる。

 何が入ってるんだろうと車に乗ってその包みを開けてみた。包みの中はお洒落なペアマグカップと写真たてがありその写真たてはみんなで撮った写真が入っている。メモも入っていてこう記されていた。


 春陽の幸せはやつがれたちの幸せでもある。寂しくなったらその写真を見ればいい。おめでとう。藤太郎と仲良くなと入っていた。

 ありがとうと言いたいれど、藤ちゃん的には紫系が好むのにマグカップの色はまるで黄昏のような色合い。

 藤ちゃんがなんと言われようとも、使わせてもらおうと、パシャっと貰ったものを藤ちゃんに送っといた。


 夕哉さんのお店に到着し、賢介は車で待っててくれるらしく、一人で夕哉さんのお店へと入る。いないと思いベルを鳴らしてみるも、夕哉さんが出て来なかった。いないわけないよねと待っていたら汚れた姿の夕哉さんが出てくる。


「春陽、もう来たのか。ちょっと待っててくれる?」


 うんと伝えると夕哉さんは作業部屋へと戻り、待っている間、夕哉さんが作った靴を見ていた。また夕哉さんに靴、作ってもらおうかなと見ていると、スーツを着た人たちが入ってくる。見慣れない人たちと思いながらも、この靴可愛いと手にした。

 するとお嬢さんと声をかけられたから、そっちに顔を向ける。


「星霜春陽さんですよね?私はこういう者でして」


 スッと見せられたのは清掃会社で働く人間であり、あの人に言われていた。日本に帰った来た時、清掃会社と名乗る会社は気をつけなさいと。夕哉さんが作った靴を持ったまま一歩下がり、なんのようですかとその人たちに聞く。

 そしたらその人たちは手袋をし始め、これはまずい状況で夕哉さんの店を壊したくない。


 一緒に来てもらいますよという合図で、後ろにいた二人が賢介と夕哉さんによって倒される。


「俺の店になんのようだ?」

「春の太陽は必ずいただく。そう冬の月、それか二季草ふたきぐさに伝えておけ」


 その人は仲間を置いて去って行き、名刺が落ちていたからそれを拾う。会社名はNove株式会社で綺麗に清掃しますと書かれてある。

 夕哉さんは縄を持ってきて二人を縛り、賢介がその名刺を写真に撮った。


「春陽、大丈夫?」

「平気だけど、このタイミングで清掃会社の人出会すだなんて思わなかった。夕哉さん、この会社知ってますか?」

「いや、全く。初めてみる会社だ。もし気になるなら調べてみるよ」

  

 調べてもらえるなら調べてもらったほうがいいよねと、考えていたら賢介が夕哉さんに断る。


「いや、俺や純連で調べてみるからいい。想の靴」

「わかった。もしこっちで何か掴めたら連絡する」


 夕哉さんは想の靴を取りに行ってくれて、賢介に聞いてみた。


「あの人が言ってた清掃会社?」

「まだわからない。ただ春陽の兄とそれから藤の名が出た。二人を恨む奴かもしれない」


 お兄ちゃん、そして二季草というのは藤の異名を示している。賢介が言った通りその二人を憎んでいる人がいるとしたら誰なんだろう。

 夕哉さんが昨日、想が買った靴をくれて、私が持っている靴をみて調整しようかと言われた。


「あっごめん。可愛いなって手にした時にこの人たちに絡まれて」

「なるほどな。靴の依頼、いつでも待ってるから」


 ありがとうと夕哉さんにお礼を伝え、私たちはさっきのことを報告しに、家へと向かう。



 透に連絡をし警察が到着して、身柄を引き渡し、多少靴が棚に落ちていたから元あった場所に戻していく。

 春陽のご両親に言われていた会社がようやく動き出したNove株式会社は、星霜家に憧れでできたらしいものの、裏では犯罪を犯している連中らしい。 

 そいつらには十分に気をつけなさいと言われていて、春陽が帰ってきたと同時に動いているっていうことでいいんだろう。


 それにあの爆発事件の清掃を行なったのもNoveが関係していると言っていた。春陽を救うにしたとしても、Noveが邪魔してくれば、再び大きな抗戦が生まれそうだなと感じる。

 このことは親父とそれから真昼の親父さんに報告しておくかと、作業部屋に置きっぱにしてあるスマホを手にした。


 そしたら紗良からで怒ったスタンプがきていて開いてみると、春陽が藤太郎に奪われてもいいのと怒っている。よくないが状況からにして春陽を守るにしてもと文章を作るが消して違う言葉を送った。


 俺は春陽を信じてる。


 そしたら電話がかかってきて、応答した。


『さっき春陽と偶然会って、春陽の指見た時、ものすごい怒りが出そうだった』

「パープルダイヤモンド、藤の愛情が詰まってる」

『そこあたしに言わないでよ。石言葉調べてる暇があるなら春陽を取り返す方法考えなくちゃ』

「紗良、悪い。仕事あるから切んぞ」


 ちょっとと紗良との通話を強制終了し、俺だって黙って見てるわけじゃねえんだよと描きかけのデザインをクシャッとする。一日でも早く春陽を取り返したい気持ちは常に持ってんだ。

 ただ二人の様子を見て、春陽の幸せを奪ってしまっていいものだろうかとこの足が止まるんだよ。


 はあ、一服するかと外で一服しようと裏口から出たら、疾太の幼馴染である坂東千夏がやって来た。靴を買いに来たわけではなさそうだなと煙草をしまい、中入れよと入れさせお茶を出す。


「疾太、連絡取れなくて心配してたんだぞ。どこにいたんだよ」


 千夏に聞いても答えてはくれず、何しに来たんだかとくしゃくしゃにしてしまったデザインを綺麗に戻した。少しして千夏が口を開く。


「Noveっていうところに監禁されてた」


 お茶飲んでたら吹き出していた勢いぐらい仰天ニュースであり、さっきの連中は千夏が情報を出したんだろうと理解した。


「Noveの首謀者は?」

「一度も会ってないけど、春陽たちが帰って来たことで、動き出してるみたい。うちは消されると思ってたけど、逃がしてくれた人が、夕哉の店に行きなさいって言われたの」

「俺の店に?」

「うん。名前は教えてはくれなかったけど、ちょうど夕莉さんと同じぐらいの人だった」


 その人男だったと聞いてみるとこくんと頷いて、昔お袋が教えてくれたこと。夕哉にはもう一人兄弟がいて、今は遠くにいるけれど、きっと夕哉のところに来てくれる。

 その時お袋の目寂しそうで、今すぐにでも会いたいというような瞳。


 姉貴にそれを聞いたら、お袋には内緒と一度だけ見せてくれた写真。それは双子の写真で、俺が生まれてすぐの頃、俺たちの兄は友達と公園で遊んでいた時に、行方知らずとなった。

 その時から親父は陽空の両親と付き合いがあり、捜査が打ち切られたとしても、陽空のご両親は探してくれていたらしい。


 まさかこのタイミングで兄の存在を知ったら、お袋泣くんじゃねえかって気もする。


「他に何か言ってたなかったか?」

「何も」

「そっかさっきまで春陽来てたんだけど、戻って来てもらう?」

「ううん。普通に家に帰るから平気。そうだ、せっかくだから靴買っててもいい?今履いてる靴がボロボロで」


 よくみるとすごい汚れてるし、穴が空いていて足洗って来いとシャワーを貸してあげた。その間に千夏のサイズを確認して箱から何足か出してあげる。

 それと疾太に千夏、店に出現とメッセージを送っといた。そしたらびっくりスタンプが五つほどきて、すぐ向かうと返信がくる。まあ今、疾太俺の店から近いマンションに住んでるからなと待ってあげること五分。


 チリンとドアベルが鳴り、千夏はと聞かれたからシャワー浴びてると教えてあげた。


「怪我とかは?」

「してないけど、とある組織に監禁されてたらしい」


 はあと疾太は怒鳴り、俺に怒っても意味ねえだろと疾太を落ち着かせる。


「何か聞いたの?」

「いや、あの感じだと何も吐かないような気がして様子見」

 

 作業部屋へと案内してシャワー室から出てきた千夏で、なんでいんのと千夏は固まるも、疾太は無事で良かったと千夏を抱きしめる。

 照れ臭くなったのか離れてよと疾太を押した。


「うちは疾太たちを裏切ったんだよ。なんで心配してくるの?意味わかんない」

「そんなの関係ねえだろ。俺は千夏のことが」

「疾太なんか、大っ嫌い!いつもいつも春陽のことばっかでうちのこと全然見てくれなかったじゃん!夕哉、これもらってく。じゃあね」


 靴を履かずに持っていく千夏であり、疾太が追いかけようとしたが、それを止めた。


「今はそっとしてやれ。それに疾太」

「わかってる。賢介に伝えておく。悪い」

「気にすんな。千夏も素直じゃねえけど、疾太もけじめは付いてんだろ?」

「もちろん。父さんに会ってくる。千夏が帰って来たこと。千夏のご両親心配してたから」


 疾太は父親に会うため、守城大学へと向かい、俺は店を閉めて家に向い、報告することにした。

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