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42羽

 クリスマス当日となり、待ち合わせの場所で待っているも、真昼くんはまだ来ていない。今頃、姉は式かと空を見上げると雨でも降るんじゃないかという雲空だった。

 これで姉はレッドクレインの長の妻として過ごしていくのだろうと、空を見上げていたらお待たせと真昼くんが走ってくる。


「ごめん、遅くなって」

「全然平気。行こっ」


 私は真昼くんの手を握り、遊園地に来ていて、夜にはイルミネーションが見れるから楽しみ。列に並んでいると真昼くんがスマホを見せてくれて、お母さんと昼奈ちゃんとのスリーショット。


「お母さん、だいぶ良くなったみたいだね」

「会った時、めちゃくちゃ元気だからびっくりしたよ。プレゼントも喜んでくれたから、僕は満足。あっ陽羽ちゃん、ずっと避けててごめん」

「避けられててしょぼんってなってた」


 構ってくれなかった気持ちを表に出すとごめんと私をバックハグする真昼くんで、昨日のことを少し思い出してしまった。それに気づいたらしい真昼くんが、どうしたのと後ろから言われる。


「翠が帰国してて、言われたの。もう一度、チャンスをくれないかなって」

「断固拒否した?」

「…ごめん。付き合ってるからって言ったけど、決断はまだしなくていいって言われちゃって」


 そしたら真昼くんの力加減が少し強くなって、相当嫌なんだってことがはっきりする。私もちゃんと言える派だったら、すぐ断ってたかもしれないけど、気持ちが揺らぎすぎちゃってた。

 このまま真昼くんと付き合ってていいのか、それとも別れたほうがいいのかって。


 前が進みハグするのをやめ隣に戻る真昼くんの横顔は、少し苛立ちを感じてしまった。他にも言わなくちゃならないことがあるも、久しぶりのデートをぶち壊したくないから、真昼くんに言う。


「このことは一旦置いて、今は楽しも」


 そしたらごめんと顔が和らぎ、私たちは遊園地で思いっきり遊ぶことにした。



 レッドクレインの敷地を捜査させてもらっても、証拠となるものは一切なく、今日が打ち切りの日となる。陽空とがくは二人きりで挙式を行なっているため、ここにはいない。

 できれば挙式を挙げる前に、証拠を見つけて逮捕をしておきたかった。それに破島がここにいないことで、不信感を抱くも陽空から教えてもらった庭で捜索し発見するも、遺骨は全て存在しなかったことが判明。匂いも全て消えていることで、警察犬を使っても不可能だった。捜査をする振りをしながら、清寺さんに聞く。 


「本当にここであってんだよな?」

「ここに存在していた。骸骨は全て偽物だった?」

「あぁ。それにしても不気味だな。ここの通路」


 そう言いながら、何か証拠品を抑えるものはないのかと捜索を当たっていると、壁なのに違和感を感じた。その壁を隅々まで探ってみると何かスイッチが入る。

 壁が開き隠し通路っぽいところだった。清寺さんも初めてみる場所らしくとも、俺だけで行くと懐中電灯を持って、奥へ進んだ。

 この先に何があると行ってみると、円形のフロアに辿り着く。そこには信じられないものが飾られてあった。そんな馬鹿なと一歩後ずさる。


 あいつが陽空に執着しているわけが、これに繋がっていただなんてと言葉を失っていたら、透と破島の声がした。


「破島、無事だったんだな」

「当たり前だ。我がここに滞在している理由はこれに繋がる」

「あいつも守城学園の生徒だった。ならなぜ俺はこいつに会ってなかった…」


 卒業アルバムは夕坊ん家にあるからそれを見れば見つけることは可能であっても、学園長はきっとこのことを隠し通すに違いない。

 そして陽空が小学生一年の時にがくは高校生三年。行事に小中高問わず、馴染ませる行事が存在していた。されど陽羽と夕坊が事故ったその年からその行事は行われていない。


 凛太郎さんが折れたわけも、これに繋がっていて、もっと早く気づいていれば警戒することはできたはずだ。


「破島、証拠は?」

「我の知らないうちに片付けられていた。すまないな」

「…そうか。協力、感謝するよ。あのさ、一つ確認しておきたいことがある」


 爆弾は撤去してくれたんだろうなと、言おうとした時のことだ。焦げ臭い匂いがして、破島と俺は目を合わせる。そして一緒に部屋から出てみると、炎が回っており、とにかく逃げるしかなかった。



 とうとうこの日が来てしまい、ワインレッドのドレスを着て、誰もいない挙式が始まった。証拠はやっぱり消されているらしく、あたしはこのままがくと一緒にいるんだ。

 神父の言葉に誓いますと告げ、結婚指輪をはめてもらい、がくのをつける。がくは勝ち誇った笑みを浮かべながら、ベールを上げてもらい、誓いのキスをと言われる。

 唇をうとしながら近づこうとしていても、あたしは目を閉じて近づかせようとした時のことだった。


 銃声が鳴り目を開けると、そこには赤いパーカーを羽織っている人たちがいる。がくはあたしの前に立ち、指を鳴らすとレッドクレインの人たちが出て来た。


「ここがなぜわかった?黎明」

「レッドクレインに忍ばせてる人に情報を貰ったんだよ」


 そんな馬鹿なとがくが余裕を持っていると背後から何かを感じ、あたしを人質に取ろうとした人物の足を思いっきり踏む。その人は痛いと足を摩っていて、ハイヒールの効果は抜群のようだった。

 それを見たがくはやるじゃないかとあたしを引き寄せ、その場でキスをもらう。そいつを抑えておけと指示を与え、黎明という人物と向き合った。


「このタイミングを狙うとはいい度胸だ」

「どうせ、僕ちんがこの日に現れると予想して、身近な人たちを呼ばなかったんでしょ?それに愛の巣は燃やしたから、今頃大ごとになってると思うよ」


 レッドクレインの敷地が燃えているということなの。あそこには従業員の他にも一般人がいるんだよ。がくはそれでも表情は変えずにいる。


「わざわざ会いに来てくれるとは、こちらとしては光栄だ。ただ警察は私ではなく、君らを逮捕するだろう」

「そうだろうね。僕ちんの思いは警察が聞いてくれないから、こうするしかない」


 スマホを取り出し、何をするのと見てたらスマホをタップした瞬間に、どこかが爆発する音が聞こえた。爆発がした音が三回。黎明という人は、これでわかったでしょというような瞳で、がくの表情が焦り始める。


がく…」

「陽空、ここは危険だ。安全な場所に」

「無駄だよ。爆発させた場所は挙式の周り、逃げても外に出れるはずがない」


 黎明は銃をこっちに向けて、従業員たちが動こうとするから、黎明の仲間が黎明を守った。


「さあて、僕ちんたちが集まった理由はただ一つ。自首して罪を償え。代々受け継いでいる穢れたあんたの家系を世間に言え。行方不明になった人たちを大勢殺したと。じゃなきゃ僕ちんが全部ばらす。それにまだ爆弾回収してないでしょ?それを知ったら、レッドクレインが崩壊するね」


 ひんやりとした笑みで言う黎明であり、がくどうするのと顔を見たら、顔を下にし笑っている。これは罠だと黎明に言おうとしたら口を塞がれてしまう。

 離してと思っても手を離してはくれず、がくがにやけた顔をあたしに見せ、顔を上げた。


「爆弾は確かに置いといた。そうすれば黎明が勝手に使ってくれると思ってね。それに陽空の父上に、回収するよう報告済みだ。それなのに使用するとは大馬鹿な溝鼠なもの。ほら聞こえて来たぞ」


 パトカーの音と消防車の音、それから救急車の音が聞こえ、黎明はやられたというような目つきでいながら銃を発砲する。それによって黎明の部下たちが従業員に襲い始めた。

 あたしはがくに引っ張られながら、退場をしようとした時だった。なぜだろう、あたしは咄嗟にがくを庇い、黎明の銃で撃たれた。



 がく危ないと声を聞いた瞬間に、陽空が撃たれてしまい、あっあぁぁと陽空を支えしゃがみ込む。陽空、陽空しっかりと声をかけるも、反応がなく、陽空を抱っこして、会場から出る。

 誰か、誰かいないのかと大声で叫び、救急隊が来てくれたことで、陽空を運んでもらった。警察とそして陽空の父上がいて、陽空が運ばれるのを見て、貴様と私の胸ぐらを掴む。


「娘に何をしてる!」

「陽空が私を庇ったのだ。犯人は黎明で、爆弾を利用された。すぐ回収するよう伝えたではないか」

「爆弾処理班に報告は済ませ、回収した報告も受けていた」


 ならば私を裏切った奴が仕向けたのだろう。陽空の父上の力が緩み、陽空のそばにいろ、事情聴取は後でだと現場へと足を運んでいった。

 救急車に乗り込み、病院へと連れてってもらう。



 真昼くんと一緒に楽しんでいたら、スマホが鳴り出し、確認してみると夕哉さんからだった。真昼くんはそれを見て、出てほしくないというような表情でも、出ていいよと言うから出てみる。


「夕哉さん?」

『陽羽、今どこにいる?』

「今は彼氏と遊園地で遊んでます。どうかしたんですか?」

『今からそっち行くから、すぐその遊園地から出ろ。説明は後で話してあげるから入り口で待ってろ。絶対だからな』


 そういう夕哉さんからの電話が切れてしまい、ロック画面には疾ちゃんと紗良に、翠から着信が何件も入ってる。紗良からのメッセージにはレッドクレインの本拠地が燃えてるとあった。

 姉はどこの挙式でやっているのかは定かではなく、とにかく夕哉さんが来てくれるということで入り口で待つことに。


「お姉さん、無事だといいね…」

「うん…。疾ちゃんも火事に巻き込まれてないかって心配してくれてた」

「幼馴染からは?」

「ううん。電話だけだから、後で連絡してみる」


 そう伝えるも実際今、翠が居候していることは真昼くんには言えなかった。


 夕哉さんが到着して、車に乗せてもらい、なぜ夕哉さんが迎えに来てくれたのかを教えてもらう。


「いつも陽羽と一緒にいる先生から連絡もらって、迎えに行って病院へと連れてってほしいって言われた」

「病院ですか?」

「あぁ。…陽羽の姉ちゃんが撃たれたそうだ」

「嘘…ですよね?」


 本当のことだと言われてしまい、なんでと私は涙を流す。真昼くんが大丈夫と慰めてくれるも、なんで姉が撃たれなきゃならなかったの。

 ポタッポタッと雨が降り出す音が聞こえても、私はその音をかき消すような勢いで泣いた。



 消防隊と救急車を呼んだ後、凛太郎さんとなんとか合流でき、一緒に式に向かったが手遅れだった。会場の周りにも火が回っており、消防隊に火を消してもらいながら、ある程度火が消えた後、突入する。

 レッドクレインと赤いパーカーを着ていた人たちが争っていて、そこまでだと止めに入った。黎明はストンと力が抜けているような感じで、本当は手錠をかけたくない。それでも俺は警官でいる以上、黎明と声をかけた。

 そしたら黎明がどうしようと目が腫れ今でも泣きそうな顔立ちだ。両手をプルプル出し、黎明と約束した覚えはないが手錠をかける。


「透っがくを撃ったはずなのにっ僕ちんっ」

「話は署で聞いてあげるから、めそめそ泣くんじゃねえ」


 黎明を立たせ会場から出るとすでに鎮火しており、近所の人たちが見ていた。そこにフードを深く被った奴がいて、そいつは俺と目が合ったら去っていく。何者だと思いながらも、黎明をパトカーに乗せ、後は頼みますと伝える。

 黎明はおそらくがくを撃つ予定だったが、陽空に当たってしまったということでいいんだろう。


 

「凛太郎さん…」

「状況が整理できていないが、とにかく病院に行くぞ」


 わかりましたと俺の車で、陽空が搬送された病院へと急いだ。



 紗良先輩と初デートしたかったなと暇だから病室にあるテレビをポチッと押した。するとニュースが流れていて、派手にやってるなとお見舞いの品を頬張っていたら、ボトッとつい落としてしまう。

 なぜなら陽羽先輩の姉が撃たれたというニュースが流れ、なぜそうなっていると固まる。発砲したのは黎明であっても、黎明はそういうヘマなことはしないはず。とにかく烏丸から情報貰わなくちゃと、スマホを手にしたら再び鶴の恩返しというメールが届いていた。


 普段なら変なメールは削除するけど、レッドクレインの仕業だろうと確認してみる。内容はこうだった。


 鶴は恩を返しに君の前に現れよう。


 とても小さい文面だけど、夜瀬組に喧嘩を売る気なんだろうな。なんせ、黎明と手を組んでたんだし、黎明はすでに逮捕されたことで、俺様が動くしかないか。


 俺様と会った初日、もし僕ちんが捕まったら、後のことは頼むと。少し身体が動けるようになり、ゆっくりと身体を起こして一番引き出しにあるノートパソコンを出す。

 首から下げているものを外し、その中から黎明に託されたUSBをパソコンにつけた。


 偽アカで入り、黎明に託された動画を配信することに。どれくらいの人が信じてくれるかは知らずとも、黎明や黎明の仲間が報われますようにと見ていた。

 すると漆月といつもの元気さはどこいったというような表情で来る紗良先輩。


「メリークリスマスって気分じゃなさそうじゃん。なんかあった?」

「陽羽のお姉ちゃんが…。漆月、何か知ってんでしょ?黎明は昏籐組にいたって組員から聞いてる。知ってるなら情報教えて」


 受験前なのに、それを聞いたら受験どころじゃなくなりそうな予感もする。今は受験に専念してほしいところだけど、おいでと合図を送り、ベッドに座ってもらって見せてあげた。


「これって…」

「警察に言っても信じてくれなかったから、こうして配信。本当はさ、黎明を止めたかった。それでも逮捕される覚悟を持ってあいつを確実に殺したかったんだと思う」


 黎明がここまで準備をしても、レッドクレインは被害者となるからどうも許せない。レッドクレインが犯したことは、必ず警察の誰かが隠蔽をしているのは確かなこと。

 それが誰なのかはまだ辿り着いていないけど、必ず訪れるのではないかと感じた。



 陽羽と南雲真昼を病院に連れて行き、まだ手術をしているらしく待合椅子には陽羽のお母さんと、がくに知らない男がいた。陽羽はお母さんに寄り添い、南雲真昼も寄り添う。

 ちょっといいですかと知らない奴に言われ、南雲真昼とがくから聞こえない場所で打ち明けられる。


「おばさんからあなたのことは聞いてます。僕は幼馴染の翠・カジュー。夕哉さんが陽羽のことを想ってくれているのは構いません。ただ陽羽をこれ以上、苦しめないでくれませんか?」

「俺はそんなつもりで」

「現在、僕は陽羽のご自宅でホームステイみたいなのをさせてもらってる。受験が終えれば一旦、アメリカに戻りますけど、陽羽は寝言で夕哉さんと呼んでる。夢はどんなものか分かりませんが、陽羽が一番に会いたいのはあなたなんじゃないんですか?」


 翠という奴は俺を叱り、記憶を失っている陽羽に、全てを打ち明ける勇気が俺にはなかった。陽羽に嫌われるんじゃないかと、このまま遠くで見守っていたほうが陽羽は幸せになるんじゃないかって。

 考え込んでいると翠は苛立ちを放ちながらある写真を見せてくれる。それは陽羽の日記を撮ったっぽい。そこに記されていたのは、俺と会えた日々を日記に記されていた。しかも表紙がオレンジがくすみかかった色。


「夕哉、夕日、オレンジということで選んだ。夕哉さんだけの日記。どのページにも夕哉さんと会えたからと書かれてあった。それでも夕哉さんはこのまま、知らないふりを続ける気?」


 真剣な眼差しを向けられ、陽空を救ってからちゃんと打ち明けようとは思ってた。俺がうじうじせず陽羽に全てを打ち明け、陽空を守ることができたならと考えちまう。翠はスマホをしまい、俺に忠告をした。


「夕哉さんが迷っている間に、僕かそれとも別の男が取るかもしれませんから油断はしないでください」


 そう言って陽羽たちのところに戻ってしまい、ちゃんとケリがついたら話そうと俺も戻ると陽羽の親父さんと伊宮が来る。


 数時間後、医師が出て来て無事に手術は終えたそうだ。がくはお腹の子はと聞いたところ、医師は残念ですがと言ったところで、がくは頭を抱え込む。しかしこっそり喜ぶ、陽羽たちであった。


 陽空が出てきて、陽羽とご両親は陽空に付き添い、がくも行こうとするから、おいと伊宮ががくの肩を掴んだ。


「なんだい、事情聴取なら明日でもよかろう」

「あぁ見てないのか。お前は殺人容疑がかけられてる。署まで同行願う。真昼、それから翠はそこにいる兄ちゃんに家まで送ってもらえ。ほら行くぞ。よかったな、レッドクレインは壊滅だ」


 そんなことあり得るわけないとがみがみ言いながらも、伊宮はポケットから手錠をかけがくを連行する。教師じゃなかったと思うも、帰るかと声をかけたら、もの凄い嫌な顔されるも、家まで送ってってあげた。



 日本のニュースを見て、これでようやくレッドクレインが降参するとは考えにくい。なぜなら警察内部にレッドクレインと手を組んでいる奴がいることで、すぐ釈放はされるだろう。

 ただ陽空にはもう近寄らないようになるのは確実だなとニュースを見るのをやめ、黎明は確実にがくを殺せたはずだ。それなのにハプニングが起き、陽空が撃たれたわけ。


 おそらくだが、がくの指導によって身体が勝手に動いてしまったというのがベストだろう。


「ボス、ボス!」

「考えごとしてた。何?」

「これ届いてるやで。それとレッドクレインが大騒ぎになってくれたことで、こっちは気づかれず手配は完了したで」

「これでどれくらい影響が出るかはわからずとも、あの人に言われちゃったらやるしかない。その件に関してはまるよろぴこ」


 わかったでとまるは早速仕事へと行き、昼秋は優雅にお茶を飲んでいた。


「どれくらいいるんだ?そろそろ帰ってあげたら?可愛い息子が待ってるはずだ」

雪昼ゆきひる


 そっちの名前で呼ばれるとは久しぶりだなと、なんだと聞いてみたら、ある資料をやつがれに渡す。日本で有名なバンドの資料っぽく、ぱらぱらとめくってみると驚きが隠せなかった。


「こいつ」

「重要な人物が揃ってバンドをやってる」


 しかも陽羽がその大ファンだと知ってしまい、これは真昼絶対に拗ねるパターンのやつだな。排除したくても、今は絶賛旅行中だから、すぐ日本には行けそうにない。

 これは預かっておき、今後、どうするのかを聞いていった。

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