表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/134

25羽 休憩所その5

 紗良ちゃんを自宅まで送り届けた後、私は署に戻って佐田に陽空のスマホを修復してもらっていた。ガコンッと自販機からコーヒーが出てきて、それをとり休憩所でひと休憩していた。

 私は警視庁特殊捜査課、朝峰凛太郎、48歳。陽空と陽羽の父親であり、特殊捜査課の統括警部をしている。


 シルバーウルフは本拠地に帰国したことで、しばらくないだろうが、真昼くんを信じていいのかも不明だ。それに昼が生きていた頃、裏でもしかすると真昼くんに指導をしていたかもしれない。

 陽羽を危険には晒したくはないが、事件を解決するためにも、陽羽の力を借りる必要がある。


 それに比べ、一番の問題は陽空の行動に関してのことだ。陽空はなぜ、何も言わずに出て行ったのか。まだ不明点が多い。陽空の部屋を確認するも、レッドクレインと会っている形跡はほとんどなかった。

 となれば陽空の友達と遊んでいる際に、接触していた可能性は少なくともある。それか破島淡に弱みを握られ、レッドクレインのところへと行ったのか。


 レッドクレインの長が仮に違う目的で、陽空を人質となってしまったら、その原因を見つけなければならないということ。

 星河も色々と調べてはもらっているが、星河はレッドクレインと接触している生徒や親御さんは守城学園にいないことがはっきりしている。

 そうとなれば清寺に任せ、夜瀬組の息子について調べておく必要があった。漆月夜一くんは一体何者なのか、以前シルバーウルフの一人を捕まえ、拷問していたというのに、真昼くんの正体に気づいていなかったのかが疑問点だ。


 漆月夜一くんと真昼くんの関係性は闇金とのことがあるぐらいで、今のところ重要な証拠は見つかっていない。ここで大きな証拠が手に入れば、夜瀬組を捕まえることが可能となる。

 ただ引っかかるのが烏丸が陽羽と真昼くんが一緒にいる時間帯に姿を現しているのは、陽羽が見せてくれたツーショットに全て烏丸が遠くに写っていることだ。

 ここは陽羽に言ってしまえば写真を撮らなくなりそうで、あえて言わないでいる。一応証拠写真ともなるから、これからも随時見せてもらおう。


 清寺が見つけてくれた天音という女性についても、調べているものの、情報が一切なく、ここは真昼くんの母親である天美さんに聞いたほうが得策だろうな。

 今は療養とはいえ、私の顔を見れば答えてくれるに違いない。真昼くんが以前、行方不明になった際、天美さんが私のところに来て、息子が奪われたと泣きついて来たのを思い出す。


 それが何を示しているのか、すぐわかり、真昼くんを捜索していたら、通報を受け船場へと行くと、真昼くんが寝ていたことがはっきりした。

 

 昼秋の息子を奪いに来たのだろうと当初は思っていたが、真昼くんの身体を見て虐待していることが判明。そこで私は真昼くんを保護しようとしたところ、真昼くんが起き、母さんと一緒にいたいと言い出した。

 あれだけ虐待を受けていたとしても、真昼くんの瞳は昼秋と同じ瞳をしていて、困ったらちゃんと警察に連絡するよう伝えたな。


 あれ以来、真昼くんからの連絡はなく、透が教師として守城学園に潜入する際、気にかけてほしいと伝えといた。しかし透は陽羽ばかり気にしていたことに、少々呆れつつも、その代わり星河がきっちり報告をくれている。

 たまに星河は高校へと入って、様子を見てくれているそうだ。


 星河のように、しっかりしてほしいところだが、透は別の意味で陽羽を見ていたこと。それは夕哉くんが陽羽のことを想っていることもあり、近くで守らせていることが逆効果となっているのではないかと、少々心配になった。

 そこできっちり仕事をしてもらうために、陽羽が大学へと入った時点で、透はこっち側に戻り、佐田と情報集めに行ってもらう。

 この半年間で陽羽は何も起きず受験ができることを願いつつ、その前に陽空をどうやって救出するかを考えることに。


※こちらは本編ではございません。毎週日曜日に更新予定。

26話〜30話、18時に配信。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ