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20羽 休憩所その4

 陽羽ちゃんたちが無許可の動物園に行っていることが判明し、ついにシルバーウルフのボスが動き出したか。これは失礼。本の少ししかまだ出てきていない、清寺秀明きよでらひであきと申す。

 職は警視庁特殊捜査課に勤務しており、現在は潜入捜査として、レッドクレインに潜入している。レッドクレインの詳細はのちに、私から話すことが多くなるだろう。


 そうそう、ちなみに私は催花の父親でもあり、催花から陽羽ちゃんの情報を教えてもらっていた。本来ならば催花もキャットアイランドに行ってほしくなかったが、情報が得られるかもしれないと行ってしまわれた。

 まだ報告は来ていないが、シルバーウルフについて少しは知れるだろうと思いたい。


 さて夏祭りに少し動きがあったようだが、陽羽ちゃんの彼氏である南雲くんの母親が自殺を図ったという。そして南雲くんは陽羽ちゃんとの距離を置いた影響で、氷雨くんがとうとう動き出した。

 氷雨くんはなんらかの理由で、陽羽ちゃんを家に招き、そしてアルバムを見せながら、過去のことを教えていたようだ。されどクラスメイトが雰囲気を悪くして最悪と催花から聞いている。


 朝峰から聞いていたが、朝峰家、氷雨家、坂東家が仲が良く、たまに両親だけで会食することもあるようだ。しかし十年前に起きたことで、子どもたちは恐れ、疎遠状態になっていたものの、少しずつ取り戻しているようにも見えている。

 後は坂東家の千夏ちゃんが心を開ければいいのだが、まだ時間はかかりそうな予感もするな。


 夕哉くんも立派になって、親父さんの後継ぎとして組員の一員としてやっていると聞いていたが、想像を遥かに超えたようなものだ。

 昔の夕哉くんは、親父さんによくべったりくっついていた印象だったが、組を引っ張る男に成長している。


 私と朝峰はあの事故がきっかけで、昏籐組に情報提供をしてもらっていた。なんとしてでも事故に見せかけた事件を終わらせなければならない。

 鍵を握っているのはレッドクレイン、シルバーウルフ、夜瀬組、守城学園長、それから破島淡。


 すでにレッドクレインの長は、陽空ちゃんを受け入れるための準備が着々と進んでいると聞いていた。まだ従業員になったとはいえ、全ての内容は把握できていない。

 どこに陽空ちゃんの部屋ができているのか、長はどんな人物なのか、分かれば情報が渡せる。それに今まで殺したであろう遺体が一体どこに存在するのか、突き止めなければならないということだ。


 昏籐組は破島が行きそうなクラブ等を探っているようだが、破島は以前とは違うから気をつけていただきたい。破島は長と会う機会が多く、なぜレッドクレインは破島を受け入れたのかも、未だ不明だ。

 シルバーウルフが一度帰国したことで、しばらくはレッドクレインが動き出すのは確実だ。それと漆月くんが、夜瀬組の息子と疑いを始めていると朝峰から聞いている。


 そっちは任せっぱなしになるが、何がなんでもレッドクレインの重要な証拠を入手するために、もっと上にいかなければならない。

 危険な橋を渡るとしても、必ず催花と妻のところに帰るからと、書類を整理していたら、こんな資料を見つけてしまった。


 長の少年時代のようで、長と写っているのは母親のようだ。疑わしきもので、確か長は三十歳。南雲くんの母親になぜか似ていて、これは朝峰に報告したほうがよさそうだ。

 しかし母親の名前が天音あまねとあり、双子かそれとも姉か妹かは署に帰らねば、わからないことだ。とにかく写真を撮り、佐田にメールを送り、送ったものは削除する。


 真昼くんの父親は他界したとあるが、実際に父親が生きているとしたら、真昼くんはレッドクレインの中にいる父親なのかもしれない。

 そこはもっと調べていく必要があると、書類を整理し棚にしまっていると清寺さん、破島さんが呼んでますと言われ、破島と接触することにした。

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