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114羽

 れらちゃんは別室でお袋、春陽のお袋、それから陽空のお袋が見ており、会議が再開していた。透の言葉を告げ藤太郎たち、つまりWizuteria三名と賢介は一度、事務所へと戻っている。 

 キャットアイランドにいる猛獣たちをどうするか、それと建物に入るにはそれ相応の人員がいるため、たどり着くには人員は多いほうがいいと結論が出た。Noveの人数がどれくらいいるかが肝心となり、それ相応の船が必要になるということ。そこは夜一が知り合いがいるとかで、その人に依頼する形となった。夜一と藤太郎たちの準備が整い次第、すぐキャットアイランドへと向かう予定になる


「まる、これを一応、真昼くんに伝えてほしい」

「了解や。冬月を少々お借りしててもえぇか?ボスを救出する作戦がしたいんや」

「冬月はお世話になったシルバーウルフとして動け。きっちり恩をここで返す時が来た」

「わかりました、父さん。じゃあ別室で話し合おう」


 組員が二人を案内していき、雪を止めるのは二人ってことなら、残るは虎次と豹馬、それから獅子屋警部と疾太の親父さんと姉のしな。疾太が何もされていなければ、疾太はこちら側につくとして、どうやって配置すればいいだろうか。

 忘れちゃいけないのは翠で、透の話だと春陽と一緒にいるのは翠。なら翠を俺に任せてほしいが、俺より説得力があるのは紗良。紗良はまだ不機嫌な顔で夜一の気持ちもわかるよ。危険な場所にはいてほしくないという気持ち。それでも紗良は翠とけりをつけたいのだろう。


「凛太郎さん、獅子屋警部は余と清寺さんが止めてもいいですか?刑事としてけじめを付けたくて」

「輝、私も同じことを考えていた。星霜さん、獅子屋刑事は刑事である輝と元刑事の清寺に任せても?」

「いいだろう。輝、一、頼む。それで幹部であろう者たちをどう振り分けるか」

「あの、春陽のお父さん。あたし、やっぱり翠を止めたい。これ以上、罪を重くさせたくない。だから」


 却下と隣にいる夜一で再び口喧嘩になりそうと思っていたら、賢介の彼女、催花が清寺さんに言った。


「お父さん、うちも春陽ちゃんを救いに行きたいし、役に立てるかもしれない。違うクラスだったけど、麗音くんを止めに行きたいの」

「私は止めないが、後できっちり賢介くんと相談の上、行動しなさい。それで構わないだろうか?」

「獅子屋の息子は黎明に止めてもらおうと思っていたが、黎明はどの辺りがいいとかはあるか?」

「んー僕ちんは生意気な弟もそうだけど、まだ生きてるっていうがくを殴っておきたいんだよね」


 そうだった。がくが春陽に何かをしているのは間違いはない。がくは鶫が相手しそうだけど、帰ってくる気配がないんだよな。すると陽空が言い出す。


「ならがくの相手はあたしがやる。今までのことはまだ許せないけど、止められるのはあたししかいない。淡、いいよね?」

「陽空がそれを望むなら、我は陽空がピンチの時にがくを止める。いいだろうか、陽空の親父さん」

「陽空はこれ以上、被害を受けてほしくないのだが、今はレッドクレインの長として、私も妻も応援している。淡、陽空をよろしく頼む」


 承知したとがくの相手は陽空と淡に黎明が加わった。そこで残りの幹部だろうという人たちの振り分けを春陽の親父さんから説明を受ける。


「猫田虎次は藤太郎、純連、想。豹馬は玲、一人で大丈夫か?」

「豹馬とは面識がないが、一人で止められる」

「頼んだ。それから翠は夕哉と真昼で止めてもらいたい。おそらく翠の付近に春陽が立つかもしれない」

「わかりました。後ほど、真昼と共有します」

 後は疾太の親父さんと姉のしなであり、親父さんのほうは陽空の親父と親父が動いてくれるそうだ。だからしなの方は春陽の親父さんが直接話し合う結果となった。

 紗良は少し落ち込んでいて、紗良は女の子だし死が訪れる可能性が出てくるから、その場に居合わせさせないんだろう。そう思っていたが、春陽の親父さんが紗良に提案を持ちかける。


「春陽がどんな状況でいるか不明だが、見つけ次第、春陽を島から出してほしい。もちろん翠の説得も頼みたい」

「なら俺様も」

「夜一くんは佐田とハッキングでゲートの開け閉めを頼みたい。紗良ちゃんは烏丸を同行させるから心配はいらないはずだ」


 陽空の親父さんが付け足したことで、夜一はイヤイヤでわかったよと返事をした。紗良はありがとうございますと嬉しそうにしていて、きっちりお守り致しますぞと烏丸は胸を張って言っている。

 会議が全て終わり、グループチャットで配置等を知らせ終え、それぞれ止める担当者と話し合うことになった。


 俺は真昼と翠を止めることとなったため、紗良と烏丸を連れて、再び真昼の家へと向かうことに。烏丸が運転をしてくれるようで、俺と紗良は後部座席に座って出発した。


「てっきり置いていかれると思ったけど、よかった」

「意外だった。てっきり夜一も加わると思ってたけどな」

「あたしも。そう言えば、れらちゃんが急変したのって夕哉が着メロにしてる曲でおかしくなったよね?」

「俺も正直驚いてんだわ。それに透の言葉がそうなら、藤太郎に頑張ってもらわなくちゃな」


 だねと紗良はWizuteriaの曲を鼻歌で歌う。なぜWizuteriaの曲が鍵なのかは知らないが、春陽は歴としたファンだ。絶対に目を覚ましてくれると信じ、俺もいつの間にか歌っていた。


 

 陽っちゃんのためにと迂生たちは全ての曲を確認しつつ、迂生たちの担当はやっぱり虎次だった。覚悟はしてたけど虎次が迂生を独り占めしたい理由は別にあること。

 迂生は知らなかったから、ごめんなさいとは言えない。それでも虎次の心の傷が少しでも和らぐのなら、ちゃんと向き合いたい気持ちがある。迂生はいろんな人からドナーをもらい、それが例え汚いやり方だとしても、こうやって生きてた。いつかは償わなければならないのはわかってると胸に手を当てる。


 迂生はまだ陽っちゃんと会っていなかった時期に、心臓の手術をした。けれど次から次へと新しい病へとかかっても、この心臓が迂生を生かしてくれて。

 お父さんの遺品整理をしてた時、見つけた手帳には迂生の命を繋ぎ合わせた人たちがずらりと記されていた。毎月、その人の命日に礼状としてお金を支払っていることが知れた。迂生も途絶えないようにと思っていたところ、手帳に挟まれた複数の手紙に、お金は入りません。息子さんを応援していますからと。ただ一人除いては。


 迂生の心臓をくれた人は虎次の弟であり、成長していれば迂生と同じ年齢。だからだと思う。虎次はきっと弟のように接していたとしても、弟の命を奪った迂生を、殺したいことぐらい。

 会えばわかるもん。笑っていたとしても瞳の奥では怒りと憎しみが存在することを。


「藤、胸苦しいか?少し休憩しよっか」

「あっごめん。迂生に心臓をくれた子のこと考えちゃってた」


 純連たちに伝えると、純連たちはハグをしてくすぐったいよと思いながらも、絶対に止めようと純連が言う。


「絶対にばか虎次説得して、陽っちゃん助けに行こうな」

「藤はわくたちが全力で守るから、虎次にちゃんと伝えて。弟さんのこと」

「俺はその場に立ち会えないけど、藤なら大丈夫だよ。昔は病弱でこの歳まで生きてることは難しいって言われていた藤がさ、ここまで成長して歌手としてやってんだから。異変感じたら絶対に純連か想に伝えろ」

「うん。できる範囲で虎次説得してみる。純連も、想も、賢介も、怪我はほどほどにね」


 それはどうかなと純連が笑いながらいい、想は怪我はなるべく減らすと言って、賢介は麗音の方片付けたら来てくれるみたいだ。

 頼もしい仲間に恵まれて、迂生本当に幸せ者だよと涙が出そうで、まだ泣くなと純連に叱られちゃっては迂生たちは笑い合う。


 そうだと迂生から離れてもらい、迂生のロッカーにしまっていた物を取り出す。机に置いてそれぞれ箱を渡した。


「陽っちゃん、救いに行く時、四人でこの靴履きたい」


 靴と純連たちは首を傾げながら、どうかなとそわそわしていると純連と想が泣きながらありがとうと言い出す。岩ちゃんがこれってと言うから、照れながら純連たちに気持ちを伝えた。


「これが迂生からの最後のプレゼントって意味で用意してた。けど迂生、まだ生きてたいっていう気持ち出ちゃった。本当は今すぐにでも入院が必要って言われてるけど、陽っちゃんを取り返してからも遅くはないよね?」


 当たり前だろと純連たちが一斉に言い出し、この気持ちを迂生は噛み締めていった。



 雪恋、入るよと雪恋の部屋へと入り、雪恋は布団に包まっていて、ご飯を机に置き、ベッドに座った。


「そろそろ教えてくれない?雪叔父さんに会ったんだよね?何があったの?」


 それでも反応がなく、Noveで何かをさせられたのは事実で、僕たちに心を閉ざしてしまっている。これはかなり時間をかけなければ、心の修復は難しいかもしれない。

 もう少しそっとしてあげようと立ちあがろうとしたら僕の裾を掴む雪恋の顔は泣きすぎたせいで、目が結構腫れていた。


「真昼お兄ちゃんっ」


 僕の名を呼んでは再び涙をポロポロ流し、可愛い雪恋をこんなに泣かせた奴、絶対に許さないとおいでと僕の胸でしばらく泣く雪恋。泣いている間、そっと扉を開け昼奈が駆け寄ろうとしても、今じゃないと判断し部屋に入らないでもらった。落ち着いた雪恋はヒクヒクしていて話せる状態になるまで待ってあげる。


「真昼お兄ちゃん…お父さんと会ったけど、いつも優しいお父さんじゃなかったっ。雪恋のこともっお母さんのことも、忘れちゃってっ」


 雪叔父さんが入院している間に仕掛けられたとしか言いようがなく、早く雪叔父さんを取り戻して、雪恋の笑顔を見たいよ。大丈夫と優しく抱きしめてあげ、伝える。


「今回、僕は雪恋のお父さんを止める係じゃなくなっちゃったけど、雪叔父さんとずっと一緒にいたまるさんと冬月さんが雪伯父さんを正気に取り戻させるから。だから雪恋は僕の可愛いもう一人の妹、昼奈と留守番できる?」

「お母さんも帰ってくる?」

「もちろん。そのために準備してる。僕たちがいない間は警察の方と一緒にいて。佐田さんっていう面白い人がそばにいてくれるし、僕の相棒である夜一もそばにいてくれる。困ったら二人に頼めばいい」

「お留守番する。無事に帰って来てね」


 もちろんと雪恋は少し笑顔を取り戻し、次は昼奈の番と雪恋の部屋を後にし昼奈の部屋へと入る。昼奈はとても心配そうな表情をしていて、もう大丈夫だよと昼奈の頭を撫でながら一緒に座って話をした。


「昼奈、お母さんのこと何も知らないってことでいいんだよね?」

「離れ離れになっちゃって、お母さんが何をしてるかわからない。生きてるよね?」

「大丈夫。僕が探しに行くから、昼奈は雪恋のそばにいてあげて。結構、心のダメージが大きかったから。もし辛かったら一緒に泣けばいいよ。我慢はしないようにね」

「うん。そうだ。お父さんからメッセージもらったの。お兄ちゃんにも見せるようにって」


 修さんがと昼奈のスマホを見せてもらい、メッセージの内容を確認する。


 真昼、元気か?裏社会で大きなことが起きていることは、こちらも情報をもらっていた。真昼のそばにいれなくて申し訳ない。

 それと以前、鯨波さんに昼奈と天美を預けたこと申し訳なかった。当時、社員から昼奈と天美を狙っている者たちがいると聞き保護してもらっていたんだ。

 鯨波さんの近くにいれば、安全だと。されど鯨波さんが亡くなったことで、再び狙われる対象となってしまった。それはなぜか。天美は裏社会で言われている稀血ラロウエを持つ者だと、真昼の父親、昼秋さんからメッセージをもらった。おそらく天美は春陽ちゃんと同様に何かをさせられている可能性が高い。私もできる範囲で動いてみる。真昼も十分に気をつけなさい。全てが終えたら、私の家族、雪の家族、そして真昼の家族で旅行に行こう。


 修さんと涙が溢れそうになり、にいにと昼奈が抱きついてきて、ちゃんと無事に帰ってくるからね。そうとなれば早く準備しなければならないと、昼奈と雪恋を佐田さんに預け、夕哉の家へと行くことにした。



 翠に呼ばれたとしても、私は完全に無視をしていて、そんなにお仕置きが必要なのと怒り混じりの態度をとっている翠。それでも気にせず布団に潜っていたら、布団を取り上げられてしまい、返してよと引っ張るも返してはくれなかった。


「そんな顔をしても、僕は同情しない。呼ばれているからちゃんと言うことを聞いてくんないかな。じゃなきゃ大事な疾太が罰を受けるよ」

「そうやって脅しても、私は行かないって伝えてよ」

「はあ。こんなやり方はしたくないんだけど、なんでやらせるかな」


 ため息を出しながら翠が布団を落とし、翠が近くに寄り始め、来ないでよと枕を投げつけても無意味だ。翠が前に来て私の首に何かをつける。それは以前、虎次さんに無理やりつけられた首輪で今度はチェーンも付いてた。

 ほら行くよと引っ張られ、抵抗しようともNoveの人たちが私を意地でも立たせ歩かされる。

 行きたくないと足を止めるも引っ張られることで、足が前に出てしまう。バランスを崩そうとしたらNoveの人たちが支え、ずりずりと連れて来られた部屋は知らない部屋だった。


 失礼しますと翠が言い、その部屋へと入ったら、本物のライオンと戯れている女性がいる。それにその横には感情を失った雪が立っていた。


「ご苦労様、翠。あなたは下がっていい。鎖はそこに繋げとくの忘れないように」


 翠はその人に一礼をして輪っかの部分に首輪についているチェーンをつけて退室してしまう。戯れていたライオンは虎次さんが連れて行かれ、その女性は私の周りを一周し、頬を掴まれる。冷えるような笑みを浮かべながら私にこう言った。


「あなたが春の太陽、そして稀血ラロウエを持つ者。あなたの血で成果が出てる。本当に感謝しかないけど」


 頬を強く潰すような感覚を味わい、女性の手首を掴む。 


「ちゃんと食事をとっていなかったことで、成果が崩れた。ちゃんと成果が出せない子は、まずしつけし直さないと」


 女性は手を離してくれるも、その女性が口笛を吹き誰かが入ってきた。その人物はもちろん疾ちゃんで、心が壊れてしまったかのように狂ってしまっている姿を見せてくる。


「こんなの酷すぎる!」

「疾太は弟であるけどあたしのおもちゃ。あたしの存在を知っちゃったから、お父様に頼み込んで連れてきてもらった。こうでもしないと言うこと聞かなさいからさ」


 馬鹿げてる。疾ちゃんのお姉さんだとしても、こんなのはやりすぎだよと、疾ちゃんと声をかけるもよだれを垂らしてぼーっとただ突っ立っているだけ。


「あたし以外の言葉は受け付けないよう仕込んだから無理だよ。さてと、疾太みたいになりたくなかったら、あたしの言うことは絶対に聞いてもらおっか。まずはしっかり食事とって、それから翠と修復しなければ、即あのようにさせるから。あーそれとも疾太に一度、襲われたほうがいいかな?」


 こんなの間違ってるよと疾ちゃんのお姉さんを睨むも悲しみのほうが強くて、涙がつうっと流れる。雪もなんとか言ってよと雪を見ても、雪はびくともしなかった。


「いい子にしてたら、疾太を元に戻してあげる。簡単なことじゃん。できるよね?」


 疾ちゃんのお姉さんの言いなりになんかなりたくない。それでも疾ちゃんがこうなるのは見ていたくないよ。私はどうしたらいいのと、下を向いて考えていたら、透の声が聞こえた。


「ノックもしないでなに?」

がくが暴れ出して、手がつけられなくなった。ちょっと来てくれないか」

「今それどころなんじゃないことぐらいわかってんでしょ?適当な女、放り込んどいて。それで落ち着くと思うから」

「しなをずっと叫んでる。しなじゃないと落ち着きを見せない」


 はあっとため息を出し、すぐ戻ってくるからそれまでに答え出しといてと言われてしまう。しなさんは一度部屋を後にされ、透は疾ちゃんを連れてきたNoveの人に疾ちゃんを退室させた。


「春陽」

「透っ私どうしたらっ。私のせいで疾ちゃんもっ雪もっ」


 涙が止まらなくて、涙を拭き取っていたら透が優しくハグをしてくれる。私はつい透の背中に手を回し、思いっきり泣いてしまった。



 春陽の泣き声は建物内に響くかのように聞こえ、Noveの者たちはあれ相当やばくないかと焦りを出し始めていた。僕も春陽を慰めたいという衝動があるも、僕が行けば春陽は涙を見せない。だから敢えて透に任せてある。

 部屋の外で待っていると、虎次がありゃまというような顔でやってきた。


「陽っちゃんにはきつかったか」

「なんで疾太をあんな目に遭わせた?計画にはなかったはず」

「しなと対面した時、疾太が激怒してあぁなっただけ。まあ仕方ない。氷雨さんも了承の上でやったことだから、あんま翠も重くなんなよ」


 ぽんぽんと叩かれ虎次は次のところへと行ってしまい、僕は本当に何やってんだかとしゃがみ込む。春陽に冷たい態度をとっているのは訳があった。

 そうしないと僕は春陽を手放したくない衝動が起きるから。嫌ってほしくて、いつもきついこと言ってるけど、実際、とても不安で心配だ。春陽が自殺してしまうんじゃないかという恐れ。


 僕はどこで間違ったんだろうかと、深く考えていたら、麗音が隣にしゃがみ込んだ。


「翠…」

「麗音は気にしなくていい。お兄さんのこと、考えてればいいよ」

「そうだけど、春陽を見てたから、結構しんどいっつうか。学校時代、なんで俺は手を差し伸べられなかったんだろうって」

「過去に戻ることはできない。失った数も大きいけど、今からでも遅くはないと思う。まあ僕はやるべきことがあるから、この道を選んだ訳だけど、麗音は違うでしょ?」


 まあなと麗音はまだ迷いがありそうだとしても、春陽が泣き止むまで待ち続けた。

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