死んでしまったのに勧誘されてます
初めての投稿のため拙いかもしれませんが、何かアドバイスをくださると嬉しいです
もう何週間もこの空間にいる。いや、何ヵ月もか。それすらも分からない。しばらく、日の光も見ずにこの穴ぐらを堀続けている。この命令が出て、俺の体は見るからにぼろぼろだ。からだ全体が痩せ細り、立っているのも大変なくらいだ。しかし、俺はこれでもう終わりだ。この最後の爆弾を設置し、起爆し、相手の拠点を爆発させる。そうすれば、要となっているこの拠点は成り立たなくなり、我々の勝利だ。俺の人生、人に言えないような酷いものだったが自分が納得できるような死に方ができて幸せだ。
これでよし。後は、このスイッチを押すだけだ。
「誰だ、お前!」
「俺の名前は…だ!」
そして俺は起爆スイッチを押した。世界はまばゆい光で覆われていた。
「始めまして。貴方、天使になりませんか?」
「え?」
気がついたとき、目の前には女神のような美人が立っていた。幻覚か羽もある気がする。しかも、いきなり宗教勧誘ばりの怪しいセリフをはいてきた。彼女は頬を赤らめて言った。
「美人とおっしゃってくださるのは嬉しいですが、怪しいとは失礼ですよ。」
心が読まれた?!表情は動かさないように努めているはずだし、こんな正確に、心情を当てられてしまってはそう考えるのは仕方がない。
「すまない。そういう手合いには警戒しているんだ。ところで、ここはどこだ。お前は誰だ。今はいつだ。そして、天使とはどういうことだ。」
「そんなに急かさないで下さい。とにかく、説明するのは、天使になると承認していただいてからです。」
「なら、俺は天使にな…」
「ちょっと待てや。」
「げ。あなた…」
今度はめちゃくちゃカッコいいイケメンが来た。見るからに真っ黒な背景背負ってるからすごい怖い。
「お前はほんとに悪どいな。先んじて魂引っ張って、俺にバレない内に天使にさせようとしやがってよ。」
俺はもしかして騙されてた?!しかも、今、(魂を引っ張って)って言ったってことはやっぱり俺は、死んでしまっているのか。それなのになんでこうやって意識があるんだ?
「あー。いろいろ聞きたいことはあるかもしれんが。一応これだけは言っておくか。悪魔になってみないか。」
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