表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/19

17. 猫

グイリ語 deinda デンダ

レンゾ語 bsrasngb デンド

ゲルギ語 leinr レニル

ジェーイェー語 le15 レー

カザベダ語 megemwe メゲメ 


 かわいらしい中型動物として親しまれ飼育される。四本または六本の足で歩き、毛深い。一般に飼われている猫は泳ぐことができない。しかし多くの島にもとから生息していたようで、この猫たちは長距離を泳ぐことができたはずである。上の語は特に飼われている猫のことを指す場合がある。そのとき飼われていない猫は「島の猫」などと呼ぶ。グイリ語 teinoten テノーテン、レンゾ語 psrwasmdwont トノーンなどが「島の」に相当する。


 病気を媒介する虫や小動物を狩るという点で益獣とされる。そのような働きを期待して飼う農家などでは猫に名前をつけないことも多い。猫に名前をつけるのはもともとゲルギ語圏の習慣であったとも言われる。その場合人の名前の愛称形や、二重愛称(愛称形の愛称形)を使うことが多い。よくある名前として iqeidirk クェディリクが知られ、名前がわからない猫に呼びかけるときにこの名前で呼ぶ地域もある。


 昔話や伝説の中で、猫は普段だらけた姿を見せていながら、じつは人知れず大きな戦いに挑んでいるのだと描かれることがある。特に猫による竜退治の物語は広い地域で知られる。

 世俗主義の流れの中に、猫を崇拝するジョーク宗教が存在する。猫の伝説をえせ神学的に解釈してみせることもあり、仲間内で猫学 bsrasngbosvn デンダーブ mwu megemyu ム・メゲミュなどと呼ばれる。

 一部の海域の島々には生息しておらず、そのあたりでは長らく伝説上の存在と思われていたようである。


 鳴き声は ma マーとか ni ニーと書き表される。


 猫が多い島々では猫占いという俗習があり、会った猫の色や柄から運勢を占うものである。一般に色が濃い猫ほど、よくも悪くも強い運命を引き寄せるとされる。


 農家の家名や称号などで「猫に富む」「猫に愛された」などの意味を持つものがある。こうしたものは特定の海域出身者に多いとして知られる。実際にはそれほど地理的に偏った名前ではないようである。

 個人名への名付けで「猫」を含むものがつくことは滅多にない。あだ名としては、可愛らしい人物に良い意味で、または怠惰な人物に悪い意味でつけられがちである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ