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謎の修道女
中国
明末清初の頃
広東の港
船が着き人々が降りて来る。
その中に金髪青い眼をした女がいた。
修道女の身なりだ。
「お待ちしてましたカトリーヌ様」
外人の紳士がカトリーヌを出迎えた。
「ここ広東の街でお部屋をご用意してます。今日はゆっくり休み、明日、修道院にご案内します」
「ありがとう、ジョン」カトリーヌは礼を言った。
「待て」「そのガキを捕まえてくれ」叫び声が聞こえた。
子供が走って来る。
ジョンは子供を捕まえた。
「放せ」子供は言った。
パンを持っている。
男が走って来た。
「このガキ。盗人野郎、金を払うかパンを返せ」
「嫌だ」
「何だと来い」男が言った。
「待って下さい」カトリーヌはそう言うと財布から金を取りだし男に渡した。
「パンは私が買いますから許してやって下さい」
「わかったよ」男は去って行った。
この様子を物影から見ている者がいた。




