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時代遅れの女神様からの贈り物 改訂版  作者: 白ヤギ
2 ありゃ、異世界にきっちゃたかも
8/17

8 変態みつけたかもぉ~

会話の「」の前後開けてましたが要らないかもという事で今回は開けてないです。

見づらい場合は教えてください。

 ん~急に貴様、魔女だな~て叫んでるけど私の事?

嘘でしょ? どう考えても私助けたよね?

まさか魔女って褒め言葉なのかな? 絶世の美女的な?

「え~と…… 魔女って私のことですか? もしかして褒め言葉てことはないですよね?」

「な、何をふざけたことを言っておる! あの圧倒的な魔法はなんなんだ!」

 あ! 漢字使ったからか!

あちゃー、女神様もあれには少し驚いてたもんね。

う~ん…… 漢字の説明…… どんな感じでしたらいいのかな?


 漢字と感じがかかっちゃた。

ぷっ…… ふふふふふ…… 笑いこらえなきゃ。

また変な顔されちゃう…… 漢字の説明どんな感じって……

ぷ、ふふふふふ。まさか魔法の才能とは別に笑いの才能もあるなんて……

これもギフトかな?

「何を不気味な笑みを浮かべておる! 応えられないのなら!」

 不気味ってこいつ腹立つなぁ! 

そんな剣構えても、もう折れてるじゃん。

しかも私より弱いって分かっているしね。

「えーと…… 剣折れてるよ? あと魔法は説明しづらいけど確かに強力だと思う。

 あ、あと魔法じゃなくて一応魔術だから強いのかな?」

「ま…… 魔術だと? その、えと……」

「あ、桜です」

「ふむ、桜殿は先祖返りなのか?」

「あ…… ちょっと分からないです。お師匠様が特殊だったので…… 常識に疎くて」

 もう女神様のせいにしておこっと。先祖返り? なんだっけ?

猿みたいな人間が出ることだっけ? どう見ても猿じゃないでしょ!

あ! 水かきとかあるんだっけ? 違うか。

「ふむ…… たしかにさっき神聖魔法いや、神聖魔術を使用していた気もするし……」

「神聖魔術? あ。こうゆうの?」


『癒しの雨』


 多分こんな系統のが神聖魔術だと思う。

癒やしや浄化の力だよね。これ使えたら魔女じゃないのかな?

「ほんとに神聖魔術…… 教会が独占してると聞いていたが」

「あの、魔女じゃないって納得してくれたならその折れた剣下ろしてもらえます?」

「あぁ…… そのすまなかった。命を助けてもらい貴重な薬までかけてもらって…… 

 そのさすがに、神聖魔法のエキスは俺の金では……」

 ん? なんの話? 神聖魔法のエキス? 私の汗の事かな?

なにこいつ? 私の汗がかかって興奮してるの? ド変態? こわっ。

「アレンさんてもっと誠実な人かと思ってました、私の汗がかかってお金払おうとするなんて……

 正直軽蔑します」

「な、何を勘違いしておる! 神聖魔法のエキスはさっきかけてもらった薬の事だ!

 あれは桜殿の汗なのか?」

「違うわよ! この変態!」

 何紛らわしい言い方してるのよ!

恥かいちゃったじゃない。回復薬の事を大げさに言ってたのね。

「別に高価なものじゃないし気にしないで下さい。

 それよりアレンさんはなんでこんな所へ?」

「ふむ、何か夜な夜な(よなよな)空が光っておると村の人から、ギルドの方へ依頼があったからその調査できたんだけど、何か心当たりはあるか?」

 うわ、いろいろ聞きたいことがある。

まずは、謎の光。間違いなく私の花火ね。


 あとはギルド? モンスター狩るゲームで出てきたやつかな?

サナが真剣な顔して卵運んでたよ。

薬飲んだあとそんなポーズするなー! て怒ってたやつね。

「え~と…… その光はこれだと思います。

 今は明るいのでこんな感じですが……」


『花火大会』


 明るいからあまり綺麗じゃないけど、音まで再現するなんて私のイメージもなかなかやるね。

「こ、こんな大規模魔法を詠唱もなしで?」

「大規模って言うけどただの花火よ?」

「はなび? ふむ…… ということは原因は桜殿の魔法てことかな?」

「あ…… そうみたいです、ごめんなさい。

 私捕まったり死刑になっちゃいます?」

 もしそうなら、もちろん逃げるけど。

「い、いや、ただ一度村まで行って説明をしてもらいたいのだが…… よいか?」

「そうですね、丁度村にも行きたいと思っていたので一緒に来てくれるんです?」

「もちろんだ」

 ちょうどいいかも。

小屋の中の荷物は必要なものは、アイテムポーチに入れてるからもう行けるかな。

調合窯まで入るなんてほんとアイテムポーチ様々だね。

「とりあえず小屋に戻る必要もないし、私はこのままいけるけど村まで結構あるんです?」

「うむ、歩いて2~3日程度かかるな」

 じゃあ男の人と2人で夜を過ごさないといけないの?

え? なんか不安だなぁ。でも一度も行ったことないと転移魔法も使えないし……

「アレンさん、変な事しないです?」

「むっ? 変な事ってなんだ?」

「え、エッチなことに決まってるでしょ! 言わせないでよ! 『風の槌エアハンマー(最弱)』」

「むぎゅ」

 とりあえずアレンさんをぶっ飛ばしといた。このド変態!

むぎゅて…… 乙女か!

「今度変な事したら手加減無しですから!」

「な、何もしていない……」

 初めて会った人はイケメンでもなければ強くも無いけど、やっぱり久しぶりに人と話すと安心する。

言葉も分かるしね。これはギフトのおかげかな?

とりあえず村に向かって私と変態は歩き出す。



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