16 またまた夢の中だよ〜
暫く…というか、かなり更新をしていませんでしたが病気になり仕事が暇になったので最近また書き始めました。良ければ見て頂ければ幸いです。
他に連載をしたガチャガチャ……も、合わせてみて頂けたら幸いです。
あられ……それはお菓子。あれれ、また夢の中?
ここって…私がこっちの世界に来た時にアポネシア様と会ったとこだよね……
「あ、桜目が覚めて?」
「…アポネシア様?言葉遣いが凄いお上品に」
「ふふっ、噛んだだけですわ」
やっぱりお嬢様口調じゃん。それにしても私なんでまたここに呼ばれたのかな?
「ごめんね、度々、やっぱりこっちの世界に来てもらった手前心配だから桜の事見てたら…私強くしすぎちゃったかも、桜の事を…」
「あ、それ私も実は思いました、なんかアレン弱すぎましたし」
「えぇ、他の人も桜の魔法にビックリしてたね…最後のは私もビックリだったけど」
「たはは…でも最初私がいた所にあんな龍いるなら教えといて下さいよ、あれ普通ゲームだったら最後の方に出るやつじゃないです?」
「うん、それはごめんね、私がしっかり見てた時代は龍は素材の宝庫だからみんな喜んで狩られてたのに…狩られないから邪龍化してからも時が経ちすぎて力を溜め込まれたのね」
うーん、そうだったんだ。
「それでね、本題なんだけど桜の魔法はちょいちょい世界を書き換えてたわね…あんな精霊いないしそもそも時間戻ってたし、それを何の準備なく」
「あれ?私なんかやっちゃいました」
「それ、流行ってるの?」
「あれ?私すべっちゃいました」
「それはそうとこのまま行くと他の神や世界そのものから干渉を受ける可能性が高いわ、勿論私は護るけど」
「色々ご心配をお掛け致します」
「いえいえ、こちらこそご迷惑をお掛け致します」
なんかアポネシア様と話してるとほっこりするよね、とても偉い女神様なんだろうけど。
「私どうしたら良いですか?」
「うーん、色々考えたけど少し力を封印するのが妥当かなぁ…あんまりしたくないけど」
「私はアポネシア様にお任せします、よく分からないですし」
「結局魔導を使うのが桜だけだからどうしても強くなっちゃうのかなって、でも魔導を封印しちゃったら色々困るし限界まで弱くしても結局この時代では浮くくらいには強いのかなって」
「はぁ〜」
「そんな困ってる顔しないで、結局私の我儘なんだから」
「我儘ですか?」
「えぇ、私が桜とのパスを切れば解決する事なんだけど私がそれをしたくないだけなんだもん、切ったらもう2度と話しかけれないしこの世界にも呼べないしね」
「私も寂しいです」
「嬉しい事言うわね、私がこんな気持ちになったのはあの人以来よ」
「あれ?他にもいるんですか?ヤキモチ妬いちゃいます」
「……もうすごい昔の話だから」
そう言うと哀しそうな顔をするアポネシア様、私の傷つけちゃったかも。
「ごめんなさい、軽い感じで言っちゃいました」
「気にしないで、ヤキモチ妬いてくれて嬉しいから」
「えへへ」
「うふふ、取り敢えず桜の力をおさえるわね」
「はい、私の事を思ってやってくれるって、信じてますから」
「ここをこうして、さらにこうして、そっちはこうであっちはこう!うんうん、ステータス見てみて」
本城 桜
女神『アポネシアの使い』
強さ そこそこ→よわよわ
状態 普通
スキル
装備・アイテム作成 8→1
属性魔術 5→5
精霊魔導 3→1
錬成術 2→1
モンスターテイム 1→1
ギフト
アイテム鑑定眼
相手をちら見
異世界言語
異世界知識
魔法作成→制限
禁忌
法則変更→封印
うんうん、のけなみ数字が下がってるね。あれ?なんか増えてるのもあるね。
「こんな感じになってるけど、よわよわてなってるけどこの世界ではつよつよて感じのままね、私の肌はつやつや」
「あ、そうなんですね、所でギフトの魔法作成て前ありませんでしたよね?」
「えぇ、それとその後の禁忌の法則変更はそう世界が認識したから加わったみたいね…この世界で生まれこの世界で育った子ならあり得ない事でもないけど桜は私が呼んである意味私が作った訳なのに干渉されるなんて事は本来あり得ない事なんだけどね、他にもスルーていうスキルがついてもおかしくはないわね」
「なんか難しい話ですね…さっぱり分かりません」
「私もしっかりは分かってはないですわ」
「また、お嬢様口調ですね」
「でも、分かってなくても桜の事は護るから安心してね」
「信じています」
「あとは、桜の関わった人の記憶を私の方から塗り替えておくわ、アレンを勇者に仕立てて整合性を保つように努力するわ」
「え?アレンが勇者、ぷーっ」
「笑いすぎよ、アレンが可哀想でしょ」
「笑ってるの私だけじゃないじゃないですか」
「だってそれはしょうがないでしょ、あんなのが勇者だのんて」
めちゃくちゃ悪い女神様だな。
「後は、桜には他所の街で新米冒険者として生活をしているという設定を作ったわ」
「それ?大丈夫なんですか?」
「桜がやるのは問題だけど私がやる分には多少はね」
「お手数おかけします」
「良いのよ、私と桜の仲だもの」
「ありがとうございます」
「新しい街で暮らして新しい生活をしてもやっぱり浮いてしまう能力を持ってるのは間違いないのはしょうがないわ、それでも桜が平穏に暮らしていける事を願ってるわ」
「が、頑張ります」
「新しい街で桜は今まで当たり障りのない小さい依頼を済ませて親から引き継いだ小さい家で暮らしていると、違和感無いように記憶の操作はしているから安心して、これから桜には苦労をかけると思うけど……」
「大丈夫です!私はなんていったって唯一のアポネシア様の使いですもん」
「そうだったわね、それじゃあ今日はこの辺で、また会う時の事を楽しみにしておくわね」
私はもっと何か伝えたい感と言葉や感情がある気はしたけど何も言えず意識を失った。
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