ただ後ろから・・・///
作者からの警告!?
初投稿なので、至らないところや、誤字脱字なのがりましたり、文節がおかしかったりします。
ですからそこの所は、大目に見て頂けるとうれしいです。
目の前で が流れてる・・・
自分の じゃないのに頭がくらくらしてきた・・・
(どうして?)
この人を助けたかったから。
(大切な人だったの?)
違う・・・
(憧れてた人だから?)
違う・・・
(目の前で人が死ぬのが嫌だったから?寝覚めが悪くなるから?)
違う・・違う・・。
自分が情けなくて泣きたかった。
答えがわかるから・・・。
(そう・・・あなたの答えは単純。)
そう僕は・・・
「「ただかっこよくなりたかった(だけ)・・・。」」
*
~第一章~
ただ後ろから・・・///
「やだぁ~なにあれ~。」
「ねぇねぇお母さんあれってすとーかー?」
「しっ。見るんじゃありません。」
なんだろう?後ろからよく漫画とかでよく聞くセリフが聞こえる。
今僕から見て多分不思議なことが二つおきていると思う。
一つは、2,3才の女の子がストーカーっていう言葉を知っていること。
二つ目は、僕が電柱に隠れているということ。
多分こっちが問題。
なぜ隠れているかって?
それはね、ある人を見るためだ。
「あ・・・来た。」
見ていると自然と胸が躍る。淡い赤色の髪に、強い意志が宿ったような瞳じ。
護ってくれていて、尚ときおり見せる・・・そう猫のような笑顔。
彼女は、僕が通う都清美学園の三年生の碧葉 しとね。
全校生徒の憧れであり、生徒会長でもある。
成績優秀でしかも財閥のお嬢様。
この前、僕が会長に困ってたところを偶然助けてもらった。
その時の彼女が、凛とかっこよくって、そんな彼女に好意を抱いてしまった。
恋じゃないけど・・・多分憧れだと思う。
ここで僕の自己紹介をしておこうかなかな。
僕の名前は、今切道哉。
ごく普通の高校生だ。
成績は・・・学校では普通、運動も同じく。
本気を出す気はない。面倒は嫌いだから・・・。
しかしそんな僕が最近日課にしていることがある。
それがこれ、朝早起きしてしとね会長をみる。
憧れというのは遠い存在だと思ったけど、しとね会長はここら辺に住んでいるらしい。
こんな朝早く・・・生徒会の仕事だろうか?真面目だなぁ・・・。
まぁ、そのおかげで全校生徒の憧れであるしとね会長見て、なおかつ遅刻せずに登校できるんだから僕にとっては充実した毎日を送っている。
さて、そんなこんなで話を(誰と?)をしているうちに教室についてしまった。大抵今の時間帯朝が早いから教室には誰もいない。
「よう、最近早いな。」
そんなとき、気づくと後ろに僕よりも少し背が高く、白髪をしっかり隠そうと黒で染めたが、先端がまだ白い男がいた。
彼の名前は不動峰一典。
僕のクラスメートであり、数少ない友人だ。
「まぁね。そっちは部活?朝早くからご苦労様。」
「まぁ、好きでやっているからな。苦労だと思ったことはない。」
一典は、家が中々の中流家庭らしく、礼儀正しい。根も真面目なためで髪の毛が黒白で奇抜なため、隠れファンも存在している。
「最近は冷えるからな。風邪ひくなよ?」
こういう友達を持っているとほんと人間関係に恵まれていると思う。
「大丈夫、鍛えているからね。」
「その体からだれも鍛えてるなんて信じられないけどな。」
「それは禁句だってば。」
そう、実は僕の体は俗にいう草食系男子に近く、顔もウィッグを付けたら女の子に見えるため(昔間違えられた)、男らしいとはあまり(すごく)言えない。
「まぁ、そう気にするな。」
「それは第三者の考えだよ。気にするなって方が普通無理だよ。」
「また何かあったのか?」
「・・・馬鹿な男にデートに誘われた。」
「っ!!・・・それはまた災難だったな。・・・それで?」
「・・・しとね会長に助けてもらった。」
「本当か!?」
さすがの一典も動揺を隠せないみたいだ。会長をプライベートで見かけるっていうのはほとんど聞いたことがない。お嬢様だけあって外出も厳しいらしい。
(けどあの時のしとね会長は、すごくかっこよかったんだよなぁ・・・)
*
(数日前・・・)
「ふぅ・・・中々の天気だ。買い物にでも行こうかな~♪」
今日の天気は快晴。なにもやることがないからウィンドウショッピングにでも行こうとさまよっていた・・・いたんだけど。
「なぁそこの彼女、ベリーナイスな俺と遊びにいこうぜ。」
なんて典型的な誘い文句だ。まるでついてくるのを確信してるみたいじゃないか。しかもベリーナイスって・・・いつの時代だ。
まぁ、慣れているのでいつもの殺し文句を言おうとしたが・・・
「ふっ・・・わかってるぜ。照れてるんだろ、かっこいいのも罪だぜ。」
こいつは馬鹿なのか?その矢先、強引に腕を・・・つかまれたっ!?
「ちょっ・・・やめてください。」
少し力を入れて振り払ってみた。
「いいじゃん、今日ぐらい。」
しつこいな、面倒だ。男とばらそ・・・
「ちょっと、やめなさい。」
横から、女の人の声、・・・どこかで聞いたことがあるような?
「誰だあん・・・いやっ、あなたはどなたでしょうか」
「別に誰だろうと構わないじゃないですか。それよりもうそろそろあきらめたらどうですか?彼女嫌がっているじゃないですか。それなのに強引に連れて行こうなんて、あなたには良識ってものはないんですか?自分の考えだけを押し付けて・・・恥を知ってくださいっっ!!」
あれは・・・しとね会長?なんだろう・・・すごく言葉の一つ一つに重みがあって、男の僕より断然かっこいい。・・・って彼女って僕!?
「なんだ・・・もめごとか?」
「ナンパらしいわよ。」
「あの二人可愛いですぅ・・・///」
会長が大きな声を上げたため人が集まってきた。
「くっ・・・。」
あのべリ男(命名した)が顔を蒼白にして焦って限界なのか走り去っていった。さすがにやり過ぎだと思ったけど・・・。
「あなた大丈夫。」
「あっ・・・はい、大丈夫です。」
しまった!!他人事のようにしゃべってしまった。
「?まるで他人事ね。本当に大丈夫?」
「はい、助けて頂きありがとうございました。」
「いいえ。困っている人を見たら助けるって私の中で決めてるの。だから感謝しなくていいわよ。・・・あ~、それじゃあ、またナンパされないようにねぇ~・・・。」
・・・っは!!女だと誤解されている、どうしよう・・・(泣)
*
「・・・で今に至る。」
「聞いていて聞いてて面白いな、お前の日常は。」
「笑い事じゃないって。」
ちなみに今実は昼休み、時間って過ぎるの早いよね。
「実質笑い事よ。あなたが優柔不断なのがいけないんじゃない?」
この声の主は、藤原茅子。
クラスメートの少し変わった子だ。進級した時に「あなた、おもしろい子ね。」と声をかけられ、
それ以来よく三人で集まっている。
「確かにそうだけどさぁ、もう少し考えをひねってから慰めの言葉をくれてもいいんじゃないかな?」
「「災難だったな(でしたね)。」」
同時に棒読み」。
「全然心がこもってないじゃないかあぁぁぁぁぁ。」
泣きたい。穴があったら入りたいぐらいに。
「けれどそれくらいあなたが可愛いってことなのよ?誇ればいいじゃない。」
僕は情けなくて愚痴った。
「男なのに可愛いって・・・全然うれしくない。」
「あなたってしょんぼりしてる顔もいいわね。食べちゃいたいわ///。」
どきりっ!!
「茅子ってもしかして道哉のことが好きですか?」
「えぇ、好きよ。愛してる。」
えぇぇぇぇぇ!?
「ま、またまたぁ~。冗談もいい加減にしてくださいよ。・・・冗談ですよね?」
「さぁ?自分で考えてみて。・・・けどこういうのも含めて女難の相がでているわ。気をつけなさい。」
「女難の相・・・ですか?」
「えぇ・・・あなたたちといるとこれからも退屈しないわね。」
「ははぁ・・・。」
この時茅子のいっってた、女難の相がなんなのか当然知るよしもなかった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
次の日。
僕はいつもどうりに...朝早く...しとね先輩と一緒の通学路にいった...
そこで...僕が見たのは...
だまりの上に倒れていた...
しとね先輩だった。
どうもはじめまして藤花美月です。
初めてだったのであとがきなどはあまり考えていなかったんですけど、とりあえず初心者なので、最初の作品・・・最後まで読んでいただいた方には、温かく見守っていただけたらと思います。
すみません、修行不足なもので時間があるときにつづきを書こうと思います。
では、読んでいただきありがとうございました。