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アルス×マグス  作者: KIDAI
第二章 悲劇の追憶
24/64

3 気まずさ〔おまけ〕

3気まずさの続きです。

 食事中の雑談。

 キャロルの前にはピラミッド風に盛り付けがされたミートボールと、出来立てのコーンスープが追加されていた。


「つーかさ、キャロルって昨日の夜、風呂入ったんだろ? なんで朝も入ってんだよ」


「汗をかいたからだよ」


「昨日そんなに暑かったっけ?」


「……うん。すごく暑かった」


 なぜかユアンから視線を反らすキャロル。だが彼は気にせずに、


「そういえばさ、キャロルって昨日どこで寝たんだ?」


「──ッ!」


 少女の動きが、止まった。


「?」


 さっきから様子がおかしいキャロルにユアンは訝しげな表情になるが、


「もしかして、俺の隣で寝たとか?」


 ふざけ半分で言ったのが運の尽き。


 突然前から飛んできた熱々のミートボールがユアンの二つの眼球に直撃した。


「ごぶがッ!?」


 意味不明な悲鳴を上げてテーブルに突っ伏せるユアン。

 そしてこの時、キャロルの顔が真っ赤に染まっていた事を、一時的に視界を奪われていた彼は知る由もなかった。

 ちなみに寝ている時にキャロルが汗をかいた理由は、隣の誰かさんが暑苦しかったから、だそうです。

 結局のところ、今回の覗き事件は最初から最後までその誰かさんの自業自得ってことですね。

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