28.第七章 ハーネル王国の落日
※前回4/27日投稿分の続きです。
※次回は5/4日土曜~6日月曜までの三日間連続投稿を致します。間章です。
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東部各地を一月ほど転戦し、凡そ千人を維持する別働支援隊は平均して10LVにまで達していた。既に新兵集団とは誰も言えまい。
これ以上を望むなら、噂に聞くダンジョンか闘技場しか無いだろう。
故にそろそろ、支援隊は解散時期が迫って来たと言って良い。
義勇軍本隊も、今は東部西境界と以北地域の制圧に入っている。
ある程度の情報は把握しているが、正面から戦えば優勢。負けは無いだろう。
長くて数ヶ月、恐らく一月内。初夏には東部の完全制圧が果たされる。
「ご苦労様。こっちに何か、アレスから言ってたかい?」
(全く、我が義弟は嫌になるほど優秀だ。後で即位しようね?)
グレイズ宮廷伯の報告を聞き終えたアストリアは、心の中で突っ込みを入れる。
そもそも弟と競い合っても、勝てる気が全くしないのだからしょうがない。
今回のアストリアが立てた基本戦術、裏方を最大限活用して有利な戦況を演出する戦い方も全てアレスの模倣。良くて猿真似止まりだと思っている。
アレス本人が聞けば鼻で笑うか絶句する感想だが、アストリアは義弟に勝てるとは全く思えない。何をしても返り討ちに遭う。それが結論。
どれだけ追い詰めても、弟なら泣き叫びながら返り討ちにすると確信している。
「いえ。『今回で終わりじゃないから、絶対無理をしないように。』とだけ。」
「そうか。とするとやっぱり察しているのか。」
席を立ち、天幕を後にしながら苦笑する。
後に引く事を考えていると、やる事の予想は立てている訳だ。
ダモクレスでアレスを一番評価しているのは、間違いなく亡き父ではなく自分。アストリア本人だと自負している。
で、あるならば。無能な義兄としては決して足を引っ張る訳には行かない。
所詮秀才止まり。多少人望があるが、所詮は悪党。それが自分。
義勇軍が南方へ進軍する前。ハーネルの問題を解決するには、今しかない。
「皆聞いてくれ。我々はこれから、ハーネル城を制圧する。」
凡人は凡人なりに、悪党に徹するまでだ。
マリエル王女は幼い頃、初めて会ったアストリア王子に一目惚れをした。
愛嬌のある顔だが、美形と言い切るには欲目が必要な、穏やかさが目立つ平凡な容姿。何故と問われれば、容姿ではないと言わざるを得ない。
けれど決して人を軽んじず、見下さず。人の言葉に耳を傾ける様は、信頼という面ではこれ以上は無いと、幼心に信じて、恋をした。
その勤勉さと真面目さは、十年越しに再会しても変わらない。
「驚くのは当然だが聞いてくれ。君達の中にはハーネル軍もいる。
そしてここに居るマリエル王女とは事前に説明し、承諾も得ている。」
その上で聞いてくれ、と壇上で訴えるアストリア王子。
マリエルはその傍ら、やや後ろの位置で自国の民に向かって頷いた。
これから語られる話は出来るなら。許されるなら知りたくは無かった。
「先ず誤解を解こう。ハーネル王は第一王子である私を支援する等と宣言したが、これはダモクレスにとって明確な裏切り行為だ。
宣言しよう。ダモクレスは正式に、ハーネル王を断固として糾弾する!」
陣中の兵士達はおろか共に壇上に控える、支援隊の将兵にも動揺が広がる。
だが不思議とダモクレス出身の兵士達に一切の動揺は見られない。王家で交わされる条約など、一介の兵士が聞いている筈が無いのにも関わらず。
「我々ダモクレスとマリエル王女との婚約の際に交わされた約定!
その中でも特に重要なのは三項!
第一に、ハーネル王国がダモクレスの王位継承に対し、一切の発言権を有しないと認める事。
第二、王女の子は全てダモクレスの王族であり、ハーネル王家の継承権は一切の主張をしないと認める事。
第三、王女の子をハーネル王族の養子として出す場合、ダモクレスの王継承権は一切失い、他のハーネル王国の王族と同様の権利を有する事。
我々は長男と長女、どちらも嫡子の資格があったために設けられた条件だ。
そして此処には当然、私アストリアが王位に付く事は婚約の条件に記載されていない。それは継承権への介入を認める意味に他ならない。
あくまで王位継承と婚約は、別件として扱う前提で婚約は成立していた!」
別にダモクレスに限った話ではない。貴族同士の婚姻で特に気を付けるべきは、外戚の影響力だ。これは当人達の仲だけでは済まされない。
他国の王家が公然と内政に口を挟む様であれば、それは属国化だ。故に王位継承者との婚姻では、必ず婚姻相手は王の下に就く旨を承諾させる。
間違っても独立国の王の上に他家を認める事は無い。
「ハーネル王はこの条件に同意し、その上で先日の宣言を強行した!
勿論ダモクレスに一切話を通していない独断による宣言だ!!」
知らなかった。父の宣言が、ダモクレス王国への野心そのものだという事を。
父はあくまで婚約者への助力という顔で、逆境に追いやられている婿殿の後ろ盾になってやろうと言っていた。
『弟は自分を過小評価する癖があるから、見落としているのかも知れない。
けれど聖王国は弟アレスを否定するハーネルを、絶対許しはしないよ。』
驚いた。そもそも聞いた話では孤児だったという。強引に王子への対抗馬として担ぎ上げられた、形だけの王族だと。
紋章の無い王族を認める程、アストリアは追い詰められているのだと。
紋章があったから拾われて、先王が率先して王子に招き入れた等と。
そこまで内外に受け入れられていたなど、全く知らされていなかった。
『私の知る限り、現在大陸において義勇軍なる諸国連合は他に一つも存在しない。
気付いているかい?聖王国の盟約を元に、各国が独自に援軍を出した例は確かにある。だがそれは聖王国陥落前、聖王国周辺の国々だけだ。
盟約の為というより、同盟国の危機に駆け付けただけなんだよ。』
連合軍じゃない。独力の、援軍だけ。
『アレスだけなんだ。周辺諸国をまとめ上げ、帝国に真っ向から対抗したのは。
挙句辺境の北部を束ね、東部では聖王国すら陥落させた帝国方面軍を打ち砕き、今では東部全土を平定する勢いを見せている。
このまま聖都奪還まで達成したら、その時点で今回の帝国戦線でアレスを超える戦功は存在しなくなるよ。
未だ皇帝討伐があるって?それは義勇軍無しに出来る事かな?聖王国が挽回出来たとして、その余力を回復させたのは一体誰のお陰になると?』
だから大恩人。聖王国にとって、王族との婚姻も視野に入る救国の存在。
『そのアレスを否定した国を無視して、聖王国の誇りが保てると思うかい?
感情面でも無理だろうね。今既に、アレスの援軍は聖王国の希望だと思うよ。
今も聖王国は、アレスという英雄が駆け付ける事を望んでいる筈だ。
家族に裏切られ、悲劇に屈服した敗北者じゃない。
正真正銘の、救国の英雄をね。』
「どうやら王女にすら知らされていなかった様だが、我が弟アレスはダモクレス王が公認した王子である事を、五年前には既に伝えている!
ダモクレスからは王太子である事を前提に結んだ条約ではないと、条件に変更は無い旨を伝えた上で婚約を維持していた。
そもそも老王側も、ハーネルの後継者には当てがあると返答して、本件に異議を唱えた事は今迄一度も無かった!」
ここまでが前提。問題はこの先。
「ハーネルの諸君、近年増税が続いている様だが、戦費に充てられていたのは半分以下と知っていたかな?
ダモクレスによる事前調査によると、ハーネルは今年国費に匹敵する借金を抱えていた事が確認されている。」
「借金額については事実です。そこまでは私も把握していました。
帝国戦線の為と聞かされていましたが、内訳は聞かされていません。」
マリエルの肯定にざわつきが増す。
何故。何故ハーネルの事を、異国のダモクレスが調査など。
「ハーネルへの年始の挨拶の折、ダモクレス名義でこちらと取引の無い商会からの支払い請求が何度かあった。当然我々の与り知らぬ請求だ。
調査の際、我が国の調査隊は聖都の商人の協力を得て素性を隠してハーネル王家に接触を図ったが、驚くほどに高額の装飾品を買い漁っていたよ。
名義は昨年死んだ若き王妃だった。当然先王陛下は婚約破棄の準備を進めた。
結論を出す前に戦火が我が国に届き、立ち消えになったがね。」
恐らくはそれが当て。再婚は止むを得ないし、義母の散財もそこまで酷かったとは思わなかった。いや、相場を知らなかったから気付けなかったと言うべきか。
だがまさか偽証し、他所の王国に支払いを請求させていたなど。
「故に明言しよう!我がダモクレスの王位継承者が揃って前線に出ている現状は、ハーネル老王にとって最も喜ばしい、望み通りの状況だ!
ハーネル王は、我がダモクレスにとって悪だ!敵だ!簒奪者だ!」
義憤が皆の顔に広がる。それが理由か、それが動機かと。
かの老王は、自国の民、自分達すら裏切っていたのかと。
「我が弟アレス王子は、ダモクレスにとっても重要な存在である!
ハーネル王は既に国を治める資格は無い!ハーネル王がダモクレスに干渉する権利を主張するなら、逆もまた然りだ!
ダモクレスはハーネル王を玉座から降ろし、次代に譲らせる権利を主張する!」
『君はこれを知っていたかい?
我が国と友好関係にある、東部諸侯から渡された君の釣書だ。
君の父上は、最初から我が国を金蔓として利用するだけの心算だったんだ。』
散財を肩代わりするなら存分に。抗議して来たなら冤罪だと怒り婚約破棄。
ハーネルは東部諸侯であり、北部の田舎者の言葉など東部には響かない。
それは確かに、父らしい筋書きで。
「義勇軍はハーネル王権に干渉する権利は無い!
だから今だけ、私の私兵として私の独断に従って欲しい!この戦いは、私が義勇軍を私物化して、独断でダモクレスの問題を片付けるための戦いだ!
我が弟の与り知らぬところで行われる、私の責任で行われる私闘だ!
そしてマリエル王女を、ハーネル女王として即位させるための戦いだ!!」
「「「「「おおっ!!!」」」」」
高揚した将兵が、壇上で拳を振り上げたアストレア王子に呼応する。
罪を背負うのも咎を負うのもアストリア自身。ダモクレスとハーネルによる義勇軍を外れての私戦。英雄アレスを守るための、戦争。
「出陣だ!目標はハーネル王都、ハーネル城!!」
だから私は、父殺しの罪を負わねばならない。
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マリエルの婿殿が義勇軍を率いてハーネルに攻め込んだと聞き、ハーネルの老王は慌てて全ての城門を閉ざさせた。
と同時に、たかが弟に全てを奪われつつある辺境の田舎王子風情が、随分と調子に乗られたものだと歯噛みする。全く以て無礼極まりない。
折角東部の国王たる自分が目をかけてやったというのに、まさに飼い犬に手を噛まれるとはこの事か。北部者などどう取り繕ったところでこの程度だ。
王族を名乗ろうが所詮は蛮族、山賊と違いなどありはしないという事か。
ハーネル老王としてはこれでもアストリア王子を高く買っていた心算だ。
幼いなりに礼儀を弁え折に触れ挨拶を欠かさない。本気で娘を譲る気は無かったとはいえ、借金の肩代わりさえ引き受けさえすれば東部王家の婚約者を名乗らせる価値はあると思っていた。
実際老王の介入を活かし、娘マリエルを連れて首尾良くハーネル軍を引き入れる事に成功した。更に主戦場を離れて功績を上げ始めたと聞いた時は心から喝采したものだ。それこそ価値の下がった東部ではなく、本当に王子へ嫁がせる事を考える程度には、義勇軍という集団に価値も見出した。
とはいえ他に良い金蔓があれば、本当は東部で婚姻させる心算だった。
娘にこそ隠せていたが、東部ではハーネルの借金は地味に知られていたのが婚姻が成立しなかった原因だ。
老王が婚姻を盾に他国に負債を負わせようとしているのは明らかで、ハーネルの立場は所詮中堅国。港の発達していない南端国など無理をする価値は無い。
妻達との間に男児が生まれていれば別だったろうが、唯一の嫡子となった長女の婚姻に王族以外を選ぶ気などハーネル老王には無かった。
なので今なら妥協する価値もある。後は娘が王子を篭絡すれば良い。
だが逆に、娘が絆されて裏切るとは誤算だった。
いざと言う時に縁を切り易いよう二人の仲は程々に調節した心算だったが、王族の誇りを忘れるとは育て方を間違ったとしか思えない。
「くそ!田舎の小倅が調子に乗り負って。
近隣で傭兵を雇おうにも、今からでは到底間に合わんか。」
そもそも北部にとって聖都とのコネを繋げる東部王家との交易は、多少の不利益があっても飲むくらいには価値のある話の筈。
その利点はダモクレスにとって、アレスが交易船で中央と直接取引を始めた時点で無いのだが、そこに気付くほど老王は北部を見ていなかった。
ハーネルの機嫌を損ねてまで婚姻を断る筈も無いと高を括っていたが、娘が奴の手に落ちた場合までは考えてはいなかった。
老王にとって帝国との戦争は盟主が入れ替わるだけの、あくまでどちらでも良い他人事でしかなかった。
「へ、陛下!義勇軍に王女様の旗が!!」
「ええいあの恥知らずめ!政治から遠ざけていたら此処まで目が曇ったか!」
このままでは不味い。もし娘の命で城門を開かれでもしたら、それこそ城を捨て落ち延びる以外に手段がない。
であれば直接自分が出向き、馬鹿共の非を糾弾して閉門を維持させる以外に手は無いだろう。
「何処だ!どちらの方角だ!直ぐに案内せい!
おい、間違っても儂の命無く城門は開かせるなよ!」
流石に王とて自分の足より伝令の方が早いのは分かっている。とにかく時間稼ぎして自分が駆け付けるまで持てば良いと、城壁に続く塔を繋ぐ橋を走る。
城を出て走り出すハーネル老王の後を、慌てて騎士達が追いかける。
一方で侍女達は今こそと頷き合い、壁の槍を掴んで王女の部屋周りを守護しようと数人がかりで走り出す。
老王が王女の敵に回ったのなら、不埒者が荒らしに来ないとも限らない。たとえ意味が無くとも、自分達は王女の臣なのだ。
亡き王妃のヒステリーから庇ってくれ、死後も城で仕事が出来るよう計らってくれた恩人と気にも止めなかった老王。
選ぶまでも無いと侍女達は続々と語り合い、城内に伝言しながら張り切った。
「で。あなた達は王女と陛下、どっちを選びますの?」
清く正しくない近衛兵達は、当然老王の太鼓持ちだ。賄賂で儲けて羽振りも良い代わり、全体的に恰幅が良い。
走る速さは老王とどっこいどっこいでい気も利かない。
侍女長に話しかけられたのは、玉座の間に残っていた近衛隊長だ。
「いや~~~、そっちと違って理由がな~~~。騎士だからな~~~。
せめて王女が不正の証拠とか掴んでくれればな~~~。多分この辺りの連中が怪しいと思うんだけどな~~~。」
懐苦しい近衛騎士団長は、侍女長に羽振りの良い奴リストを手渡した。
彼は家柄こそ立派だが賄賂する金がない。よって実力も無い騎士達の手綱を握るのに散々苦労した。お陰で彼らの失態の後始末も山ほど回って来た許さん。
当然自分達の私物を片付けない馬鹿共が残した、不正の証拠も没収済みだ。
「ええい!裏切者共は何処だ!!」
玉座の間でのやり取りを知らないハーネル老王は、塔を下って中で飼育されてる散策用の騎乗牛に乗る。二頭立ての駕籠を担いだ立派な小型牛だ。
最速でも徒歩か速足程度でしか走れない上、誰かが手綱を牽かないと進めない。
それでも老王が城壁への道を走るよりは早いのだ。中庭の上の回廊を進み、老王の息切れが整った頃にようやく城壁へと辿り着く。
駕籠から足場の上に降りて牛を繋げている間に老王は階段を走り出し、後ろから追い付いた騎士二人の手で背中を担がれ、仰け反ったまま運び上げられる。
騎士達の一人は階段を上る最中にベルトが破損し、脱落した。他の騎士達は自分の足で走ったので、運動不足が祟って階段で休み始めた者もいる。
老王含めた三人は、城壁の上で息絶え絶えになって城門の上に辿り着く。
そしてへたり込み、差し出された水を一気飲みして少し休む。
その間に騎士達は椅子を用意し、老王を担いで座らせる。椅子に旗を固定する。
彼らは立派な、ヨイショを磨き抜いた精鋭達だ。
「あちらです!」
「遅い!土煙が見えとる!」
聞いた時に答えろと怒鳴り、城壁に配備されていた守衛達も合流する。
彼らからすればどっちも味方だ、どうして良いか分からぬところに責任者が辿り着いてほっとする。そして傍らで貝になり、責任を全力で回避する。
老王が眼下を見下ろすと、城門前に集結した兵数百が立ち止まる。
先頭には軍旗を背にしたアストリア王子とマリエル王女が、此方に気付いた様子で並んで馬を進める。
城兵達は挙って動揺し、一部はおめでとうと声を上げた。
「ハーネル王よ!貴殿の長年に渡る数々の不正と悪行、既に明らかである!
加えて同盟国である我がダモクレスへの不義理、条約違反は許し難し!
神妙に退位を誓うのであれば、王族としての義理は通そう!」
言うに事欠いて、何と無礼な。あの者達は目上に対する礼儀一つ知らんのか。
城壁の端を引っ掴み、老王は身を乗り出して声の限り叫ぶ。
「ふざけるな!貴様らは儂に王位を保証される立場でありながら、この儂に退位を迫ると言うのか!
貴様らの様な卑劣な輩に、儂は断固としてくっ。」
「「「「あ。」」」」
足に絡まった敷き布に引き摺られ、椅子が落下する。旗が落下する。
敷き布の上から突き刺さった椅子が、旗を立てていた鉄棒の重みで砕ける。
「「「「…………。」」」」
旗と敷き布が見る見る真っ赤に染まる。
ヨイショの騎士達が周囲を確認しても、当然老王はいない。
「か、開門!かいも~~~ん!!
マリエル女王が、ハーネル王国の危機を救いに御帰還なされたぞ!!」
ヨイショの騎士達は、何処までも精鋭だった。
((((ど、どうしよう…………。))))
義勇軍の一同は状況の理解が追い付かない。
全てが上手くいって最高以上の結果が訪れたのに、現状を全く喜べない。
ちょっとアレスに優しくなろうと、アストリア王子は心に誓った。
※次回は5/4日土曜~6日月曜までの三日間連続投稿を致します。間章です。
4日間連続投稿は無理だったので、代わりにこちらの宣伝を兼ねて5/3日に不定期連載短編として「人よ持て成せ神様談義」を予約投稿しておきました。
短いですが興味が湧いたらそちらでお茶を濁して頂ければ幸いです。
シリアスさんは失脚しましたw
兄視点だと弟は一人で蜀オールスター(三国志)な万能超人。「せめて一人分にして?」
弟視点だと兄は頭張良な劉邦(漢開祖)。「項羽越え必須とか無理でしょ?」
兄弟「「所詮自分は恵まれた秀才。」」
どっちも過大で過小に評価してますw
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