24.第六章 一致団結義勇軍
※本日、20時に序章を投稿しております。未だ読まれていない方はそちらから読み進めて頂ければ幸いです。
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イストリア城制圧戦後、東部中央の帝国軍は殆ど抵抗の余地無く敗走。
一方多大な被害を受けた義勇軍は、諸国と協議して再編成を必要としていた。
現在、義勇軍主戦力は20LV以上、最精鋭に至っては25LVに達している。
東部諸侯の軍は概ね10LV前後、北部に至っては5LV程度。
一方、帝国軍は精鋭20LV前後、主力10LV以上。
数でいえば東部軍残党一万前後に対し、義勇軍は二万前後。
兵数では勝っていても、半数以上が戦力外に近いのが義勇軍の現状だ。
逆に言えば10LV前後はギリギリ戦力になるが、それ未満に物資を割くくらいならまとめて帰国させた方が良いとすら言えた。
各国の王侯諸将軍もその事実をイストリア城奪還の際に痛感しており、既に心が折れた騎士達もいるのが現状で。
かといって本番はあくまで大陸中央、聖王国の奪還である。
現状でリタイアした諸国が聖王国への義理を果たしたかと問われれば、否。
故にアレス王子は、主力として自身の側近と各国の率いる精鋭のみを再編成し、一部の負傷兵を帰国。残った者達を東部諸国の奪還に回す形で帝国主力との決戦を避けつつ全体の底上げを図る事にした。
「これで戦力と諸国の義理は確保したから、東部開放までは順調に進むと思ったんだけどなぁ……。」
アレス王子が指揮を執る限り、義勇軍としての体制は整う。貢献の格差は作戦上の都合という形で各国の戦力差を曖昧にした。
勿論これに対する不平はあるが、その辺は各国の自己負担分として任せている。
要は負担順に戦果を分配するから評価はご自由に、という形だ。
この問題に反論する場合、一番貢献しているアレス他ダモクレス軍への報償は誰が出すのか、という話になる。
アレスが全体の報償を出す場合、それは諸国の上にダモクレスが立つという既成事実になりかねない。というか、貢献でアレスに勝てる者がいない。
ちょっと単純計算で報償額がヤバいくらい、一人に集中し過ぎている。
会議室でアレスは、放心した表情で椅子に背中を預けていた。
居並ぶ諸侯は、反比例する様に血気盛んに議論している。
「取り敢えずハーネル王国は帝国軍諸侯として制圧するとして、問題は何処までを処罰対象にするかでしょうな。」
「ヤメテ?」
義勇軍の各将はほぼほぼアストリア第一王子の事を知らない。
盟主の名を悪用し義勇軍全体を自国以下扱いしたハーネル王国に、一切の情けをかける気にならないのは当然どころでは無かった。
そも英雄アレス王子だから纏まっているのが現義勇軍であり、アレス王子だけが諸国の上に立ち指揮を執れる。
この前提が諸国を右倣えで団結させている秘訣である。
『お前らの名誉何ざ知らん。名無しに従うお前らが我が国と対等な訳が無い。』
これが各国視点でのハーネル王国公式発表であり、ぶっちゃけハーネル王国は東国の中ではギリ中堅、過半数で言えば小さい方。
格下に舐められて東部諸侯が勤まる筈もない。
格上だろうと隙あらば噛みつくのが北部諸侯だ。
ハーネル領はある意味既に獲物であり、自国だけでも滅ぼそうと思う国王がこの場の多数派になるくらいヤバい回答だった。
「ですがハーネルは聖王国への義務を果たす気が無いと言ったようなもの。
敵と見なすのが当然では?」
東部だけではない。基本聖王国ジュワユーズは古の英雄達が建国した世界の盟主であり、各国にとって裁判長の様な位置付けだった。
ある意味大陸全ての国は聖王国に義理がある反面、聖王国も領土拡大の野心を持つ事が出来ない。
乱世とは聖王国以外で起こるものであり、それが世界の常識だ。
「待って?もうちょっと考えさせて?」
泣きたい。
各国にとっては聖王国の窮地に駆け付ける事が義務だ。
故に義勇軍等という組織が各国を進軍出来るのであり、義勇軍を拒んだハーネル軍を領内に通す諸国など無い。
事実上彼の国は義務を放棄しているが、ここにハーネルが強気な理由がある。
「ではあなたの兄君はそれほどの大器であると?正直信じられません。」
ハーネル王国はアレスの兄アストリア第一王子を義勇軍総大将に据え、アレスに王位継承権を放棄させるなら総力を挙げて協力する、と宣言していた。
要は自国の婚約者をトップに据えるなら義勇軍に賛同するという意味だ。ハーネルはダモクレスに内政干渉する権利が諸国に無い点を逆手に取っているのだ。
尚、鼻で嗤う各国一同。今さっき使者を幽閉しないと斬られるところでした。
「そもそも我がダモクレスはアストリア王子と密に連絡を取り合っています。
十年来連絡が途絶えがちだったハーネルなど、ダモクレスの王位に口を挟まれる事自体無礼にも程がある。婚約は正式に破棄して宜しいかと。」
尚、当事者のダモクレス家臣一同、ブチ切れ中。
「いや。そもそも兄さんもハーネルは協力してくれると踏んでいたんだ。
ダモクレスの王位は元々兄さんのままだし、私自身も兄の意向を無視した事は(王位譲渡の件以外)無い。
この件で兄の王位継承に瑕疵が付くのは、流石に祖国安定の意味(と兄の即位)でも困るよ。」
この世界はゲームと世界観を共有している。
突然何の事かと思うかも知れないが事実である。アレスには前世の記憶があり、神の力で生まれ変わった、所謂転生者という奴だ。
だが原作ゲームはリセット前提のSRPGで即死率も高く、リトライの無い現実と言われて限界まで初期スペックを盛ったのは責められないと思う。
だが恐らくその所為でアレスは本来転生先だったアストリア王子と分裂し、孤児に転生して後日ダモクレスに拾われ、第二王子となった。
つまり本来アレスの立ち位置に居る筈だったのがアストリア王子その人であり、マリエル王女も本来味方枠である。
婚約も原作と変わっていない、本来決して裏切らない相手。
アレスの原作知識では二人の仲は十年振りの再会とは思えない熱々振りであり、元より原作と現在の戦況はボロボロになる程乖離していた。
当初の予定ではアレスは兄の副官として同行する筈だったのに、この上兄の恋人を引き裂いて仲が修復困難になったら割と本気で詰むんじゃないだろうか。
それがアレスの偽らざる本音だったりする。
「少なくとも王女と私との面識は無いんだ、多少の拒絶反応は分かるよ。」
「「「しかし!!」」」
うん。ハーネルに譲歩とか無いね。義勇軍分裂する。
マリエル王女は話に聞く限り一途な女性だ。原作知識になるが相当真面目。
互いの距離が遠く中々連絡も取れない相手が自分達の窮地を救いに来てくれた、ならそりゃあ原作通り運命を感じてもおかしくない。
だが現実はダモクレスは表向き陥落。手紙の往来は中々無い婚約者の行方は今も知れず(今はこれ幸いと領内外で暗躍中)。
そこに殆ど年も離れず、婚約段階では姿形すらない第二王子がダモクレスを代表して軍を率いている。
これではアストリア王子の身を案じるのは無理も無い。
別に分からない話でもない。今もマリエル王女が兄に恋心を抱いているなら、彼女の最悪はアレスと婚姻を結び直される事。
もしくは兄アストリアの死を公認させられる事だ。
アレスの王位継承権を公認させるだけなら普通に有り得る選択肢だと言える。
本当にアストリア王子が行方不明なら、だが。
「戦略目標として南方の奪還は最優先じゃない。先に西境界周辺を制圧しておけば東部北方の帝国軍と分断出来るから、増援阻止の意味でも無い選択肢では無いさ。
……取り敢えず、婚約者の事は婚約者にお任せするのも一計だろうさ。」
使者達が切り捨てられたら一番困る理由。
それは使者『マリエル王女ご本人』一行である。
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泣きたい本音を押し殺して威厳を保ち、他の問題の方が優先順位は高いという方向で結論を先延ばして。
アレスは牢に捕らわれたマリエル王女との面会に向かう。
地下牢では縄に縛られ猿轡を噛まされたマリエル王女がアレスを睨む。
理由?捕縛しようとしたら自害しかけたからさ!
同行するのはヴェルーゼ第三皇女他数名。
彼女は今帝国の降将であり、事実上の帝国敗残兵の受け皿でもある解放軍の中枢メンバー兼アレスの非公式婚約者、兄公認だ。
色々あってイストリア攻略後にプロポーズしてお互いの立場が固まった後で結婚の約束を取り付けた、波打つ白髪と美貌の緋眼が魅了する絶世の美女である。
因みにゲーマにとってもかなりの有名人でキーキャラクター。
『浄化』という作中最重要スキルを持ち合わせており、彼女がある終盤イベント前に戦死するとハッピーエンドが消滅する程の重要人物だ。
ゲームでヒロインにならなかったのは立場がややこし過ぎた所為だとあったが、実際はこの世界の予知をゲーム化した際には存在しなかった可能性なのだろう。
そもそもアレスには関係ないが、兄は婚約者がいる。この世界は王限定での一夫多妻制であり、そもそも複数の妻を持つ事は好まれていなかった。
何でも聖王国を築いた英雄が複数の妻で散々苦労したため、我が子には正妻以外を拒める法律を制定したのが始まりだとされる。
正直マリエル王女も可愛い系の美少女容姿ではあるが、贔屓抜きでもヴェルーゼ皇女は別格感がある。兄の好みから外れているとも言い難い。
立場を公表しフードを用いなくなってからは、単に顔を出すだけで周囲の士気が上がる傾向すらある。
因みに自害を防いだのも彼女で、女性への尋問という事で同行して貰った。
ぶっちゃけ彼女とは未だ婚約なので、兄がフリーになって欲しくも無い。
「少し頭が冷えましたか?御使者殿。お話を聞いていただけるのであれば、改めて貴人としての対応も取れるのですが。」
仇の様な凶眼を向けるマリエル王女に、溜息を吐いてヴェルーぜが頬を叩く。
ひぅ、と小さく悲鳴を上げるアレスを無視し、マリエル王女の襟首を掴む。
「自国を滅ぼし、婚約者に唾を吐かれたいならこのまま恥を晒して自害なさい。
国の代表者の命の軽さは、あなたのプライドの低さです。」
瞳に涙を溜め、渋々と頷くマリエルの猿轡を、手早く取って後ろに下がる。
「あ、ハイ。それではお話をさせて頂きますが、あなたは何故ダモクレスと今まで連絡を取らなかった筈です。
何故急に国を動かしてまで我が国の玉座に興味を示されたので?」
何となく背筋を正して椅子に座るが、ブラフまで忘れた訳ではない。
君の御父上の野心が君に無いという証拠は無い!恋心だと証明出来るかな?
吾輩、性格の悪さは兄以上だと自負している。自負しているのだよ!
「な!私はダモクレスの玉座が欲しい訳ではありません!」
予想通り激烈な反応を示すが、という事はやはり大方の予想通り最低でも彼女は現状を把握していないようだ。
「そもそも手紙の遣り取りを避け続けたのは何故ですか?」
話が理解出来ず自説の主張を始めようとしたマリエル王女の出鼻を挫いて、ヴェルーゼ皇女が口を挟む。あれ?いや良いんだけど。
「い、いえ。避けたのではなく、年に一度は送りましたが。返事は無く。」
思わず顔を見合わせる。え?送ってた?年一回?
因みにアレスが船を手に入れた数年前からずっとハーネルとは年一回程度で交易を続けていた。送れない届かないは在り得ない。
「え?兄からは一度も届いていないと聞いております。
兄も毎年新年の挨拶に合わせて手紙を貴国に贈らせた筈ですし、貴国の挨拶の為の使者も毎年ではありませんがダモクレスに到着しております。
兄としては、出来れば手紙くらいは欲しいと漏らしていましたし。」
「……え?年始の挨拶?」
表情が変わる。言われてみれば変だと、彼女も思ったらしい。
え、まさか交易が続いていた事実しか彼女は知らない?
そういえばハーネルは交易に対して妙に消極的だったな。国としての船舶を有していないので、あの国は港もあまり発達していない。
本来は船を入手した時点で一度兄アストリアが訪問する案もあったが、折り合いが付かずお流れになっていた。え?まさか。
「ひょっとして個別に送りになって、届けられなかったと言われたとか?」
「え、ええ……。父は、陛下は公式の返事ではなく私信に価値があると……。」
おかしな話になって来たゾい。原作ではアストリア王子到着時にハーネル老王は心臓麻痺で死亡済み、マリエル王女を逃がして合流させるのが唯一のシーンだ。
「えっと。我が国では大型船を保有しておらず、年始の挨拶は隣国の船を借りられる時にしか出来なくて。私信は陸路ですが、費用は桁違いでして。」
「その事情を我が国に説明なされたか?
こう言っては何ですが、我が国は十年前は一隻でしたが徐々に増やし、今は大中合わせて十隻以上の帆船を揃えています。」
「「十隻以上?!」」
ヴェルーゼさん、あなたも驚愕するんですかい。まあ半分は去年購入したけど。
「はい。なので年始の挨拶であれば、我が国の使者に返礼として持たせる形で全く問題は無かったかと……。」
年始に間に合う形で出していると聞いていたが、毎年では無いのは北部と東部の間柄が理由だと聞いており、互いに重視はしていない関係と聞いている。
長女と嫡子の婚姻なのは、第二子の当てがハーネルにあると義父陛下から聞いていたのだが。あれ?そう言えばエンディングでハーネルどうなってた?
「いえ、それでも不自然でしょう?私信が公式の使者と一緒に届けられているのに当人が届いていないと言い張るのは無理があります。
私には姫の御父上が私信を握り潰していたと聞こえてきますが?」
「……。ち、父からは、個人的な伝言として身の上は心配されていると……。」
マリエル王女の顔色が本格的に青褪めて来た。
アレス達の言葉を疑っていないのは、彼女自身も元々不安や違和感は感じていたのだろう。だから今回の強引な話にも乗った?父は娘の為だと言って?
「いや、まあ兄の方には特に悪い印象は無かった筈ですが。
マリエル王女、ちょっと義勇軍視点では貴国詰んでいる認識有ります?」
首を全力で横に振るマリエル王女。
「えっと、ぶっちゃけダモクレス軍は公式に義勇軍の一軍であって、元々主力では無いんです。主力は連合諸侯軍の精鋭部隊です。
公式ダモクレス軍はグラットン将軍旗下で、精鋭扱いではありますが他の諸侯軍の一部ですね。立場的には全部横並びです。」
知ってたら彼女の言い分はおかしい。知っていても惚けたというのが義勇軍側の予想だったが、彼女だけ情報を制限、もしくは嘘を教えられていたとしたら。
「あくまで私アレスは代表者ですので発言権は別です。発言権は王族と国家代表の順で、各国の王族が規模問わず横並び。若干家格差がある同列です。
我が将軍は国家代表格ですので、国としての発言権は王族未満ですね。
諸王貴族をダモクレス配下扱いした貴国に周辺国が国境を開放する義理は無いので当分は交易封鎖、聖王国が勝利後は援軍義務拒否による盟約反故扱いかと。」
ここまでOK?無理でも続けます畳みかけます。
「例えば帝国が勝利した場合、義勇軍参加諸国は義勇軍敗北を根拠に無条件降伏が出来ます。個別降伏と違ってある程度は権利も保証せざるを得ないでしょう。
徹底的に叩こうとした場合、もう一度義勇軍が復活する恐れがありますしね。
ですが貴国は単独で帝国に抵抗し、義勇軍にも所属していない。
どう足掻いても風見鶏の印象が拭えませんし、義勇軍参加諸国への牽制も兼ねて降伏を無視して蹂躙が妥当かと。」
「元帝国第三皇女として同意しますわ。
少なくとも帝国皇帝を含め、帝国上層部は苛烈な対応を好む傾向があります。」
「第三皇女?!帝国の聖女ヴェルーゼ殿下ですか?!」
流石帝国第二位の有名人。驚愕が続くマリエル王女を無視して話を続けます。
「ダモクレスとしても発起人として義勇軍を否定する事は在り得ません。
義勇軍も実際に全軍を率いていた私なら兎も角、実績の無い若造に全権を譲るなど無いです。ダモクレスの国力は大国諸侯に並び立つ程では無いので。
つまり私が下りた場合、諸国王の誰かがトップです。」
アストリア王子に義勇軍を率いるに足る実績は無い。
だから困ってるんだよ。今更交代出来ないけど兄弟揃って戦場に立つのも養父王が戦死した時点で頓挫している。神剣資格者筆頭なのにホントどうしよ?
思い出すと再び胃が痛くなってくる。いや現状兄さんLV上げる機会無いの。
「婚約に関しても正直微妙です。
十年間碌に連絡もなかった相手が急に自分の立場を無視して王権に口を挟んだ訳ですから、兄とて昔の夢に浸れる状況ではないかと。」
「?!?!?!?」
「そもそもハーネルを聖王国寄りの国として認める根拠が薄いので、帝国側と見るべきと言うのが使者であるあなたを諸侯が切ろうとした理由です。
義勇軍にとってハーネルを味方にする利点がありませんので。」
顔面蒼白で遂に膝から崩れ落ち、マリエル王女は声も出ないご様子。
さっきから良い感じで追い打ちをかけるなヴェルーゼ様。実は内心怒ってる?
泣きそうな顔でそれでも何か口を開こうとしているのだが。これは思った以上に箱入りのお姫様だったのかも。
正直ゲーム時代の後半の主戦力だった印象が強かったけど、現状だと、うん。
「えっと。我が国としてはハーネル否定が兄の継承権放棄に繋がっても困るので、ダモクレス代表扱いで兄に義勇軍参加を促すしかないかもと思っています。
あなたの騎乗、空飛べますよね?私も手紙を添えますので、いっそあなたはこのままダモクレスに向かって兄に事情全部話してくれません?」
「は、はい!是非に!!」
王家全滅の危機を避けるために兄アストリアは国に残ったのだが、ハーネルに足を引っ張られた現状で実績皆無は流石に不味い。
自分の婚約者の問題なので、いっそ自分で解決して貰おう。
「お甘い事で。」
小さく溜息と共にヴェルーゼが呟く。やっぱり実は怒ってたよね?
※本日、20時に序章を投稿しております。未だ読まれていない方はそちらから読み進めて頂ければ幸いです。
マリエル王女、ダモクレス船による年始の挨拶の際は全て未出席でした。
ダモクレスとしては交易目的でハーネルに寄港する必要は無いので、挨拶の為にしか寄ってません。大体一日で出港してました。
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