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ジュワユーズの救国王子~転生王子の胃痛奇譚~  作者: 夕霧湖畔
第五部 帝国の暗部救出作戦
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92.第二十二章 ヨルムンガント討伐予定軍、結成!

 あまり削れなかった……(今回少々長めです)。

  ◇◆◇◆◇◆◇◆


「パパ、お仕事終わったの?」


「ははは、パパじゃ無いぞぉ?お兄様とお呼びなさい?

 お兄様くらいの御歳でパパ言われると、結構心が傷だらけになるからね?」


 聖都ジュワユーズ王城、白月城シャルルマーニュ。

 全ての部屋が整って無いからと王族区画のほぼ夫婦部屋の一室。

 公認どころか早めに手を出せと言わんばかりの待遇を受けているアレスは、鑑定結果五歳と離れていない一応孤児の少女リリスに抱き着かれて。

 満面の張り付いた笑顔で優しく受け止め、頭を丁寧に撫で回していた。


「え~、でもやっぱりパパって言った方がしっくり来るのに~。」


「はははははは、お兄様も若さは気になるって事さぁ。

 最近めっきり老け込んだ気がするからね!それにお兄様だって悪い距離感じゃあ無いぞぉ?そこのお兄様に聞いてごらん?」


「そうなのお兄ちゃん?」


 抱き付いたままの義妹が精神攻撃スゴイ。


「そうだね。もういっそ私の方が弟で良くないかな。」

「フハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!

 おやおやお兄様は御冗談がお上手ですなぁ?そんなんじゃもっと仕事押し付けてお兄様にお立場と(オン)年を思い出して頂きたくなってしまいますよぉ!」


「う、うん。ゴメンね、お兄様。」


「はっはっはっはっは、君は全く悪く無いよリリス。

 悪いのはあの、意地悪な俺達のお兄様だからね?あのズルいお兄様だからね?」


 困った様な顔のアストリアお兄様に、アレスを見上げるリリスが悪い事したかなという表情で体を離す。うぅん、貧しくは無い弾力が凄く罪悪感煽るぅ!

 お兄様は永遠無敵の紳士であるぞぉ!


「私達は一体何を見せられているんでしょうね。」


「あは、あはははは……。」


 呆れるしかないヴェルーゼ第三皇女が溜息を吐き、隣で座るミレイユ第三聖王女が微妙な笑顔で明言を避ける。

 ここ数日、この微妙な距離感がずっと続いていた。



 先ず第一に、『浄化』スキルで呪いを解いて眠りから目覚めた少女は予想通りに記憶を失っていた。精神年齢は概ね十歳と言ったところか。


 これは暗黒教団による人体実験の結果だと、アレスだけが知ってる。

 証拠に関しては彼女の素性が分かる、とある遺跡を訪れる必要がある。

 行かないという選択肢は存在していない。

 彼女は絶対に、アレスが保護せねばならない。


 これは推定で世界有数の錬金術師にして〔放浪の魔女〕シュトラルの実子疑惑があり、彼女から保護を頼まれただけではない。


 彼女の存在には、とある秘密があるのだ。



 彼女の称号は〔()()()()〕。


 皇帝ルシフェルの実験成功で不要になった、魔龍ヨルムンガント復活の際に用いられる器候補の一人である。そして現役の、最高の()()()()である。



 尚ゲーム中、彼女は闇魔法で操られてヴェルーゼ皇女が所持する【聖杖ユグドラシル】を強奪し、〔暗黒教皇〕アルハザードの下に逃走する。


 その際、瀕死のヴェルーゼ皇女を癒して『浄化』スキルで彼女の【呪い】を解く事が出来れば敗北条件が変更され、通常通りボスを倒してクリアになる。

 間に合わずアルハザードの下に辿り着くと、両者が【転移魔法(ワープ)】で撤退してそのままゲームオーバーとなる。

 大事な事なのでもう一度。


 アルハザードの下に辿り着くと、()()()()()()()となる。


……何ででしょうね?【聖杖ユグドラシル】を取り戻せないから?

 イベント一切発生せずに、画面に〔GAME OVER〕の文字だけが出るから理由が全然分からないよ。


 遺跡に向かわなきゃいけない理由は簡単だ。

 そこにある彼女専用アイテムを装備すれば、以後彼女が操られる事は無くなる。

 装備からは外せなくなるが、その価値はある超強力アイテムだ。


 その名を《四竜の冠》。

 四属性の『ドラゴンブレス』を相手の弱点に合わせて使用出来るという超絶強力アイテムである。勿論MP消費などという野暮なものは無い。

 ご想像通り、彼女は終盤メンバーの主力の一角だ。


 何せ『ドラゴンブレス』。発動こそ魔力確率だが防御無視攻撃だ。

 弓にも反撃が普通に届く。【奥義・封神剣】より射程が広いのだ。属性半減する敵は居るので上位互換とまで言わないが、弱点持ちには即死も当たり前にある。


 更にリリス自身も強い。特殊職アルケミストに最初から転職済みだ。

 彼女のスキルは『鉄心、心眼、反撃、魔障壁』。強スキルが大体揃ってる。


「しかし何故、リリスはこれ程あなたに懐いているのでしょう。」


「ああ、それは何となく見当が付くよ。

 彼女は《半竜の血統》と《魔人の資質》っていう二つの天稟を有しているんだ。

 俺の『竜気功』は本来竜族しか保有していない特殊スキルだからね。

 多分彼女の中の竜の血が、同族に近い親近感を与えているんじゃないかな。」


 《半竜の血統》は成長率を高める代わりに、劣化『竜気功』と呼ばれるダメージ半減効果がある。要はドラゴンブレスを半減しない点が違うのだが。


「だ、だからアレス様はダークドラゴンの『シャドウブレス』の直撃を受けても、あの程度の怪我で耐え切る事が出来たんですね……。」


 アレスの返事に目を丸くしたミレイユにまあねと頷き、改めて本題に戻す。


「とにかくリリスを遺跡に連れて行くためにも、彼女自身のLVアップは必要だ。

 この子の立場を保障するためにも、記憶が戻らない内はダモクレスの養女にするのが一番安全だよ。」


 リリスに母親かも知れない人に託されているという話は説明してある。

 多分記憶喪失を治すためにリリスを預けて行ったのだという事も。

 全てちゃんと、話が分かった上でのこの懐き様だ。しかもリリスは理解力こそ大人に匹敵するが、性知識が半端で実質子供止まりという点も判明した。

 王女二人には彼女の姉代わりになって面倒を見て貰っている。


「では漸く方針が決まったのですね?」


「ああ。我々は近々聖王国を立ち、砂漠の国シャラーム討伐に出兵する。」


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 如何に年内の遠征を急ぐと言えど、流石に準備は一月近い時間を必要とした。


 これは何も軍だけの問題ではない。

 帝国が全面撤退した事で行政の大半が機能停止に陥っており、これを聖王国関係者で穴埋めして再起動させる必要があった。


 徴税だって再開せねばならない。苦しいのはお互い様等と言ってられない。

 そもそも違法徴税を行っている集団を把握するためにも、今の財政を掌握し直す必要がある。正規相場での徴税を再開する事で、勝手な徴税を禁止するのだ。

 その為にも聖都陥落前の行政がどの程度機能しているかを確認し、更に軍俵の類を正規価格で購入する。不正を取り締まる。

 これにより地方にも安定して金を落とす体制を整える。未だ最低限未満。


……スゴク、面倒でしょう?


 やるべき事は山程あり、後をパトリック第三聖王子に任せる支度も必要だ。

 信頼出来る側近を揃え、互いの連絡を密にする準備を整える。

 書類整理に限らず現地との連絡や通達、時には徴兵等にもアレスは聖王国全土を隈なく奔走する羽目になった。


 愛天馬名マハラジャ。性格は生真面目で労われば多少の酷使も許してくれる。

 ペガサス隊を指揮出来る指揮官は、聖王国にも多くは無い。


 アレス王子は大体何でも代理が出来るので、一人いると本当に便利だった。


「おいミレイユ、ホントに絶対逃すなよ。」


 船上の人となったリシャール殿下は、船上でも書類仕事を熟している仕事振りについ隣の妹に本音を零す。


「お兄様?アレス様はダモクレスの王子であって、ジュワユーズの仕事を手伝っているのはあくまで臨時の話ですよ?

 あれらは本来全てお兄様のお仕事ですよ?」


「分かっている。分かっているからこそ、な。」


 正直何から手を付けて良いか分からないくらいだったが、瞬く間に優先順位順で整理され、後回しに出来る部分と聖戦軍が対応出来る部分が区別された。

 あの集められた仕事の山積みによる絶望感の後、凄まじい程の処理速度を目の当たりにすると、光り輝く希望の星にしか見えなくなる。


 他国連合である聖戦軍に、分担出来る仕事を躊躇無く振れる手際も素晴らしい。


 だがアレス王子の胃潰瘍の音を聞くと、心配したくなる気持ちも凄く分かる。

 でも少しだけあの仕事の鬼振りを見て、納得してしまう自分も居るのだ。



『今回我々は二部隊に分け、片やダモクレスを中心とした精鋭武将部隊と物量重視の諸国連合軍で編成したいと思います。

 その上でシャラーム王国攻めは全て、リシャール殿下主導の下で行って頂く。』


『それは一体どういう意味だ?』


 リシャールは先程船内で行われた軍議を思い出す。


『理由は幾つかありますが、一つは魔龍ヨルムンガントを討伐する際に兵を用いるのは余りに被害が大きく、その一方で対費用効果が薄過ぎます。

 魔龍ヨルムンガント討伐を行う最精鋭の武将達を、今の内に選出して鍛え上げておきたいというのが別動隊側の意義です。』


「で、では諸国連合軍の意義とは?!」


「精鋭部隊が突入するための露払い。

 主力は禁呪を用いた帝国軍でしょうが、目標はダークドラゴンが部隊単位で出陣した際にこれを討伐、足止めが出来る部隊。

 こちらをリシャール殿下に率いて頂こうと思います。」


 アレス王子は一同の動揺も意に介さず話を進める。


「り、リシャール殿下を総大将に据えるのでは無かったのか!」


「それは最前線に出よという意味ではありません。

 全体の指揮を執るのであれば、最前線の斬首戦術を決行する部隊に殿下を含める必要は無い。

 総大将が率いる軍が勝つ、それこそがリシャール殿下の戦功となる。

 そのために。」


 区切られた言葉に、自然と全員が口籠り息を呑む。


「話を戻しましょう。

 そもそも今回のシャラーム攻めは、我々の方が圧倒的に数も多く質に優位。帝国戦線では珍しい程に有利な条件で戦える戦場です。

 故に。殿下には聖戦軍が私アレスのいない戦場でも勝てる軍であると、是非とも証明して頂きたい!

 聖王国復権のために、戦後私が居た戦場でだけ勝てた等と言う中傷の余地を、今の内に潰してしまいたいのです。」


「「「っ!?」」」


「無論仮にも相手は一国、絶対に勝てる相手だとは申しません。

 何より聖王国内で率いていた頃と違い、此度は連合王国軍。勝手も違います。

 ですがこれは、殿下が聖王を名乗るためには何処かで乗り越えなければならない試練だと思っています。」


 如何でしょうかと、視線で問う。

 これは事前に打ち合わせていなかった部分だ。

 何故今なのかと、諸侯達は不満を態度に出しながら殿下の様子を伺うが。


「……それで。肝心なところが未だ聞かせて貰っていないな。

 君はその精鋭部隊を率いて、どのような敵と戦う心算なのかな?」


 どうやらリシャール殿下は察したらしい。

 何故船上で、予定に無い方針を打ち出す必要があったのか。


「暗黒教団の拠点の制圧と調査に向かいたいと思っています。」


「……成る程。何処を狙っているかをギリギリまで伏せたかったのか。」


 溜息と共に正解を口にする。それはすなわち。


「ど、どういう事です!このような事は、事前に軍議で話し合って貰わねば!」


「紛れ込んでいるという事か、暗黒教団の密偵が。」


「「「っ?!」」」


「流石に今回は防ぎ切れないでしょう。

 中枢はともかく、末端の兵士には確実に紛れていると思って良い。

 精鋭部隊の方針は、ギリギリまで隠しておきたかった。」


 さて。ぶっつけ本番、脚本の無い芝居だったが果たして。


「良いだろう、別動隊の編成を許可する。

 だが武将達を集めるというのなら、当人達の同意が必要だ。

 それと輸送部隊の方だが。」


『我が義兄アストリア王子を殿下の副官として就いて貰う手筈になっております。

 偵察情報に関して不自由させる事は無いかと。』



 アレス王子の提案にはいつも反論の余地が無い。何より間違いなく聖王国の為になっているのだ、迂闊に反発して良い訳が無い。

 だからこそ自分はアレス王子が最大限力を発揮出来る場を用意すべきで、アレス王子の影に隠れてしまうのは仕方の無い事だと思い始めていたのだが。


「次期聖王としては、それでは足りん、か。

 アレス王子の上に立つというのは、本当に手厳しいな……。」


 大国の王ではなく、聖王ならば。アレス王子の言い分は正しい。

 アレス王子が居なくなったら統治出来ない、等と思われても。

 彼より与しやすいと思われても駄目なのだ。


「戦後は田舎に隠居、か。あれは間違いなく本心だな。」


 彼が居なくなったら荒れる様な平和が、本当の平和である筈も無い。


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 揺れる船の中でミス一つ無く書類整理が出来るというのは、立派な特技だ。


 定額販売のデメリットは産地の質を問わない点で、復興支援と言う意味では適切でも長期努力という点では欠点となる。


 だが戦時価格を釣り上げるという線も、価格を下げる余裕も無い。

 アレスはこの問題に対し、便乗商会を輸送に利用しブランド価値を導入する事で余分な金銭を消費してでも欲しい商品を、聖戦軍を通して宣伝する事で対応した。

 所謂大富豪商法である。


 無論輸送隊を利用しての遠方交易は、聖戦軍諸侯であればどの国でも利用出来るので、理論上は誰もがアレス王子の真似が出来る。


 だが船舶の輸送費が保障され、一流商品を開発済みのダモクレスと違い、他国が利用した場合はどうしても下位互換に成らざるを得ないのが実情だ。

 結果的にこの商法は、あまり聖戦軍では普及していない。


 だからダモクレス王国の一人勝ちが生じてしまうのだが。

 現状ではダモクレスが多大な出費で聖戦軍に貢献する事で、通貨の偏りや流通の活性化は問題無く機能してしまっている。

 まさに戦後が心配な状態だ。


 自国経済の差配を船上に可能な限り持ち越したアレスは今必死で、兄と協力して未処理資料を片付けている。

 二人に船上で寝られない繊細さなど許されない。

 そもそも眠る時間を作る事が難しい。


「さっきの軍議といい、随分強気に出たけど大丈夫なのかい?

 君と聖王家の距離が近いからこそ、アレス。君のやり方は許されている。」


「止むを得ないさ。実際今迄は耐え忍ぶだけで良かったけど今後は違う。

 リシャール殿下は趨勢の好転を待つ側ではなく、有利な趨勢を作り出す側の人間になって貰わなければならない。」


 手は止めず、視線も上げずに二人は話し続ける。


「今後は別働を理由に、リシャール殿下へ各地の情勢を全て報告する。

 今後はダモクレスが収集した情報全てを共有して構わない。ダモクレス領以外は全て提出する気でいてくれ。

 結果的に帝国の情報は後回し。仔細は出し渋る事になるが、その辺は一度に対応し切れないだろう?止むを得ない話さ。」


「スパルタだなあ。刺激が強過ぎると思うけどね。

 自分達が調べられない情報を山と突き付けられたら、普通は危険視されると思うけどねぇ。」


 二人の表情はさして変わらない。既定の路線を話し合っているが如く。平然と。


「焦らせろって言ったのさ。遠慮は要らない。

 俺達の代は良くても、子供達の代に俺達が影響力を持ち過ぎるのは危険だ。

 聖王家にはダモクレス並の密偵網を持てるポテンシャルが、元々ある筈なんだ。

 聖戦軍が機能している段階での諜報部隊の再生と、戦後の聖王国単独による再編では周囲の警戒度が桁違いだ。

 聖王家には今の内に、新しい骨組みを再構築して貰わないとな。」


 ダモクレスの安寧には、ダモクレスの重しに成れる聖王家こそが必要だ。


「何、どうせ親戚だ。今の内に情報共有して距離感を縮めるのは悪く無い。

 それに兄さんだって必要だろう?次期ハーネル王としての実績が。

 兄さんがダモクレスの情報網を十全に使えるのは、今だけだ。」


「悪いやり方だね。選択の余地の無い、とっても悪いやり方だ。」


 軽口の様に、笑顔のままで。

 極々当たり前の会話として聖王家を追い詰める話を平然と宣う。

 だがこれは聖王家の利益になる、間違いなく忠臣の会話だ。


「良く言う。兄さんだって今考えただろう?

 情報共有と密偵網の構築手段を教える為に、この書類の処理に聖王家の手を借りられるって。」


 黒い笑顔が、二つ嗤う。


「「ふ。ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。」」


 カリカリカリカリ、カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ。

 帝国の情報を出し渋る理由は「国中枢が禁呪で超強化してるから未だ勝てない」からです。


「勝てる戦力が揃うまで次期聖王を危険に晒すな!」の流れから主戦力の温存。

 アレス戦死すれば「今は耐え忍ぶ時!」からの三神具持ち去り失踪コンボまで目に見えるし……。




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